――ヒーローは後天的に生まれる
家族,友人,研究室の先輩や後輩,プロジェクトメンバー,カフェの店員,すれ違う見知らぬ人.
そうした人々に対して尽くすことが,結果的にその人自身の「運」を高めていくのだとしたらどうだろう.
私は,天道輝のように,
「やってみてもいいかな?」
「これをやらないなら,ゾンビになった方がマシだ」
そんな軽やかさと勢いを持って,もう少し大胆に生きてみてもいいのではないかと思った.
世界のヒーローになる必要はない.
人を選ばず,困っている人に手を差し伸べようとすること.
利己的とは程遠いその姿勢こそが,認知的焦点化理論の示す「運を引き寄せる態度」なのだろう.
無邪気さと他者視点を併せ持った人は,先天的でなくともヒーローになれる.
ヒーローとは,生まれつきの才能ではなく,後天的に獲得できる生き方なのだ.
さて,私はヒーローになるのが先か.
それとも,ヒーローと出会うのが先か.
この問いを胸に,しばらくは生きてみようと思う.
おわり.