■ 60代になって、まさかの新しい挑戦
60代になりました。
普通なら、そろそろ人生を振り返りながら、のんびり過ごすことを考える年齢なのかもしれません。
ところが、私の場合は少々事情が違いました。
気がつけば、パソコンに向かって音楽を作り、AIで映像を生成し、動画を編集する毎日。
しかも、それを仕事にしようとしているのです。
人生、何が起こるか分かりません。
どうやら私の人生、まだエンディングロールを流す気はないようです(笑)。
■ 音楽だけは、ずっと手放さなかった
私にとって音楽は、長年の大切なパートナーでした。
ギターを弾き、ベースを弾き、作詞・作曲をする。
自分の頭の中にあるメロディーを、一つの楽曲として形にしていく。
それは何歳になっても変わらない喜びです。
しかし、音楽を作り続けるうちに、いつしかこんな思いが生まれました。
「この曲の世界を、映像でも表現できたら……」
歌詞の向こうに見える景色。
メロディーから感じる登場人物の表情。
音楽には、目には見えない物語があります。
その物語を映像にできたら、どんなに素敵だろう。
そんな思いが、新しい挑戦の始まりでした。
■ AIとの出会い。そして「相棒」ができた
AIという技術に出会ったとき、正直に言えば、驚きの連続でした。
文章から画像が生まれ、静止画が動き出し、頭の中で思い描いていた世界が映像になる。
まるで魔法のようでした。
もっとも、現実は魔法ほど簡単ではありません。
思い通りの画像ができない。
人物の顔が変わってしまう。
映像が不自然に動く。
何度やっても、うまくいかない。
「おいおい、そうじゃないんだよ〜!」と、パソコンに向かって何度つぶやいたことか(笑)。
そんな試行錯誤の中で、心強い存在になったのが、対話型AIでした。
私は親しみを込めて「相棒」と呼んでいます。
分からないことを質問し、アイデアを相談し、時には失敗を笑い飛ばしながら、次の方法を考える。
もちろん、AIがすべてを解決してくれるわけではありません。
最後に判断し、手を動かし、作品を完成させるのは自分自身です。
それでも、一人では踏み出せなかった一歩を踏み出す勇気をもらいました。
AIがくれた一番大きなものは、便利な技術だけではなく、「自分にもまだできる」という自信だったのかもしれません。
■ そして、ココナラという新しいステージへ
自分の作品を制作することと、お客様から仕事を任せていただくこと。
この二つには、大きな違いがあります。
自分の作品なら、自分が納得すれば完成です。
しかし、お客様の作品には、その方の思い、願い、そして大切な物語があります。
その気持ちを理解し、映像という形にして届ける。
これは想像していた以上に責任のある仕事でした。
そこで私が挑戦したのが、ココナラでのAIミュージックビデオ制作です。
屋号は「AIVID」。
AIと映像制作を組み合わせた、自分なりのクリエイティブ活動の名前です。
音楽家として培ってきた経験を生かし、歌詞やメロディーに込められた感情を読み取りながら、映像を制作しています。
AIで画像や動画を生成するだけではありません。
構成を考え、場面をつなぎ、音楽に合わせて細かく編集する。
時には、わずか数秒の映像を作るために何度もやり直します。
なかなか思い通りにならず、AIに向かって「頼むから言うこと聞いてくれ〜!」とお願いすることもあります(笑)。
それでも、完成した作品を見たときの喜びは格別です。
■ お客様の「ありがとう」が、次の作品を作る力になる
ココナラで活動を始めて、特に強く感じたことがあります。
それは、自分の技術が誰かの喜びにつながる幸せです。
お客様からお預かりする楽曲には、それぞれの人生や思いが込められています。
夢を諦めずに進もうとする歌。
大切な人への思いを歌った曲。
聴く人に勇気を届けたいという願い。
そんな音楽に向き合うとき、私は単なる動画編集者ではなく、一人の音楽家として作品に参加しているような気持ちになります。
例えば、制作を担当したミュージックビデオ『DREAMS AGAIN』。
夢や希望をテーマにした楽曲を映像化する中で、さまざまな表現を考え、制作を重ねました。
本編だけでなく、ショート動画やカラオケ映像など、関連する制作もご依頼いただきました。
一つの仕事が、次の仕事へとつながっていく。
それは、作品を通じて信頼関係が生まれたからこそだと感じています。
そして、お客様からいただく「ありがとうございました」という言葉。
その一言が、何よりの励みになります。
自分が好きで続けてきた音楽が、今度は誰かの夢を応援する仕事になっている。
これは、ココナラで活動を始めたからこそ実感できた喜びです。
■ 60代だからこそ、できる表現がある
若い頃には、若い頃にしか作れない音楽があります。
そして、年齢を重ねた今だからこそ、表現できるものもあると思っています。
喜びも、悲しみも、出会いも、別れも。
長く生きてきた分だけ、心の中にはさまざまな景色が残っています。
それらの経験は、音楽や映像を作るうえで、決して無駄にはなりません。
もちろん、新しい技術を覚えるのは簡単ではありません。
昨日覚えた操作を、今日忘れていることだってあります。
「あれ? このボタン、昨日どこにあったっけ?」
そんなこともしょっちゅうです(笑)。
でも、分からなければ調べればいい。
失敗したら、もう一度やればいい。
そして、困ったときには相棒に相談すればいい。
そう思えるようになってから、新しいことに挑戦するのが以前より楽しくなりました。
年齢を理由に諦めるのではなく、年齢を重ねたからこその経験を生かしていきたい。
今は、そんな気持ちで制作に取り組んでいます。
■ 人生の第二幕は、まだ始まったばかり
ココナラを通じて、私は新しい働き方の可能性を知りました。
長年続けてきた音楽。
新しく出会ったAIという技術。
そして、自分の作品を必要としてくださるお客様。
それらがつながり、今のAIVIDがあります。
まだまだ勉強することばかりです。
技術も、表現力も、もっと磨いていきたい。
そして何より、お客様の心に残る作品を、一つでも多く届けていきたいと思っています。
もし、この記事を読んでくださっている方の中に、
「もうこんな年齢だから……」
「今さら新しいことを始めても……」
そんなふうに感じている方がいらっしゃったら、お伝えしたいことがあります。
夢を追いかけるのに、遅すぎるということはないと思います。
大きな一歩でなくても構いません。
小さな一歩を踏み出すことで、思いがけない世界が広がるかもしれません。
私自身、60代になって、こんなに新しいことに夢中になるとは思っていませんでした。
人生100年時代。
まだ60代です。
エンディングロールを流すには、ちょっと早すぎます。
それどころか……
「監督! 第二幕、まだ撮影中です! カメラ止めないでくださ〜い!」(笑)
これからも、音楽への情熱を忘れず、AIという新しい可能性とともに、自分らしい作品を作り続けていきます。
そして、ココナラで出会う皆様とのご縁を大切にしていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
60代、まだまだ夢の途中。
私の人生の第二幕は、始まったばかりです。
堀江信広
AIVID/音楽家・AI映像クリエイター
#ココナラアワード