ドローン空撮の仕事をしていると、機材の進化や新しい撮影手法に
ワクワクする一方で、「危険」と隣り合わせであることを強く感じます。
私自身、30年以上映像制作を続けてきましたが、
特にドローン撮影においては“やってはいけないこと”を
身をもって学んできました。
たとえば、かつて地方の海沿いで空撮をした際のこと。
天候は穏やかに見えたのですが、実は上空は強風が吹いていました。
確認を怠ったままドローンを飛ばした結果、機体が制御不能に陥り、
海上へ流されかけたのです。幸い緊急着陸で事なきを得ましたが、
もし人や船の近くで起きていたら…と考えると、背筋が凍ります。
また、意外と多いのが「許可を取らずに飛ばす」ケース。特に都市部では
法律や条例が厳しく、無許可飛行は重大なトラブルを招きかねません。
プロとして活動してきて実感するのは、
「安全管理と事前準備こそが撮影の8割」ということです。
ドローン映像は視聴者を惹きつけ、作品に圧倒的な魅力を加えてくれます。
しかしその一方で、操縦者が少しでも油断すれば危険に直結します。
これからドローン撮影に挑戦する方には、
まず「飛ばさない勇気」を持つことを伝えたい。
無理をせず、安全を最優先すること。それが結果的に最高の映像に
つながるのです。