セラー業務支援室です。
SNS初心者の私ですが、日々“X”での発信を心がけています。
先日、こんな投稿が流れてきました。
**『例えば、
付箋が4箇所貼ってある16ページの自社カタログを渡されて「コピーお願い」と言われた場合。
「これだけでも、色々な用途が想像できるよね」
① 上司が自分で読むため
②お客様に配るため
③どこかにファイリングしておくため』**
投稿者の方は、
「コピーをとる理由によってコピーの方法が変わる」
という主旨を語っており、非常に人気があり、
多くの「いいね」や共感コメントがついていました。
しかし実務経験の長い私は、読んだ瞬間に「ん?」と、
“設定の不自然さ”に違和感を覚えたのです。
■私が感じた違和感は2つ。
① 自社カタログに付箋を貼る状況って何?
② 自社カタログをコピーする場面ってそんなにある?
冷静に考えると、こうした状況はかなり限定的です。
■実務目線で考えてみる
① 自社カタログに付箋を貼るケース
・新入社員が商品を勉強している
・得意先への説明のために、ポイントを示す目的で貼る
おそらくこの2つくらいでしょう。
② 自社カタログをコピーするケース
・会議で書き込みながら使うために事前にコピーを用意する
・カタログの在庫が少なく、やむを得ずコピーで代用する
これも、実務ではかなり限られた場面です。
だからこそ、投稿文の「用途の想像」は、
実務経験がある私からすると違和感を感じるのです。
・社歴のある上司が、自分の扱う商品カタログを“読むためにコピー”する?
・お客様に“コピーした自社カタログ”を渡す?
・ファイリングするなら“実物”をそのまま保管すればいいのでは?
現場を知っていれば、どれも不自然に感じます。
■違和感に気づけることの重要性
一見もっともらしく聞こえる話でも、
実務の感覚と照らし合わせると「おかしい」と気づける。
私はこれが重要だと思っています。
本当にこの状況が起きたなら
「なぜコピーを取るのですか?」と聞かなければいけません。
そこで返ってくる理由が「在庫がなくて…」以外であれば、
「〇〇に頼まれたから」と丸投げされている可能性が高いです。
そしてその場合の正しい対応は、
在庫があるはずの実物の自社カタログを持ってくること。
これが基本です。
なお、これが“他社の商品カタログ”であれば、
前述の投稿文にある①と③の用途はあり得る話です。
しかし“自社カタログ”となると話は別です。
この投稿文はもしかするとAIが作った文章なのかもしれません。
そして投稿者の方が伝えたかったのは、
「相手の意図を考えて動こう」ということだと思います。
ですが、
誰が作ったか、内容の意図とは別に、
設定そのものに「ん?」と違和感を感じることが
実務の上では重要だ
ということを私は大切にしています。
「話の内容にすぐに疑問を持てるか」
「実務と照らし合わせて違和感を察知できるか」
SNS上だけでなく、
仕事上において、
指示された内容、会議、クレームなどで
瞬時に違和感に気づき、指摘できる人は、
間違いなく“一目置かれる存在”になります。
この“違和感に気づく力”こそ、現場経験のある人間の強みだと思います。