福井でホームページを作っています。先日、自分の事業のことを、3つのAIに同じ言葉で聞いてみました。ChatGPT、Gemini、Perplexityです。
答えは、きれいに割れました。同じ質問なのに、1つは正しく答え、1つは「断定できない」と言い、1つは「見つからない」と答えました。
そのときに分かったことと、自分のサイトで直したことを書きます。
■ 先に結論
AIは、それぞれ別のところを読んで答えています。サイトに書いてあることでも、AIが「たしかにこの会社のことだ」と結びつけられなければ、答えには使われません。
割れた原因は、AIの出来ではありませんでした。自分のサイトの「運営者の書き方」が、場所によってばらばらだったことでした。
■ 聞いたこと
聞いたのは、次のような質問です。
・福井県越前市のYNHTとは、どんな事業者ですか
・(自分が運営している別のサービス)の運営者はどこですか
・(自分が出している地図のサービス)を作ったのは誰ですか
ほかに、事業の名前を出さずに「こういうことを頼める会社を教えて」という聞き方も試しました。
■ 1 名前で聞くと、3つとも知っていた
「YNHTとは」と名前で聞くと、3つとも答えてくれました。どれも、以前に出したプレスリリースを元にしていました。
ただ、中身には差がありました。
・Geminiは、事業の全部を挙げました
・ChatGPTは、一部の事業だけでした
・Perplexityは、「福井・石川・富山が中心」と答えました
最後のものは、今の方針と違う古い情報です。前に書いた文が、そのまま残って読まれていました。
地図のサービスを作ったのは誰か、という質問には、Perplexityが正しく答えました。こちらは、プレスリリースがニュースのサイトにいくつも転載されたものです。
■ 2 別のサービスの運営者は、割れた
いちばん差が出たのは、自分が運営している別のサービスについてです。
・Gemini:「福井県越前市のYNHTです」
・Perplexity:「YNHTが関わっているとみられるが、断定できない」
・ChatGPT:「確かな情報は見つからない」
Perplexityは、理由まで書いていました。「利用規約や個人情報の扱いのページに、運営者の正式な名前が書かれていない」というものです。
見に行くと、たしかにそうでした。運営者の名前は、日付の横に小さく1行あるだけで、本文には出てきません。人が読めば分かります。でも、AIは「正式に名乗っている」とは受け取らなかったのです。
■ 3 名前を出さないと、出てこなかった
「こういうことを頼める会社を教えて」と、名前を出さずにPerplexityに聞くと、YNHTは出てきませんでした。代わりに、ほかの会社が5つ挙がりました。
これは、書き方の問題ではなく、中身の量と、ほかのサイトでどれだけ名前が出ているかの問題です。ここは時間がかかります。
■ なぜ割れるのか
AIは、それぞれ読みに行く先も、読む時期も違います。
・プレスリリースを主に読むもの
・サイトの中の小さな1行まで読むもの
・前に読んだ古い情報が残っているもの
同じ会社の情報が、サイトのあちこちで少しずつ違う書き方をしていると、AIごとに拾うところが違い、答えが割れます。
■ 自分のサイトで直したこと
やったことは、大きく3つです。
・運営者の情報を1か所にまとめ、ほかのページはそこを指すようにした
・別のサービスのページにも、運営者を本文ではっきり書いた
・屋号の書き方の揺れ(2つの呼び方)を、どこでも同じにそろえた
人が見る文も、機械が読むための書き方も、両方そろえました。細かい書き方はサイトの作りによって変わるので、ここでは省きます。
■ 直したら、答えは変わったか
まだ分かりません。AIが読み直すまでには時間がかかります。2週間ほどたったら、同じ質問をして比べるつもりです。
それに、答えは聞く日や聞く人によっても変わります。この記録も、ある1日の答えです。直したから決まった答えが返ってくる、というものではありません。
■ 自分で確かめる手順
1 ChatGPT・Gemini・Perplexityに、「(地域)の(自分の屋号)とは、どんな事業者ですか」と聞く
2 答えに古い情報や、違う住所・違う事業が混ざっていないかを見る
3 答えの下に出る「元にしたページ」を開き、どこを読んでいるかを見る
3つ目がいちばん役に立ちます。間違った答えの元が、自分のサイトの古い文なのか、外の記事なのかで、直すところが変わるからです。
ただ、何がずれているかをサイト全体で1つずつ追うのは大変です。ページの数だけ、見る場所があります。
■ まとめ
・3つのAIに同じことを聞いたら、答えが割れた
・名前で聞けば知っていたが、古い情報も残っていた
・別のサービスの運営者は、書き方の小ささで「断定できない」とされた
・割れた原因は、運営者の書き方がばらばらだったこと
・直した結果は、まだ分からない。2週間後に聞き直す
AIの答えに出るかどうかは、約束できるものではありません。でも、AIが読める形で、同じことを同じように書いておくことはできます。まず、自分の屋号で聞いてみてください。
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サイトが、AIのロボットから読める状態になっているかを、アドレスだけで調べて1枚にしています。
・AI検索(LLMO)から見えるか調べて1枚にします
AIのロボットの種類については、前の記事に書きました。
・AIのロボットは3種類。止めると何が消えるか
ご質問だけでもお気軽にどうぞ。