オリパの還元率、どうやって決めていますか

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ビジネス・マーケティング
ポケモンカード専門のオンラインオリパを自分で運営しています。日々の設計でいちばん質問をもらうのが還元率の決め方なので、私がどう組んでいるかを書いておきます。

■ 還元率は「景品の相場」だけでは決まらない

還元率を出すとき、景品カードの相場合計を売上で割っている方が多いようです。ただ実際のオリパは、外れ口にもコインやポイントが乗ります。だから計算はこうなります。

還元率 =(景品カードの相場合計 + 付与するコインの額面合計)÷ 売上

ここで効いてくるのが、コインを何倍のレートで付けているかです。

■ 多くのサイトが「1円=1コイン」ではない

自社サイト内でしか使えないコインは、相場より高いレートで付けても持ち出しがそこまで増えません。たとえば相場10万円ぶんのカードに対して13万コインを付ける、という組み方です。

・客が見る還元率は、コインの額面で計算されるので上がる
・一方で運営側の実際の負担は、額面をレートで割った金額に近い

この差が、還元率98%や100%と書かれたオリパでも運営が続いている理由です。手品ではなく、コインが自社サイト内専用だから成立する構造です。

私は金額帯でレートを分けています。

・景品の相場 〜10万円 → コインのレート 1.3倍
・景品の相場 10〜50万円 → 1.2倍
・景品の相場 50万円超 → 1.1倍

高額なところまで同じレートで積むと、当たりを引かれたときの負担が読めなくなるためです。

■ 数字の置き方の例

500円・3,000口・景品カードの相場合計80万円で組んだ場合。

・売上:150万円
・景品カードの相場:80万円
・外れ口へのコイン:額面で約67万円
・客が見る還元率:約98%
・運営の残り:18万円前後

還元率98%と書きながら利益が残ります。逆に、コインを1円=1コインで組むと、同じ98%はほぼ成立しません。ここを知らずに「他社が98%だから合わせよう」とすると、確実に赤字になります。

■ 気をつけていること

書いた数字と実際が一致していることは絶対に守っています。景品表示法の話です。

・表記した還元率は、排出テーブルから計算した実測と一致させる
・コインが自社サイト内でのみ使えることは、必ず明記する
・「業界最高還元」のような比較の断定はしない

還元率は集客の数字なので盛りたくなりますが、ここで嘘をつくと後で取り返しがつきません。実測が98%なら98%と書く。それだけです。

■ 最低保証をどう扱うか

外れ口を手厚くすると安心感は出ますが、還元率を厚みで作ると上位が寂しくなります。私は単価に対して薄く置いて、還元率は上のほうに集めています。500円の企画なら最低保証は15コイン程度、という置き方です。

「全口はずれなし」と言えることには価値がありますが、その言葉のために看板の一撃を削ると、そもそも回されません。

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