「好きなだけじゃ続かない」
そう言われたこと、ありませんか?
恋愛と結婚は別。
ダメな男には共通点がある。
さっさと離れた方がいい。
正論は、山ほどあります。
たしかに、その通りかもしれない。
でも。
人が人を本気で好きになる気持ちは、
そんな簡単に割り切れるものじゃない。
条件でも損得でもない。
もっと原始的で、人間くさい感情です。
他の人だったら一発アウトだったことが、
その人だと、なぜか許せてしまう。
「もう無理」と思ったはずなのに、
時間が経つと、あのときの温度が戻ってくる。
匂いみたいに。
体の奥に残っている記憶みたいに。
だから簡単には切れない。
だから、また向き合ってしまう。
今の時代は、
「別れるべき相手」のチェックリストがすぐ出てきます。
でも、
人の気持ちはチェックリストでは動きません。
言葉があって、
触れた手の温度があって、
一緒に過ごした時間がある。
それは、理屈よりずっと強い。
「恋愛と結婚は別」
正論です。
生活もある。
お金もいる。
安定も必要。
守ってくれる人。
揉めない人。
都合のいい人。
そういう人となら、穏やかに暮らせるかもしれない。
でも。
それで心が動かないなら?
それで、生きている実感がないなら?
私は、そちら側でした。
代償がなかったわけではない、
むしろ、たくさん払ってきました。
それでも、嘘をついたまま生きるよりはよかった。
元夫は本当に良い人でした。
喧嘩もありませんでした。
みんなが「素敵なダンナさま」といってくれました。
私のこともちゃんと好きでいてくれた…
でも、苦しかった。
「正しい」けれど、
私の心は、動かなかった。
安定は大事。
でも、生きている実感は
安定の中だけにあるわけじゃない。
揺れること。
悩むこと。
ぶつかること。
面倒くさいし、しんどい。
でも、そこにしか出ない色もある。
安心を選ぶ人もいる。
揺れを選ぶ人もいる。
どちらが正しいかなんて、
他人が決めることじゃない。
人生で本気で好きになれる人に出会えることは、
そう何度もあることじゃない。
だから私は、
「好き」を簡単に捨てろとは言いません。
逃げろとも、しがみつけとも言わない。
ただ、
自分の心をごまかさないでほしい。
本当はどうしたいのか。
そこから目を逸らさないでほしい。正論よりも、
自分の本音の方が大事なときもある。
好きじゃない相手のために、
自分の時間も、労力も、人生も削れない。
それが私の答え。
あなたは、
自分の人生を誰に使いたいですか?