「うちの子、ワークを何度もやっているのに数学のテストで点が伸びない……」
「定期テストでは高得点を取るのに、実力テストになるとガクッと点数が落ちてしまう……」
中学生のお子様を持つ保護者の方から、こうした学習相談やご質問をよくいただきます。
学校の定期テストは、受験の基礎となる大切なステップです。今回は、これまでの指導経験の中で「定期テスト(全5回)で数学100点を取り続けた生徒」の実際の学習法を紐解きながら、高得点をキープし続ける子どもの共通点と、正しい学習サイクルの作り方を解説します。
1. 毎回100点を叩き出す子どもの「3つの共通点」
周りの生徒も同じように机に向かい、同じ授業を受けている中で、なぜ特定の子だけが常に100点を取れるのでしょうか。彼の取り組みから見えてきたポイントは大きく3つあります。
① 学校の出題傾向に徹底特化する
彼は、学校の先生が作るテストの傾向を独自の視点で分析していました。「ここは絶対に出る」と予測した単元はとことんやり込み、難しい問題は解法ごと頭に叩き込むほど集中させていました。あれこれ教材に手を出さず、「出題のツボ」にエネルギーを集中させていたのが特徴です。
② 単なる丸付けで終わらせない「解き直し」
多くの生徒がやりがちな「答えと自分の式を眺めてマルをつけるだけ」の見直しはしませんでした。彼は「最初からもう一度、何も見ずに解き直す」ことで、計算ミスや思考のズレをその場で完全に潰していました。
③ 圧倒的な「処理スピード」で時間の余裕を作る
テスト中に全問を見直すためには、時間的なゆとりが不可欠です。日頃から速く正確に解く訓練を積んでいたため、テスト本番でも見直しの時間を十分に確保できていました。
2. 要注意!「テスト対策だけの勉強」が招く受験期の落とし穴
ここで、保護者の皆様にぜひお伝えしたい重要な注意点があります。
それは、「定期テストで点を取るための勉強」だけに偏ってしまうと、中学3年生の受験期や実力テスト(新教研テストなど)で大きく壁にぶつかるという点です。
「定期テストでは90点なのに、模試になると80点すら超えない……」というケースの多くは、暗記やその場しのぎのテクニックに頼りすぎてしまい、本当の「応用力・思考力」が育っていないことが原因です。
3. 定期テストと実力テストを両立する「理想のサイクル」
高校受験やその先のステージまで見据えて学力を伸ばすためには、「普段の学習」と「テスト前の学習」を明確に使い分けることが何よりも大切です。
【普段の学習】(本質理解の期間)
「なぜその公式になるのか」「どういう仕組みか」という原理原則をじっくり学び、基礎体力を養う。
【テスト前の学習】(得点化の期間)
身につけた実力を土台にして、学校の出題傾向や過去問に合わせた実践演習を行い、確実に点数に結びつける。
このメリハリのあるサイクルを意識するだけで、内申点に直結する定期テストの点数と、実力テスト・高校受験に対応する本物の応用力の両方を同時に育てることができます。
まとめ
まずは次のテストに向けて、お子様の「見直しのやり方」に少しだけ声をかけてみてください。「答えを眺めるのではなく、もう一度白紙に解き直してみる」だけでも、ケアレスミスによる失点は劇的に減ります。
「うちの子の今の勉強法、これで合っているのかな?」
「定期テスト対策から高校受験への切り替え時期に悩んでいる」
「効果的な学習習慣のつけ方や教育資金の計画についてプロに相談したい」
など、お子様の学習や進路、ご家庭の教育プランに関するお悩みがある方は、いつでもお気軽にご相談・メッセージをお寄せくださいね。