セラー業務支援室です。
私は医薬品メーカーで30年、営業事務として働いています。
前回、会社の制度の「公平性」について書きましたが、
そこで少し触れた“在宅勤務”について、
今回はもう少し踏み込んで書いてみたいと思います。
■ 在宅勤務という“理想”と“現実”
在宅勤務はコロナ禍以降、一気に普及しました。
通勤が前提だった会社員にとっては、
魅力的な働き方に移る人も多いと思います。
しかし同時に、在宅勤務は「デジタル管理下で働く」という側面も持っています。
• 勤怠の自動記録
• 作業ログの取得
• 業務進捗の可視化
こうした仕組みが整っている企業では、
在宅勤務はむしろ“厳密に管理される働き方”になっています。
一方で、私の会社のように管理体制が整っていない企業では、
比較的ゆるやかな在宅勤務が行われています。
つまり、企業によって在宅勤務の“現実”は大きく異なるのです。
■ 「在宅勤務」はメリットか?
例えば、子育て中の社員にとって、日々の生活は「時間割」で動いています。
こども園の送迎、子どもの体調、家事との両立――。
子育て中の社員に限らず、こうした事情を持っている人からすると、
在宅勤務は「時間の融通が利く理想的な働き方」に見えるかもしれません。
実際、コロナ禍で急遽導入された“ゆるやかな在宅勤務”を経験したことで、
それが当たり前だと感じた人もいるでしょう。
しかし現在では、デジタル環境が整っている企業ほど、
在宅勤務は厳密に管理されます。
一方で、そうした環境が整っていない企業では、
従来通り出社を前提とした働き方の中で、
社員の動向を把握・管理しているのが実情です。
つまり、
形は異なっても、「管理される働き方」であることに変わりはありません。
在宅勤務は、必ずしも「時間的に自由な働き方」とは限らないのです。
■ 「在宅勤務」がもたらす未来
在宅勤務は、新しい管理の形でもあると言えます。
そして既に終身雇用を前提とした働き方は変化し、
副業を認める企業も増えています。
その上で業務はAI等によって仕組み化されていきます。
このような時代になると、従業員として働く人は、
その仕事、その時の状況に合わせて、雇用形態だけではなく、
働く会社そのものも選択する機会が増えていく、
そうなると、会社と社員の関係そのものが変化していくのではないでしょうか。
会社に所属するという意味そのものが変化していくと、
人生設計は自分自身で背負う時代になっていくのだと私は感じています。
追記
私は、こうした「会社だけに依存しない働き方への変化」が、
「ココナラ新時代」にも通じるのではないかと思っています。