タロットとジェンダー

タロットとジェンダー

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占い
そこまで何も考えず、初めて占ってもらったタロット占い。
そこはあってるけどそこはどうだろう、と思いつつ、なんとなく釈然としないまま聞いていて、彼女が「あなたの仕事の仕方は完全に男みたいね」と言ったのをよく覚えている。

わたしたちは無痛恋愛がしたい 〜鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん〜』という瀧波ユカリさんの漫画に、主人公の友人のフェミニスト由仁が好きな、ジェンダーの押し付けのない占い師が出てくる。
そのひとは実は二人の知り合いなのだけど、その由仁が占いにジェンダーの偏りがあるのが普通、と思っていることを通じて、私はようやく占いへのモヤモヤが言語化された気がした。


昭和と平成が移り変わる年に生まれた私は、男女の性差が当たり前のように育てられ、それにだんだんと疑問を持つようになったとき、社会の考え方もぐらっと変わった。
それでもまだ初対面の同年代と話すときは、「この人はどんなひとだろう」と探り探り話す。
職場だと一応ある程度のコードを守っているけれど、「言っちゃダメだから守っている」と言うひとも多い印象。

そもそもタロットを初めて、女性か男性かで意味合いが変わるカードの多さに驚いた。
女司祭と司祭、帝王と女帝も男女で別のカード。
小アルカナだって、もちろんトランプと同じでキングが最終札でクイーンが二番手。
タロット占いの概説書でも「結婚」が「カップル成立」より、すごいことのように書かれているけど、じゃあセクシャルマイノリティはどうなるの?


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でも、実際に司祭が女か男かで、わたしたちがイメージするものが変わるのは事実。
(ちなみに西洋占星術の方が占いの中のジェンダーが強い気がするのだが、それはまた書きますね。)
さらに、占う対象の本人のジェンダーが無意味だということではない気もする。

だからこそ、自分だけのリーディングができるんじゃないか、とタロットにのめり込んだところもある。

「ジェンダーの押し付けのない」
「ジェンダーの偏りがある」
「ジェンダーニュートラルな」
全部、借りてきた着物のような、少し居心地が悪いような言葉。
これをいつか当たり前のように言うか、当たり前すぎて形容詞がつかないくらいになるのだろうか。

私は、タロットを読むときにも、カードに描かれた「男性」「女性」だけに答えを寄せるのではなく、その人自身の状況や感じ方を大切にしたいと思っています。
恋愛のかたちは、ひとつじゃない。
そんなふうに思っている方にも、気軽にご相談いただけたら嬉しいです。


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