婚活をしていると、必ず言われることがあります。
「もう少し視野を広げたら?」
「選り好みしすぎじゃない?」
「高望みは禁物だよ」
—そういった言葉です。
そのたびに、私は心の中で反論していました。
私は選り好みしているわけじゃない。
誰でもいいわけじゃないだけだ、と。
でも、周囲の言葉に揺らぐこともありました。
「もしかして私が高望みしているんじゃないか…」
そう思い悩んだ時期も長くありました。
婚活中の人って、みんなそうなんです。
表面上は前向きに見えても、内心では葛藤し、悩み、自問自答を繰り返している。
決して自分勝手なわけじゃなくて、必死に向き合っているんです。
この記事は、「高望み」と言われて落ち込んだことがある、自分の気持ちがよくわからなくなってしまった、そんなあなたへ向けて書きました。
「誰でもいいわけじゃない」は当たり前の感覚
婚活を始めた最初の頃、私は本当に悩みました。
お見合いの相手を紹介されるたびに、
「この人でいいのか、それともお断りすべきか」
という判断に迫られるからです。
条件だけで言えば、申し分ない相手もいました。
年収も職業も学歴も、親が喜びそうなスペックばかり。
なのに、どうしても心が動かない。
話していても楽しくないし、一緒にいても安心できない。
その度に、友人から、
「もったいない」
「そんなに完璧な人はいない」
と言われました。
「でも…好きになれない人と一生はいられません」
そう言った時、友人は黙ってしまいました。
今では確信しています。
「誰でもいいわけじゃない」
というのは、選り好みではなくて、人間として当然の感覚です。
恋愛感情があるなしは、理屈じゃなくて感覚です。
コントロールできないものだからこそ、それを無視して結婚に踏み切ることはできないんです。
「苦労が見える人」と結婚することの重さ
婚活をしていると、もう一つ直面する現実があります。
相手の人生に隠された苦労が見えてしまうこと。
借金癖がありそうだな
親の介護問題があるんじゃないか
前の婚約者との関係がこじれているのか
…そういった、表面には出ていない重い背景が、会話の端々から感じられることがあります。
そういう相手と結婚することは、覚悟が必要です。
並大抵の忍耐では乗り越えられない問題が、待ち受けているかもしれません。
だから、そういった相手を見分けて、
「この人とは一緒には生きていけない」
と決断することは、相手を傷つけないための優しさでもあるんです。
苦労が見える相手と結婚するなら、ひとりのほうがいい。
そう判断することは、自分勝手ではなくて、誠実な決断だと思います。
婚活中の人は、みんな戦ってる
婚活カウンセラーとして、多くの人の相談を受けてきました。
「選り好みしてしまう自分は悪い人間なんじゃないか」
「もっと妥協するべきなのか」
「でも、心が動かない…」
こうした葛藤を抱えながら、必死に相手を探し、何度も傷つきながらも立ち上がっている。
それが婚活をしている人の実態です。
周囲から「選り好みしすぎ」と言われる人も、実は心の中では常に問い直しているんです。
自分の気持ちが正しいのか、それとも親や周囲の声に耳を傾けるべきか。
その過程で、何度も自分を否定したり、怒ったり、落ち込んだりしています。
だから、私はこう言いたい。
「婚活している人は、みんな自分勝手なんかじゃない。必死に悩み、葛藤しながら、相手を選んでいるんです」
その苦しみを、周囲が選り好みと片付けてしまうのは、あまりに無責任だと思う。
もし今、あなたが高望みしてると言われて落ち込んでいるなら、その感覚を大事にしてください。
好きになれない人とは、結婚できない。
それは当たり前の真実です。
そしてその真実に向き合い続けることが、本当の婚活なんです。
選り好みは自分にも相手にも誠実な証
選り好みと言われるのは、つらいことです。
でも、あなたが相手を選ぶ基準は、決して浅いものじゃない。
相手と一生を共にできるかどうか、その人の背景や人間性まで含めて、真摯に向き合っている証だと思います。
婚活中の葛藤や迷いは、自分勝手さではなくて、相手と自分に向き合う誠実さなんです。
その葛藤を一人で抱え込むのではなく、誰かに話したい、判断を手伝ってほしいというときは、ぜひ相談してみてください。
あなたの気持ちを整理する手助けができればと思います!