福井でホームページを作っています。お店のInstagramで「詳しくはDMで」と書いてあるのを、よく見かけます。
聞かれるたびに一人ずつ返すのは手間です。営業中や手が離せないときは、すぐには返せません。返すのが翌日になると、聞いた人の気持ちは、もう別のお店に移っているかもしれません。
そこで使えるのが、投稿のコメントに決めた言葉を書いた人へ、自動でDMを送る仕組みです。私も自分のInstagramで、コメントに「教えて」と書いた方へ、資料をDMでお送りする仕組みを動かしています。
この仕組みは、道具を使えば作れます。ただ、作る前に、お店の側で決めておくことが3つあります。ここが決まっていないと、仕組みだけあっても動きません。
■ 先に結論
自動のDMを置く前に決めるのは、この3つです。
・コメントに書いてもらう言葉を、1つ決める
・DMで送る物を、先に用意する
・投稿の文と画像で、その言葉を見せる
どれも、道具ではなく、お店にしか決められないことです。
■ 1 言葉を1つ決める
コメントに書いてもらう言葉は、短くて打ちやすいものがよいです。「メニュー」「予約」「クーポン」のように、何が届くかが言葉から分かると、迷わず書いてもらえます。
気をつけたいのは、ふだんのコメントに混ざる言葉です。「かわいい」「おいしい」を言葉にすると、ほめてくれただけの人にもDMが届いてしまいます。
書き方の揺れも考えておきます。「メニュー」と「めにゅー」、「教えて」と「おしえて」。私は、ひらがなで書く人もいると考えて、両方で動くようにしました。
言葉を増やしすぎないことも大事です。1つの投稿に言葉が3つも4つもあると、何を書けばいいのか分からなくなります。
■ 2 送る物を先に用意する
DMで送るのは、リンク1つと短い文くらいがちょうどよいです。メニュー表のページ、予約のページ、クーポンのページ。スマホで開いて、すぐに中身が分かる物にします。
DMの最初には、誰からの何のDMかを書きます。「コメントありがとうございます。〇〇店です。メニュー表はこちらです」。いきなりリンクだけが届くと、怪しまれることがあります。
それから、人が返す道も残しておきます。「ご質問は、このままDMでどうぞ」と一文あるだけで、自動のDMが会話の入口になります。
たとえば、こんな形です。
コメントありがとうございます。〇〇店です。
今月のメニュー表はこちらです。
(リンク)
ご予約やご質問は、このままDMでどうぞ。
4行で足ります。長い文より、開いてすぐ分かる文のほうが読まれます。
■ 3 投稿の文と画像で、言葉を見せる
いちばん抜けやすいのがここです。仕組みを作っても、コメントに何を書けばいいかが伝わっていなければ、誰も書きません。
投稿の文の最初のほうに、「コメントに『メニュー』と書いてください。DMでメニュー表をお送りします」と書きます。長い文の下のほうに書くと、そこまで読まれません。
私は、案内を1枚目の画像にも入れています。文より先に、画像が目に入るからです。何が届くのか(資料なのか、クーポンなのか)も、一緒に書きます。
■ どの投稿で動かすか
もう1つ、決めておくと迷わないのが「どの投稿で動かすか」です。
全部の投稿で動かすと、いつの投稿に書いても届きます。そのかわり、昔の投稿の、意味の違うコメントにまで反応することがあります。
決めた投稿だけで動かすと、狙いがはっきりします。メニューの投稿ならメニュー表、イベントの投稿なら申し込みのページ、と投稿ごとに送る物を変えられます。
私のアカウントでは、どの投稿に書いてもらっても届くようにしています。毎日投稿していて、どの投稿から来てくださるか分からないからです。お店なら、季節のメニューの投稿だけ、という決め方もあります。
■ 自動にすること、人が返すこと
自動のDMに任せてよいのは、誰に送っても同じ物です。メニュー表、予約のページ、営業時間の案内。
予約の確定、値段の相談、ご意見やお叱りは、自動の文で返しません。人が読んで、人が返します。ここを分けておくと、自動にしても冷たい印象になりません。
■ 費用と、止められないかについて
使う道具は、Instagramを運営するMetaが認めたパートナーのものにします。自動のいいねやフォロー、規約で認められていない道具は使いません。Instagramの利用規約は、許可を得ずに自動化された手段で情報を取得することなどを禁じています。
道具には、お金をかけずに使える範囲があります。ただ、コメントが多いお店では、月額の利用料がかかることがあります。始める前に、コメントがどれくらい来そうかを考えておくと、あとで慌てずに済みます。
■ 自分のInstagramで決めたこと
私のアカウントでは、言葉を、読む人ごとに分けています。サービスを使いたい方には「教えて」と都道府県、手伝ってくださる方には「作業」。読む人が違えば、届ける物も違うからです。
どちらも、案内は投稿の1枚目と本文の最初に書いています。仕組みは、コメントが来て初めて動きます。どれだけ届くかは、投稿がどれだけ見られるか次第で、ここは仕組みだけでは決まりません。
■ まとめ
・言葉は1つ。短く、ふだんのコメントに混ざらないもの
・送る物は先に。リンク1つと、誰からのDMかが分かる文
・投稿の1枚目と本文の最初で、言葉と届く物を見せる
決める3つは、お店のものです。作るところは、道具に慣れた人に任せても構いません。
----------
お店のInstagramに、コメントの言葉で自動のDMが届く仕組みを作っています。パスワードは預かりません。
・インスタのコメントで自動DMが届く仕組みを作ります
ご質問だけでもお気軽にどうぞ。