同じ場所に並んでいる色なのに、
「こっちの色は手前に見える」
「こっちの色は少し奥に見える」
と感じることがあります。
実は色には、実際の位置が同じでも近くに感じたり、遠くに感じたりする性質があります。
今回は、色彩検定でも登場する「進出色」と「後退色」についてまとめてみます。
進出色と後退色とは?
実際よりも手前に飛び出して見えやすい色を「進出色」、反対に奥に下がって見えやすい色を「後退色」といいます。
一般的には、
赤・オレンジ・黄色などの暖色系 → 進出して見えやすい
青・青緑などの寒色系 → 後退して見えやすい
という特徴があります。
同じ大きさ・同じ位置に配置しても、色によって距離感が変わって感じられるのが面白いところです。
なぜ色によって距離が違って見える?
進出・後退の見え方には、色相だけでなく明度なども関係します。
そのため、
「赤なら必ず進出色」
「青なら必ず後退色」
と単純に決まるわけではありません。
背景との組み合わせなどによっても見え方が変化します。
色は単体ではなく、周りの色との関係によって印象が変わるということですね。
どんなところで使われている?
進出色・後退色の性質は、さまざまなデザインに活用できます。
例えばWebデザインなら、目立たせたいボタンや重要な部分に進出して見えやすい色を使うことで、視線を集める効果が期待できます。
反対に、背景などには後退して見えやすい色を使うことで、メインの要素を引き立てることもできます。
インテリアや広告、パッケージなどでも応用できる考え方です。
まとめ
色には、実際の位置が同じでも、
手前に見えやすい「進出色」
奥に見えやすい「後退色」
があります。
暖色・寒色という色の印象だけでなく、距離感まで変えてしまう色の力。
普段見ている広告やWebサイトでも、
「なぜこの部分が手前に見えるんだろう?」
と意識してみると、色の使われ方を見るのがさらに面白くなりそうですね😊