【積算の落とし穴!】撤去再設置(取り外し再取付)に要注意!積算ソフトで自動計算できない場合あり
改修工事の設計書で登場する「撤去再設置」や「取外し再取付」という言葉。一見、単純な作業に見えますが、その積算には、新築工事にはない、いくつもの「落とし穴」が潜んでいます。
「古い機器を外して、新しいのを取り付けるだけでしょ?」その認識のまま積算を進めると、必要な手間(歩掛)を見落として積算額が不足したり、逆に不要な費用を計上して過大積算になったりする危険性があります。
今回は、積算のプロが「撤去再設置」の項目に遭遇した時、どのような視点で、どこをチェックしているのか。その具体的なチェックポイントを解説します。
チェックポイント:「撤去」と「新設」の歩掛は、それぞれ計上されているか?「撤去再設置」という作業は、積算上、以下の2つの独立した作業の組み合わせとして考えます。
既存のものを“撤去”する作業
新しいものを“設置”する作業
したがって、積算においても、この両方の作業に対する手間(歩掛)が、それぞれ正しく計上されていなければなりません。
【よくあるミス】
新設の歩掛しか見ていない: 新しい機器の設置費用だけで、古いものを撤去する手間を完全に見落としてしまう。
「撤去歩掛」の存在を知らない: 一般的に、撤去作業の歩掛は、新設作業の歩掛の30%〜50%程度で計上されることが多くあります。(例:新設歩掛が1.0人工なら、撤去歩掛は0.4人工など)この「撤去歩掛」がきちんと計上されているかを確認する視点が不可欠です。」
代価表に「〇〇 撤去再設置」とあったら、その内訳に「〇〇 撤去」と「〇〇 新設」の二つの項目が存在するかを必ず確認しましょう。もし代価表の構成が下記のように一行で記載されている場合は、「手動で撤去歩掛と、新設歩掛を足して、積算する必要があります。」