皆様、こんにちは!ちょこプリントです。
毎日暑い日が続きますね。当店の看板犬「ちょこ会長」は、一番エアコンの風が届く特等席を完全に見つけ出し、涼しい顔でお昼寝の毎日です。
さて、今回は印刷やデザインのお話です。
施設で利用者様にご案内や名刺をお渡しした際、目を細めて「文字が小さくて読めないわ〜」と言われてしまったご経験はありませんか?
私自身、介護福祉士として現場に立っていた頃、立派なパンフレットやお手紙が、ご高齢の利用者様にとっては「ただの模様」に見えてしまっている場面に何度も直面しました。
実はこれ、単に「文字の大きさ」だけの問題ではありません。DTP(パソコンでのデザイン・組版)の視点から見ると、高齢者の方に「本当に優しい文字」を作るための大切なルールが存在します。
■高齢者の目に優しいデザイン、3つの鉄則
「UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)」を活用する
一般的なフォントは美しさを重視していますが、UDフォントは「誰にでも読みやすく、誤読されにくい」ことを目的に作られています。例えば「3」と「8」、「濁点(ば)」と「半濁点(ぱ)」の違いがパッと見て分かりやすいように、文字の中の空間が広くとられているのが特徴です。
細すぎる明朝体は避ける
スッキリとしておしゃれな細身の明朝体ですが、加齢による視力低下や白内障の影響があると、細い横線が「かすれて消えてしまう」現象が起きます。しっかり読んでほしい文章には、線の太さが一定のゴシック体や、太めの文字を選ぶのが基本です。
コントラスト(明暗の差)をハッキリさせる
デザイン性を狙った「薄いグレーの文字」や「パステルカラーの背景に白文字」は、シニア層には背景と同化してしまい非常に読みにくくなります。白い紙にはしっかりと濃い黒色を使うのが、一番の優しさです。
■現場のリアルを知る「ちょこプリント」のこだわり
ちょこプリントで作成している「A5サイズの連絡帳」や「介護施設向け名刺」は、こうしたDTPの専門知識と、実際の介護現場での体験を掛け合わせてデザインを組んでいます。
「デザインとしてはおしゃれだけど、現場では読まれない」という自己満足にならないよう、フォント選びから、文字と文字の隙間(行間)まで、プロの視点で細かく調整を行っています。
「今使っている名刺、高齢のお客様から読みにくいって言われるんだよね…」とお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください!読みやすく、かつ信頼感のあるデザインへとリニューアルさせていただきます。
まだまだ厳しい暑さが続きます。現場の皆様、どうか水分補給を忘れずにご自愛くださいね。