私は、経営者時代に、社員に伝えました。
「自分で判断することの重要さが自分の命を守る」と。
これは、厳しい世の中で、自分の判断の重要さが、
時として、自分の存在価値を高め、
その結果、その責任感と柔軟な姿勢が、
昇給や信頼にもつながり、
結果として、自分が恩恵を受けるという意味です。
その時に、こんな、たとえ話をしました。
「セウォル号」2014年4月(韓国)、
沈没を悟った船長は、乗客に交じって、真っ先に船から逃げました。
この船が沈むことを分かっていたからです。
私が社員に伝えたかったことは、
自分の責任感と、「今」なにを優先すべきかで、
「相手」(私の場合の相手はお客さんとなります)の望むことに対して、
自分は、どの程度の覚悟をもって、日々、挑んでいるのか?
その想いが、薄っぺらければ、相手(お客さん)に、見透かされますよ。
という内容ででした。
今は自分のレベルでは無理なことでも、
「最後まで、諦めずに、自分のやるべきことを全うすべき」
という、私からのメッセージです。
あなたは、クライアント、メンターに対して、
どの様な覚悟で挑んでいますか?
私は、従業員のためなら、自分の時間も削ってでも、力になりたい、
相談にのってあげたいと思って生きてきました。
その時間は、私にとって、面倒な時間ではなく、
してあげたい気持ちが強く、面倒だとは感じません。
とある、社員から、相談にを聞いてほしいという連絡があり、
予定をあけ、時間を合わせました。
しかし、当日、約束の時間直前に、
「別の予定が入ったので」と、リスケを告げられました。
「私の予定の方が先では?」とも思いました。
この相談よりも重要な事だったのかは、不明ですが、
そんなことを、その人は数回繰り返しました。
これを読んでいるあなたは、
どの程度の規模の職場に勤めているのかわかりませんが、
自分の都合で、会社のTOPを呼び出し、
それを承諾してもらえる価値が、どれだけ高いか知っていますか?
そのアポをキャンセルしてまでも、重要なことは、起きると思いますか?
親御さんや子供にかかわることなら、優先すべきと思います。
その人は、私に対して「別の予定が入った」としか伝えませんでした。
それを数回、繰り返しました。
「予定は、私の方が先ですよね?」と思いました。
数回繰り返した結果、私は、それをそのまま、伝えた結果、
その人は退職しました。
その事は、どうでも良いです。「そういう人」だっただけなので。
バイトの高校生が、たまにおかしい事を言うことがあります。
「予定が入ったので、休ませてほしい」
バイトにシフト作成前に、休みたい希望を聞き、
予定を聞いたうえで、作成したシフト勤務です。
約束は、こっちが先なはずです。
「長年、片思いの相手が、ようやくデートを承諾してくれた」
などの理由ならわかります。
そっちを優先すべきと伝えています。
「今と未来を充実されるために、今日がある」と伝えているからです。
話が脱線しましたが、セウォル号の話をした社員会議で、
「沈む船からは、真っ先に脱出することが重要」と、
解釈した社員から、退職の相談を受けました。
退職を考えた理由を、そのまま、私に伝えました。
「沈む船には、乗れない」と。
その人には、駅前の一等地での新業態の責任者を任せる予定で、
最近までその話を進めていましたが、そんな中での退職でした。
そんなこともあって、考えていた「会社の清算」の決断ができました。
私は、その数か月後、誰にも言わず、
Xデー時に、雇用人数は、少ない方が、
解雇予告手当を支払う人数が少なくてすみますが、
解雇予告手当など、お金のことは、どうでも良いのです。
2000万円ほどありましたが、
使おうと、残そうと、どちらにせよ、失うお金です。
ただ、「無知とは怖い」と感じました。
その人は、
「最近の社長は、何を考えているのか、わかりません。
計画倒産させるつもりですか?」と言われました。
計画倒産とは、犯罪行為です。
「社長は、これから、犯罪行為をやりますか?」
と同意語です。
「計画倒産」の正しい意味を知っていたか、わかりませんが、
その人は、会社で少数の大卒です。
私は、合法的にゴールという終着駅を定め、
出る従業員は、より良い職場を願い(与え)、
残った人には十分な対価を支払うことで、
幕を下ろすつもりでいました。
私の著書で綴ったとおり、
「言っていいこと、言ってはいけないこと」
は、どんなに親しい関係でもあると思います。
私は、あえて応えないことで、「相手に考えさせる」手法を用います。
自分の職場にいる、いないに関わらず、成長を望むからです。
その結果、「相手に考えさせた」結果、
別の社員から「誠意が無い」と言われました。
私は、新入社員よりも安い役員報酬で、その分を給与に反映させ、
会社の利益や、私の給与よりも、従業員の給与を優先させてきました。
私のその誠意は「従業員にとっては、なんだったのか?」
これも、私が破産を決断した要因のひとつです。
役員報酬15万円は、手取りで12万円ほどです。
それでも、従業員の給与やバイトさんの時給を
上げてあげたいと思っていました。
そんな私の考えが、甘かったのだと思います。
そんなことが、繰り返され、それでも諦めずに、続けた結果、
私の心は、修復不可能なまでに壊れました。
雇用する側、される側、どっちの不満もあると思います。
心が壊れた私だからこそ、わかることもあります。
あなたの心が壊れる前に、私に相談してください。
あなた自身を守れるのは、あなただけです。
あなたは、自分を大切にしてあげてください。