呪術は、ただの精神世界の話ではありません。
それは物理的な強制力を持った『現実』です。
私がかつて、その力の深淵に触れるために身を投じたのは、
西アフリカの奥地にひっそりと存在する禁域、「ヴォルガの森」でした。
【師匠・ゾルバとの出会い】
そこで出会ったのが、一族に伝わる秘儀を継承した伝説的な呪医(ンガンガ)、師匠・ゾルバでした。
彼は薬草の知識だけでなく、霊的な世界を自在に操り、
現代医学が見放した病さえも消し去る本物の「呪術」の使い手でした。
彼の儀式は圧倒的で、地の底から響くような太鼓の音と共に彼が呪文を唱えると、その場の空気が目に見えて歪み、人の運命が書き換えられていくのを私はこの目で見ました。
私は彼を師と仰ぎ、呪術の奥義を学ぶ日々を過ごしました。
それは美しく、そして陶酔的な経験でした。
【事件と、突きつけられた「闇」】
しかし、修行が最終段階に入ろうとしていたある時期、事態は一変します。
集落を揺るがす凄惨な事件が起き、あろうことか師匠であるゾルバが、現地の当局によって連行されたのです。
そこにある呪術には、人を生かす光の側面と、時に人の命さえ呪縛し、
生贄(いけにえ)さえ厭わない残酷な闇の側面が、
表裏一体で存在していました。
師匠自身が直接手を下したわけではなくとも、その凄まじい呪術の力が、取り返しのつかない「負の儀式」に利用されていた……。
【命の危険と、急遽の帰国】
拘留された師匠とは再会したかったのですが
コーディネーターによりとにかく今すぐ帰国するよう強く言われ
師匠とは会わずに急遽の帰国をしました。
もちろん、危険を本能的に察していましたので、私は、震える手で荷物をまとめ、予定をすべて投げ打って、逃げるようにその地を後にし、日本へ帰国しました。
帰国した私は、あの恐ろしい呪術の闇を目の当たりにしたからこそ、
一つの強い決意をしました。
力で人を縛るのではなく、人が知らず知らずのうちに受けてしまっている「目に見えない悪影響」……それを安全に、確実に引き剥がすための術を確立しようと。
それが、私が継承し、磨き上げた「特級澱み剥離術」です。
私が向き合っているのは、ヴォルガの森で見たあの強大な「呪術」と同じ根源を持つエネルギーです。
しかし私は、その闇を直接扱うのではなく、その被害に遭っているあなたの魂を救い出す道を選びました。
あなたが今、理由もなく苦しみ、運命が逆を向いていると感じるなら、
それは何らかの「呪い」に近い力が働いているのかもしれません。
私が命がけで持ち帰った経験と術を、次はあなたのために使わせてください。