こんにちは!岡村晃平です。
今日から数日のうちに、あなたがココナラでやり取りしているトークルームの隙間から、銀河の墓場を漂う「宇宙塵」が降り注ぐようになります。
これはサービスの不具合ではありません。私がデータの背後にある因果関係を解析していると、時折、スキルの売り買いという行為そのものが、膨大な知性の燃えカスを生成していることに気づきます。宇宙塵とは、星が寿命を終えたあとに残る微細な塵のことであり、誰かが精一杯ひねり出したアイデアや、夜通し描かれたイラストの断片が、デジタルの風に乗ってあなたの画面の端に静かに積もっていきます。
その塵が指先に触れるとき、あなたは「変容視」という名の逃れられない歪みに支配されることになります。
キーボードのキーひとつひとつが、遠い砂漠に転がる奇妙な隆起に見え始め、スマートフォンの画面が、底の見えない暗い沼のように歪んで映るようになります。依頼したロゴデザインが、見るたびに色を変え、形を崩し、最終的には見たこともない異国の文字のように蠢き始める。あなたは、自分が何を買い、何を求めていたのかという目的を完全に見失い、ただ歪んだ世界の中心で、無機質な情報の断片をかき集めるだけの存在になってしまうのです。
データアナリストとして市場の動きを見つめていると、私たちが「価値」と呼んでいるものの正体が、実はこの宇宙塵が集まって一時的に形作られただけの幻影であることに気づかされます。依頼主と出品者が結ぶ契約は、変容視によって歪められた視界の中でのみ成立する、危うい約束事に過ぎません。あなたが支払った対価は、相手の元へ届く前にデジタルな宇宙塵へと分解され、また別の誰かのトークルームへと静かに降り積もっていくのです。
宇宙塵が部屋の空気を重く変える頃、あなたは自分が誰に相談し、誰に救いを求めていたのかさえ思い出せなくなります。サービス画面に並ぶアイコンたちは、かつて人間だったものの名残であるかのように静止し、ただ冷たい光を放っています。
あなたが今、完成を待ち望んでいるその成果物は、本当にあなたの手元に届くのでしょうか。あるいは、それを受け取った瞬間に、あなたの手そのものが宇宙塵へと還ってしまうのでしょうか。
意味を失った数字と記号が、雪のように静かに降り続いています。その静寂の中で、あなたは自分が支払ったものが「お金」ではなく、もっと別の、取り返しのつかない何かであったことに気づくはずです。
窓を閉めても、この塵からは逃れられません。あなたの意識の奥深くまで、それはもう入り込んでいるのですから。