何も決まっていないのに、不安だけが答えみたいに見えてしまう夜

何も決まっていないのに、不安だけが答えみたいに見えてしまう夜

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何も決まっていないはずなのに、
不安だけがもう答えみたいに見えてしまう夜があります。

まだ終わったわけじゃない。
嫌いと言われたわけでもない。
はっきり距離を置かれたわけでもない。

それなのに、
少し返事が遅いだけで、
少し温度が違う気がするだけで、
心の中では
もう悪いほうの答えが出たみたいになってしまう。

そんなことってありますよね。

本当は、
わからないことのほうが多いはずなんです。

相手が今どういう気持ちなのか。
何を考えているのか。
今はただ余裕がないだけなのか。
少し距離を取りたい時期なのか。

そのどれも、
まだ決まっていない。
まだ確かめてもいない。
なのに心だけが先に
『きっともうダメなんだ』
みたいな場所まで行ってしまう夜がある。

こういう夜って、
ただ不安になるだけじゃなく、
すごく疲れるんですよね。

まだ何も起きていないのに、
心の中だけで
もう傷ついたあとの気持ちになってしまうから。

本当は、
少し曖昧なだけなのかもしれない。
少し待てば見えてくるものがあるのかもしれない。
それでも、不安な心は
その余白に耐えるのが苦手なんですよね。

だから、
わからないまま待つより
一番こわい答えを先に出してしまう。
そのほうが苦しいはずなのに、
それでもそうしてしまう夜があります。

心って、不思議ですよね。

曖昧なものをそのまま抱えるより、
たとえ悲しい答えでも
決まってしまったほうが
少し楽な気がすることがある。

だから、
相手の気持ちがわからない時間の中で、
不安だけが
どんどん『本当らしく』見えてきてしまうのかもしれません。

返信が遅い。
きっと気持ちが冷めたんだ。

少しそっけない。
もう大事じゃないのかもしれない。

前より距離がある気がする。
この恋は終わるのかもしれない。

そんなふうに、
まだ途中の出来事を
心がどんどん結論に変えてしまう。

でも本当は、
不安は答えじゃないんですよね。
ただ、今の自分の心が
それだけ苦しくなっているというサインなだけで。

ここを、不安な夜ほど
忘れてしまいやすいんです。

不安って、
すごくそれっぽく見える。
本当のことみたいに感じる。
でも実際には、
それは『今の心の状態』であって
『現実の結論』とは限らない。

そこを少しだけ思い出せると、
心の苦しさは少し変わります。

今、私は不安なんだな。
だから一番こわい答えに引っぱられてるんだな。
まだ何も決まっていないのに、
心だけが先に傷つこうとしてるんだな。

そのくらいで、
いったん止まってあげるだけでもいいんです。

恋をしていると、
曖昧な時間は本当にしんどい。
白でも黒でもないまま待つこと。
期待と不安の間にいること。
その中で、
平気なふりをすること。

だから、
不安だけが答えみたいに見えてしまう夜があるのは、
あなたが弱いからじゃない。
ちゃんと大事にしているからこそ、
見えないものがこわくなるだけなんですよね。

でも、
そんな夜にひとつだけ
覚えておきたいことがあります。

何も決まっていないなら、
不安もまだ決定ではない。

それはただ、
今の心が苦しいということ。
今の自分が安心を失いかけているということ。
そのサインにすぎないのかもしれません。

だから今夜は、
答えを出そうとしなくて大丈夫です。
相手の気持ちを読み切ろうとしなくていい。
この恋の結末を
ひとりで決めなくていい。

ただ、
不安だけが答えみたいに見えてしまうくらい、
今、自分は心が疲れてるんだなって
そこを見てあげてください。

そのひと呼吸だけでも、
心は少しずつ
『まだ何も決まっていない場所』に
戻ってこれます。

何も決まっていないのに、
不安だけが答えみたいに見えてしまう夜。

そんな夜は、
未来を急いで決めるより、
今の自分を安心させてあげることのほうが
きっと大事なんだと思います。





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