今回は、いつもの色彩についての解説とは少し趣向を変えて、色彩検定3級・2級のミニ問題集に挑戦します!
色彩検定の勉強では、内容を読んで覚えるだけでなく、実際に問題を解いて「思い出す」ことも大切です。
今回は3級レベルから5問、2級レベルから5問の全10問。
まずは答えを見ずに挑戦してみましょう!
【3級】第1問 色の三属性
色の三属性として正しい組み合わせは、次のうちどれでしょう?
① 色相・明度・彩度
② 色相・彩度・純度
③ 明度・彩度・輝度
④ 色相・明度・反射率
正解:① 色相・明度・彩度
色の三属性とは、色相・明度・彩度の3つです。
色相:赤・黄・緑・青などの色みの違い
明度:色の明るさ
彩度:色の鮮やかさ
色彩を理解するうえで基本となる3つの要素なので、しっかり覚えておきたいポイントです。
【3級】第2問 補色
色相環で、ある色の反対側に位置する色を何というでしょう?
① 類似色
② 補色
③ 同一色
④ 中間色
正解:② 補色
色相環で反対側に位置する色同士を補色といいます。
補色関係にある色を隣り合わせると、お互いの色がより鮮やかに感じられることがあります。
これを補色対比といいます。
【3級】第3問 加法混色
光の三原色の組み合わせとして正しいものはどれでしょう?
① 赤・黄・青
② シアン・マゼンタ・イエロー
③ 赤・緑・青
④ 赤・白・黒
正解:③ 赤・緑・青
光の三原色は、
R(Red:赤)
G(Green:緑)
B(Blue:青)
の3色です。
光を混ぜるほど明るくなり、3色を適切な割合で混ぜると白色光になります。
このような混色を加法混色といいます。
一方、印刷などで使われるシアン・マゼンタ・イエローを基本とする混色は減法混色です。
【3級】第4問 暖色と寒色
一般的に「暖かい印象」を与えやすい色はどれでしょう?
① 青
② 青緑
③ 赤
④ 青紫
正解:③ 赤
赤・橙・黄などは、暖かさを感じやすいため暖色と呼ばれます。
反対に青や青緑などは、冷たさを感じやすい寒色です。
色を見ることで実際の温度が変わるわけではありませんが、色は人間の心理的な温度感にも影響を与えます。
【3級】第5問 膨張色と収縮色
同じ大きさの図形を比較した場合、一般的により大きく見えやすいのはどちらでしょう?
① 高明度の色
② 低明度の色
③ どちらも必ず同じ
④ 彩度だけで決まる
正解:① 高明度の色
白などの明るい色は、実際よりも大きく広がって見えやすい傾向があります。
このような色を膨張色といいます。
反対に黒などの暗い色は小さく引き締まって見えやすく、収縮色と呼ばれます。
ここから色彩検定2級レベル!
ここからは少し難易度を上げて、2級レベルの問題に挑戦します。
【2級】第6問 色の見え方
明るい場所から暗い場所へ移ったとき、時間が経つにつれて暗い環境でも物が見えるようになっていく現象を何というでしょう?
① 明順応
② 暗順応
③ 色順応
④ 恒常性
正解:② 暗順応
明るい場所から暗い場所へ移動したあと、徐々に暗い場所でも見えるようになることを暗順応といいます。
反対に、暗い場所から明るい場所へ移動したときに目が適応していくことを明順応といいます。
「どちらの環境に目が順応するのか」を考えると覚えやすくなります。
【2級】第7問 演色性
照明によって物体の色がどの程度自然に見えるかという性質を何というでしょう?
① 色温度
② 照度
③ 演色性
④ 明度
正解:③ 演色性
照明によって物体の色の見え方が変化します。
その光源のもとで物体の色がどのように見えるかに関する性質を演色性といいます。
演色性を評価する指標として、平均演色評価数 Raなどが使われます。
ここで混同しやすいのが「色温度」です。
色温度は光の色を表すもので、単位には**K(ケルビン)**が使われます。
【2級】第8問 同時対比
灰色の紙を黒い背景の上と白い背景の上に置いた場合、同じ灰色でも見え方が異なりました。
このように周囲の色の影響によって色の見え方が変化する現象として最も適切なのはどれでしょう?
① 同時対比
② 残像
③ 色順応
④ 暗順応
正解:① 同時対比
ある色が、その周囲にある色の影響を受けて違って見える現象を同時対比といいます。
例えば同じ灰色でも、黒い背景の上ではより明るく、白い背景の上ではより暗く感じることがあります。
これは明度対比の代表的な例でもあります。
Webデザインでも背景色によって文字やボタンの色の見え方が変化するため、実際の制作にも関係する現象です。
【2級】第9問 プルキンエ現象
明るい場所から暗い場所になるにつれて、赤よりも青系の色が相対的に明るく見えるようになる現象を何というでしょう?
① ベゾルト・ブリュッケ現象
② プルキンエ現象
③ 面積効果
④ ハント効果
正解:② プルキンエ現象
暗くなるにつれて、長波長側の赤よりも短波長側の青系の色が相対的に明るく感じられるようになる現象をプルキンエ現象といいます。
明るい場所では主に錐体が働き、暗い場所では桿体の働きが重要になります。
「暗くなると青系が相対的に明るく見える」
という特徴をセットで覚えておくと分かりやすいです。
【2級】第10問 PCCSのトーン
PCCSにおいて、色の明度と彩度を組み合わせた色調のことを何というでしょう?
① 色相
② トーン
③ 補色
④ 色域
正解:② トーン
PCCSでは、**明度と彩度を複合した概念をトーン(色調)**といいます。
例えば、
vivid(v)
bright(b)
strong(s)
pale(p)
light(lt)
dull(d)
dark(dk)
などがあります。
同じ色相でもトーンが変わると、「明るい」「落ち着いた」「鮮やか」「やわらかい」など、色から受ける印象が大きく変化します。
何問正解できましたか?
今回は、色彩検定3級・2級の内容から10問出題しました。
10問正解:かなり理解できています!
7〜9問正解:あと少し!間違えたところを復習
4〜6問正解:苦手な分野を確認してみよう
0〜3問正解:基本用語からもう一度復習!
問題を解いてみると、「知っているつもりだったけれど、選択肢になると迷ってしまう」という部分が見つかります。
間違えた問題こそ、自分の苦手なポイントを見つけるチャンス。
私自身も色彩検定の勉強をしながら、これからも少しずつ知識を身につけていきたいと思います。