六月に入ってから、なんとなく気持ちが落ち着かない、という声を
よく耳にするようになった。
梅雨の入り口というのは不思議な季節で、空気がじっとりと重くなるぶん、
心の中にあるものも少し浮き上がってくることがある。普段は見ないふりを
していた感情とか、ずっと先延ばしにしてきた決断とか。そういうものが、
ふとした瞬間に顔を出してくる。
あなたはいま、何かのタイミングを待っていたりしないだろうか。
「もう少し状況が落ち着いたら」
「相手から何か動きがあったら」
「自分の気持ちが固まったら」
そうやって、動き出す理由をどこかに探している、そんな感覚。
霊視をしていると、「タイミング」というものの正体が少し見えてくる
気がする。タイミングというのは待って来るものではなく、自分の内側が
整ったときに扉が開く、というイメージに近い。外側の状況が先に動くのではなく、自分の中で何かが決まった瞬間に、流れが変わり始める。そういう
経験を、これまで何度も視てきた。
少し前に相談をくださった方のことを思い出す。片思いの相手とのことで、
もう二年近く「今か、今か」と待ち続けているというお話だった。相手の
態度は曖昧で、はっきりしないまま時間だけが過ぎていく。霊視してみると、相手の気持ちの中に確かに揺らぎがあって、それが見えた。ただ同時に、
その方自身の中にある「自分が動くことへの怖さ」も視えていた。
タイミングが来ないのではなく、タイミングを受け取る準備がまだ整って
いない状態だった。
その後、ご自分の気持ちと向き合う時間をとってから、ゆっくり動いてみた
ところ、流れが変わったとご連絡をいただいた。
「何かが変わったというより、自分が変わった感じがします」という言葉が、今でも印象に残っている。
六月のいま、ひとつだけ言えることがある。
動けないでいる自分を責めなくていい。
ただ、いまの自分の内側に何があるのか、一度ちゃんと見てみてほしい。
それだけで、流れの見え方が変わることがある。
もし恋愛のこと、仕事のこと、あるいは「なんとなくうまくいかない」という漠然とした感覚でも、霊視で一緒に視てみることができる。
気になることがあれば、声をかけてみてください。
白神龍玄