私は元々パニックになりやすい傾向があり、体調を崩した時期を境にそれがさらに悪化した気がする。
つい数年前までは社会生活にかなり影響が出るレベルだったが、薬を飲んで多少落ち着いてきた。それでも今でも集中力が続かなかったり、焦って変なことを言ってしまったり、思わぬミスをしてしまったりすることがある。
例えば今日も、この数日のストレスによる睡眠不足のせいか、それとも雨の中をバイクで運転していたせいか、青信号を赤信号と見間違えて停車してしまった。
前よりはだいぶマシになったとは思う。それでも、たまにこうした判断ミスが起こる。
こういう失敗をするたびに、「もっと気をつけなければ」「次こそは完璧にやろう」と思ってきた。しかし、いくら注意していても、人間は間違える。自分の努力だけではどうにもならないこともある。
対処法について色々考えてみたが、結局のところ、自分の人生が全て自分の制御下にあるという幻想を手放すことも必要なのかもしれない。
私は映画『Fight Club』が好きだ。
まるで夢のような、とてつもなく奇妙で支離滅裂なストーリーなのだが、一度観ると忘れられない。不眠症に悩む主人公が、タイラーという謎めいた男と出会い、「ファイトクラブ」という集まりにのめり込んでいく映画である。
この映画で最も印象的で、なおかつ人気のあるセリフの一つを引用したい。
Stop trying to control everything and just let go.
(全てをコントロールしようとするのをやめ、ただ手放せ。)
人生は予測不能だ。どれだけ準備をしても失敗することはあるし、思い通りにならないこともある。焦りというのは、そうした不確実な現実に対する抵抗なのかもしれない。
今後、全く焦らずに生きることはできないだろう。しかし、自分の人生であってもコントロールできないことがあると知ることは、覚悟を決めることにつながるのかもしれない。
焦りをなくすことはできなくても、焦りに振り回されないようになることはできる。
いい意味でも、悪い意味でも、人生は「なるようになる」のだ。