『ココナラ新時代/タイミング』

『ココナラ新時代/タイミング』

記事
コラム
ある人と、関わってみようと思った瞬間があった。

好きだったから動いたわけじゃない。
ただ、動かずにいられなくなった。 
心の器が満ちて、考えるより先に身体が動いた。
好きになったのは、そのあとの話。

タイミングは、結果を約束しない。
ただ、動き出す瞬間を作る。



そもそも、私たちがよく口にするあの言葉って、一体なんなんだろう。

「タイミングが合わなかった」と言うとき、私たちはまるでタイミングが空中に漂っていて、それを掴み損ねたかのように話す。

「今がそのタイミングだ」と言うとき、まるで外側の何かが「今だよ」と教えてくれたかのように。

でも、本当にそうだろうか。 
タイミングって、外側にあるものなんだろうか。



私はずっと、タイミングは「内側で満ちるもの」だと思っている。

心の中に、器がある。目には見えないけれど、確かにある。そこに、日々の感情が少しずつ溜まっていく。

「やってみたいな」という小さな憧れ。 
「このままじゃ嫌だ」という静かな焦り。 
「変えたい」というまだ言葉にもなっていない衝動。

それらは雫になって、音もなく、器の底に落ちていく。自分では気づいていない。溜まっていることにさえ気づいていない。

そしてある日、最後の一滴がぽつんと落ちたとき。表面張力を失った器から、一気に、堰を切ったように溢れ出す。

「あ、もう、今だ」

理屈じゃなく、心が完全に納得して、身体が勝手に動き出してしまう。そんなふうに、自分だけにしか分からない、静かなゴーサインなのだと思う。



けれど、面白いのはここからで。

自分の器が満ちて溢れたその瞬間、視界がパッと開けて、不思議なことが起こり始める。

これまで自分が何気なく打ってきた、一見バラバラだった "点" たちが、猛烈な勢いで一本の "線" に繋がり始めるのだ。

ずっと温めていた想い。 
迷いながら選んできた選択。 
誰かが残していった言葉。

それらが「すべては今日この瞬間のためにあったんだ」と、最後のピースを嵌めようと一気に見事な伏線回収を始める。

そうやって自分の中の線が繋がると、まるで世界の側も、待ってましたと言わんばかりに動き出す。

自分と世界が、一瞬だけ同じ周波数に揃うのだ。

自分がずっと探していた答えを持っている人と、偶然出会ったり。 相手も同じように、自分のことを考えていてくれたり。

お互いに全く違う場所で、違うスピードで生きていたはずなのに、なぜかその一瞬だけ、狙ったわけでも、計算したわけでもないのに、完璧なフィット感で物事が流れるように進んでいく。

タイミングとは、決してただの偶然ではない。

自分の内側の熱量が、外の世界と静かに共鳴したときにだけ起こる、小さくて、でも確かな奇跡なのだと思う。

だから、「タイミングが来ない」と感じるとき。 それはきっと、心の器がまだ満ちていないだけだ。 点がまだ線になっていないだけだ。 

停滞じゃない。熟成している。

そう思えたら、少しだけ、焦らなくていい気がする。






あなたも書いてみませんか?

同じタイトルでそれぞれ自由にブログを投稿するこの企画。前回の『やじるしの向き』に続いて、ななこさんありがとう♡

#ココナラ新時代タイミング で検索すると、今回の企画に参加しているみなさんのそれぞれの「タイミング」が読めますよ。

ななこさんの企画説明や、他の人の投稿を読んで、参加してみたくなった方は『ココナラ新時代/タイミング』というタイトルで、ぜひぜひ書いてみてくださいね。書いてくれる人がたくさんいるとうれしいなー。



私は前回と今回の文章を書くにあたって、自分のスタイルを少し変えて書いてみました。ちょうど自分の文章や表現に飽きてきていたこの時期に、この企画に参加できてよかったです。

他人にはわからないかもしれないけれど
自分の中では大きな変化。

これもまた「タイミング」かと。


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