文字起こしの納品形式について
文字起こしは、同じ内容でも納品形式によって使いやすさが変わります。
あとから編集したいのか、表で確認したいのか、字幕として使いたいのかによって、向いている形式が違います。
迷う場合は、まず用途を教えてください。
こちらで使いやすい形式をご提案します。
Word
Word は、文字起こし原稿として一番扱いやすい形式です。
会議、インタビュー、対談、講演などを文章として読みたい場合に向いています。
見出しを付けたり、不要な部分を削ったり、コメントを入れたりしやすいので、あとから人が編集する前提の原稿に向いています。
議事録、記事化、社内共有、提出用の原稿として使う場合は、基本的に Word がおすすめです。
納品イメージ:
001 [00:00:01] 山田
えー、おはようございます。
002 [00:00:03] 山田
えっとですね、〇〇の話からスタートしますけれども、
行番号、発言時刻、話者名、本文を発言ごとに並べます。
Excel
Excel は、発言ごとに整理して確認したい場合に向いています。
たとえば、発言者、発言内容、開始時刻、終了時刻などを列に分けて管理できます。
複数人の会話を確認したい場合や、あとから特定の発言だけを探したい場合に便利です。
会議録、インタビュー調査、チェック作業、字幕作成前の整理など、一覧で確認したい用途に向いています。
納品イメージ:
1行ごとに発言を分けるため、話者別に絞り込んだり、特定の時刻を確認したりしやすい形式です。
CSV
CSV は、Excel や他のツールに読み込ませやすいシンプルな形式です。
見た目を整えるための形式ではありませんが、データとして扱いやすいのが特徴です。
スプレッドシート、データベース、字幕作成ツール、分析ツールなどに取り込みたい場合に向いています。
人がそのまま読む原稿というより、あとから別のツールで加工するための形式です。
納品イメージ:
line_no,start_time,end_time,speaker,text
001,00:00:01,00:00:03,山田,えー、おはようございます。
002,00:00:03,00:00:08,山田,えっとですね、〇〇の話からスタートしますけれども、
内容は Excel と近いですが、見た目の装飾がない分、他のツールに渡しやすい形式です。
txt
txt は、装飾のないプレーンなテキスト形式です。
文字だけをシンプルに受け取りたい場合に向いています。
ファイルが軽く、どの環境でも開きやすいので、まず内容だけ確認したい場合や、別のアプリに貼り付けて使いたい場合に便利です。
ただし、見出しや表のような見た目の整理には向きません。
読みやすい原稿として残したい場合は Word、表で管理したい場合は Excel のほうがおすすめです。
納品イメージ:
001 [00:00:01] 山田
えー、おはようございます。
002 [00:00:03] 山田
えっとですね、〇〇の話からスタートしますけれども、
Word に近い並びを、装飾なしのテキストで受け取れます。
SRT
SRT は、動画字幕用の形式です。
字幕の表示開始時刻、終了時刻、字幕テキストをセットで記録します。
YouTube などの動画に字幕を入れたい場合や、動画編集ソフトで字幕を扱いたい場合に向いています。
通常の文章として読むには少し見づらい形式ですが、動画に合わせて表示する用途では便利です。
動画字幕として使う場合は SRT、原稿として読みたい場合は Word や txt をおすすめします。
納品イメージ:
1
00:00:01,000 --> 00:00:03,000
山田: えー、おはようございます。
2
00:00:03,000 --> 00:00:08,000
山田: えっとですね、〇〇の話からスタートしますけれども、
字幕番号、表示開始時刻、表示終了時刻、字幕テキストをセットで納品します。
Markdown
Markdown は、見出しや強調をテキストで表せる形式です。
ブログ記事、メモアプリ、GitHub、Notion などで扱いやすく、Word より軽い読み物形式がほしい場合に向いています。
納品イメージ:
### 001 [00:00:01]
**山田**
えー、おはようございます。
### 002 [00:00:03]
**山田**
えっとですね、〇〇の話からスタートしますけれども、
Markdown に慣れている方や、あとから記事・ドキュメントへ貼り込みたい方に便利です。
迷ったときの選び方
文章として読みたい場合は Word。
発言者や時刻を表で確認したい場合は Excel。
他のツールで加工したい場合は CSV。
文字だけを軽く受け取りたい場合は txt。
動画字幕に使いたい場合は SRT。
Markdown に慣れていて、軽いドキュメントとして扱いたい場合は Markdown。
どの形式がよいか分からない場合は、用途に合わせてこちらで提案します。