こんにちは。
「円安だし、海外に商品を売ってみたい。でも、英語ができないから無理かな…」
そんな風に悩んでいませんか?実は私も、最初は同じように悩んでいました。私は海外の文化は好きですが、ネイティブのようにハイテンションで話せるわけでもなく、英語にはコンプレックスがありました。
それでも今、私はオーストラリアに向けて日本の「包丁」を販売する越境ECサイトを運営しています。
今回は、英語が中学レベルだった私が、どうやって越境ECを始められたのか、そのリアルな体験談をお話しします。
最初は「英語を使わなくていい」Amazonを選ぼうとした
越境ECを始めようと思ったとき、私が最初に考えたのは「Amazonで売ること」でした。
理由は単純です。Amazonなら集客力があるし、何より「英語をあまり使わなくて済みそう」だったからです。英語への苦手意識から、できるだけ自分で英語を書いたり、お客様と直接やり取りしたりするのを避けたかったのです。
しかし、いざ調べ始めると、Amazonには大きな壁がありました。在庫を抱えるリスクや、高い販売手数料です。個人で小さく始めるには、ハードルが高すぎると感じました。
そこで私は、自社ECサイトを作る決意をしました。選んだのは「Square(スクエア)」です。Squareなら初期費用も抑えられ、日本語で設定ができます。ただ、自社サイトとなると、商品ページも、お客様対応も、すべて自分で英語を用意しなければなりません。
「やっぱり英語ができないとダメか…」と挫折しそうになりました。
救世主は「AI君」だった
そんな私を救ってくれたのが、AIツール(ChatGPTなど)の存在です。
私はAIを「AI君」と呼んで頼りにしています。商品ページの翻訳はもちろん、海外の法律や関税、運送会社の選び方まで、分からないことはすべてAI君に聞きました。
例えば、包丁を海外に送るには「銃刀法」などの規制をクリアする必要があります。関税のルールも国によって全く異なります。これらを英語のサイトで調べるのは至難の業ですが、AI君に「オーストラリアに包丁を送る際の法律と関税について教えて」と聞けば、日本語で分かりやすく解説してくれます。
さらに、海外販売をしている社長さんの講演会にも足を運びました。そこで「訴訟になりやすい国」や「返品時の対応」などを質問し、聞いた内容をまたAI君に相談して、自分なりに理解を深めていきました。
英語が読めなくても、AIという強力なサポートがあれば、必要な情報はすべて手に入るのです。
トラブルを防ぐ「プライバシーポリシー」の重要性
英語でのコミュニケーションに不安があるからこそ、私が徹底したことがあります。それは「プライバシーポリシー(利用規約)」を充実させることです。
アメリカなど訴訟が多い国では、少しでも気に入らないとすぐ返品、というケースもあります。また、不良品が出た場合、海外から送り返してもらうと莫大な送料がかかってしまいます。
そこで私は、規約に「不良品の場合は現地で処分し、証拠写真を送ってもらう」といったルールを明記しました。国ごとの国民性を考慮し、自分が不利にならないように価格設定やルールを決めたのです。
事前にルールをしっかり英語で明記しておけば、不用意なトラブルは未然に防げます。万が一トラブルが起きても、ダメージを最小限に抑えることができます。これも、AI君に手伝ってもらいながら作成しました。
伝えたい「必死さ」があれば伝わる
英語が苦手でも、私が越境ECを続けられている最大の理由は「商品への想い」があるからです。
私は料理が好きで、高校時代に精肉店でアルバイトをしていました。そこで出会った包丁の切れ味が、20年経っても忘れられなかったのです。その後、京都で買った高級包丁を欠けさせて捨ててしまった後悔や、オーストラリアのホストファミリーが包丁を一生ものとして大切に使っていたこと。そして、居合を始めて知った日本刀の美しさ。
「日本の刀鍛冶や研ぎ師の技術、鋼や柄の木の美しさを世界に伝えたい」
その強い想いがあるからこそ、英語の壁にぶつかっても「どうすれば伝わるか」を必死に考え、行動できました。好きじゃない商品を売っていたら、きっと途中で挫折していたと思います。
完璧な英語でなくても、伝えたいという必死さがあれば、想いは必ず伝わります。
まとめ:英語力より「想い」と「ツール」
「英語ができないから」という理由で越境ECを諦めるのは、本当にもったいないです。
今はAIという強力なツールがあります。英語力そのものよりも、「何を伝えたいか」という想いと、ツールを使いこなす力、そしてトラブルを未然に防ぐ準備があれば、誰でも越境ECは始められます。
もしあなたが「海外に日本の良いものを届けたい」という想いを持っているなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
私の経験が、あなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。