胸を開いて生きていますか?猫背に表れる身体と心の状態
施術を続けていて、年々気になることがあります。
それは、ソファに座っている子どもたちの姿勢が、どんどん丸くなっていることです。
「猫背」という言葉では足りず、思わず「猫か!」とツッコミを入れたくなるほど、
身体を小さく丸めながらゲームやスマートフォンを見ている子もいます。
もちろん、猫背の原因をゲームやスマートフォンだけに求めることはできません。
しかし、長時間うつむき、胸を閉じた姿勢で過ごすことが、子どもたちの身体に影響を与えていることは考える必要があります。
「胸を開く」とは、どのような状態なのか
「胸が開く」という言葉には、心が晴れ晴れする、気分がよくなるという意味があります。
胸を張って前を見る姿には、自信や意欲が感じられます。
反対に、気持ちが落ち込んでいるときや、自信を失っているとき、不安を抱えているときは、
自然と目線が下がり、背中が丸くなることがあります。
つまり姿勢は、筋肉や骨格だけの問題ではなく、その人の心の状態を表すこともあるのです。
ただし、
「猫背だから心が弱い」
「姿勢が悪いのは本人の気持ちの問題」
と、単純に決めつけることはできません。
身体がつらいから心が下を向くこともあれば、心が疲れているために身体が丸くなることもあります。
身体と心は、どちらか一方だけではなく、お互いに影響し合っています。
子どもの姿勢は、大人のつくった環境にも影響される
ゲームをしている子どもが、わざと猫背になろうとしているわけではありません。
夢中になっているうちに、無意識に身体が丸くなっています。
だからこそ、子どもだけを注意するのではなく、その姿勢をつくっている生活環境にも目を向ける必要があります。
ソファの座り方、ゲームやスマートフォンを見る時間、運動する機会、睡眠、食事、家庭での過ごし方。
そして、子どもの周りにいる私たち大人が、普段どのような姿勢で生きているのか。
子どもの姿勢を見直すことは、大人自身の生活を見直すことでもあると思います。
私が「老人歩き」と呼んでいる歩き方
施術の中で、私が「老人歩き」と呼んでいる歩き方があります。
骨盤が前に傾き、ガニ股になって、つま先が外を向く。
さらに背中が丸くなり、下を向いたまま歩いている状態です。
このような姿勢で歩いていると、周囲からは実際の年齢以上に老け込んで見えることがあります。
それだけでなく、身体の使い方に偏りが生まれ、腰や膝への負担、背中の張りや肩まわりのこりにつながる場合もあります。
痛みが出ている場所だけを施術しても、普段の立ち方や歩き方が変わらなければ、同じ負担を繰り返してしまいます。
大切なのは、
「なぜ胸を閉じた姿勢になっているのか」
「なぜ前を向いて歩けなくなっているのか」
というところまで考えることです。
筋トレから学んだ「胸を開く」という感覚
私は筋力トレーニングを通して、胸を開いて立つ感覚を身につけました。
身体の使い方が変わると、自然と目線も上がります。
目線が上がれば、周りの景色や物事の見え方も変わってきます。
もちろん、胸を張っていれば、いつでも前向きでいられるわけではありません。
私自身も、ネガティブになったり、落ち込んだりすることは腐るほどあります。
それでも、どれほど落ち込んだとしても、最後に自分の人生を前へ進ませるのは自分自身です。
胸を開くことは、ただ見た目のよい姿勢をつくることではありません。
自分の身体と心の状態を知り、もう一度前を向くためのきっかけになるものだと思っています。
あなたは、胸を開いて生きていますか?
最近、背中が丸くなっていませんか?
下を向いて歩くことが増えていませんか?
腰や膝、首や肩の不調を「年齢のせいだから」と諦めていませんか?
姿勢は、自分ではなかなか気づけません。
あかつき道整骨院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、
立ち方や歩き方、身体の使い方、普段の生活、心の状態なども含めてお話を伺います。
身体を整えることをきっかけに、自分の生きる姿勢も見直してみませんか?
「自分の姿勢がどうなっているのか知りたい」
「何度も同じ場所がつらくなる」
「身体だけでなく、心の状態についても相談したい」
そのような方は、一度ご相談ください。