なぜ介護BCPは義務化されたのか?厚労省は何を解決しようとしたのか?

記事
ビジネス・マーケティング
なぜ介護BCPは義務化されたのか?
厚労省は何を解決しようとしたのか?
介護BCPが義務化されると、
どうしても
「計画書を作らなければならない」
という部分に意識が向きがちです。
しかし、
少し立ち止まって考えてみたいことがあります。
介護BCPの義務化は、
本当に「書類を作ること」が目的だったのでしょうか。
---
## 厚労省が解決したかったのは「介護サービスの停止」
2011年の東日本大震災では、
多くの介護施設が被災しました。
建物だけではありません。
* 電気が止まる
* 水が止まる
* 職員が出勤できない
* 物資が届かない
* 利用者の安否確認ができない
など、
介護サービスそのものが継続できない状況が発生しました。
さらに、
2016年の熊本地震では、
長期間にわたる対応が必要となり、
介護サービス継続の難しさが浮き彫りになりました。
そして、
新型コロナウイルス感染症では、
* 職員不足
* クラスター発生
* サービス縮小
など、
自然災害とは異なる問題が発生しました。
---
つまり、
厚生労働省が解決したかったのは、
「BCPがないこと」
ではありません。
本当に解決したかったのは、
**介護サービスが止まってしまうこと**
だったのです。
---


BCPで解決しようとしている問題とは?
介護BCPは、
単なる防災計画ではありません。
介護サービスを継続するために、
施設の弱点を事前に見つけ、
対策を考える仕組みです。
例えば、
* 職員が出勤できなかったら?
* 停電したら?
* 断水したら?
* 感染症で職員が半数休んだら?
* 利用者の安否確認はどうする?
こうした問題を整理し、
対応策を考えることがBCPの目的です。
---


 本来の順番は逆かもしれない
介護BCPを作る際、
どうしても
「まず計画書を作る」
になりがちです。
しかし、
本来は
課題を見つける
対策を考える
計画にまとめる
という流れです。
つまり、
BCPは完成品ではなく、
問題発見のためのツールとも言えます。
---


 あなたの施設ではどうでしょうか?
介護BCPを作成した後、
こんな状態になっていませんか?
* 訓練をしていない
* 職員が内容を知らない
* 見直しができていない
* 計画書が棚に入ったまま
もしそうなら、
解決すべき課題はまだ残っているかもしれません。


みのる防災の視点
介護BCPの本質は、
「計画書を作ること」
ではなく、
「介護サービスを止めないこと」
です。
だからこそ、
計画を作った後の
* 訓練
* 見直し
* 改善活動
が重要になります。
BCPは作って終わりではありません。
むしろ、
そこからがスタートです。
---


まとめ
介護BCPの義務化は、
書類作成を目的とした制度ではありません。
東日本大震災、
熊本地震、
新型コロナの教訓から、
介護サービスを継続する仕組みを作るために生まれた制度です。
まずは、
「何を解決しようとしているのか」
を理解すること。
そこから、
本当に機能する介護BCPへの第一歩が始まります。


 関連記事
・なぜ介護BCPは義務化されたのか?
・介護BCPは何を守る計画なのか?
・介護BCPは作っただけで大丈夫なのか?
・介護BCP訓練のネタがない施設へ


ChatGPT Image 2026年5月31日 16_18_18.png


みのる防災総合事務所のココナラサービス こちらから

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら