これは、すべてを失った元プロ小説家が、AIフル武装でリベンジをはかる物語

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コラム

僕という人間

結城らい、とは何者か。

一応、2025年4月にデビューした新人です、という体裁を取っておりましたが、もうこの際、ある程度正体を明かそうかな、と思います。

僕は元プロ小説家です。

いつ、どこで、どんな小説を出したかというのは秘密にさせてください。でも少しばかりヒントを出すなら「K」さんところで本を出したことがあります。ライトノベルです。

ラノベ業界というのは過酷で、今はどうか知らないですけど、2週間の売上で全てが決まるという世界。僕の出した小説はことごとく売れず、打ち切りが続き、ついには「あなたはブラックリストに入った」と編集から告げられました。

じゃあ、そんなに自分は面白くない小説を書いていたのか?というと、そういうことはなく、いまだに過去作の番外編を書いてほしい、という個人の依頼があったり、「俺、読んだことあります!面白かったです!」と偶然読者に会うこともあったり、なんだよ、面白かったんじゃん、と最近では自己評価をあらためつつあります。

商業の世界の残酷さ

あくまでも事実として書くならば、「売れれば英雄」「売れなければゴミクズ」それが商業の世界です。

実際、僕はそれまで担当編集からは「あなたの文章は上手い!」とか散々おだてられていたのに、いざ本が売れなかったら、「あなたはキャラが弱いからなあ」と白い目で見られてきたので、ああ、売上で全ての評価が変わるんだな、と思いました。

ひとつ言わせてもらうなら、僕は編集の指示を受けて、何度も何度もリテイクして、当初の文章から大幅に変えた内容にあらためた。その上で、あらすじを間違って書かれるは、宣伝文句で「○○の要素は売れないから隠しましょう(それが一番のウリなのに)」とまったく面白みのないキャッチコピーを作られたり、出版社側の販売戦略もグダグダな有り様だった。それなのに、売れなければ、僕一人の責任、という形を取らされた。理不尽でした。

ひとたび売れないと、その後の戦いも厳しくなります。何せ、実績は「売れない作家」でしかない。人に紹介してもらって、とある出版社に売り込みに行ったこともありますが、「誰お前?」みたいな扱いでした。

その後、何年も……何年も……戦い続けましたが、出版社が全ての舵を取っている現状、彼らに上手く取り入らなければ再浮上することは出来ない、と悟りました。

個人の活動の限界

じゃあ、個人で活動するか、となると、そこで出てくるのが、人脈とか予算とか、そういった戦力の問題。

例えば、Kindleで本を出すとなると、表紙絵が必要になってくる。表紙イラストは、それなりのイラストレーターさんに頼むなら5万円くらい、もっと腕の立つ人なら10万円は軽く行く。じゃあ、それだけの経費を回収するのに、本をどれだけ売らないといけないかというと、500円の本で印税75%としても266冊。

266冊って、大したことないじゃん、と思うでしょう? そんなこと全然ないです。導線がしっかりしていないと、全然売れない。じゃあ、その導線はどこから?というと、Xでもインスタでも、投稿サイトでもなんでもいいです、万アカくらいの勢いのある作家でなければ、到底及ばない数字なのです。

自分も、何回かイラストレーターさんに表紙を頼みました。素敵な表紙を作ってもらい、これなら売れるかも!と期待しても、結局は自分の人気がないからどうしようもない。

ジリ貧がジリ貧を呼ぶ。

気が付けば貯金も底を尽き、戦闘力を完全に失ってしまい、もう何もかも終わりか……と思っていたところに、一筋の光明を見出しました。

AIです。

生成AIとの出会い

もともと、僕はかなり早い時期から生成AIを触っていました。結城らいとしての活動を開始したとき、「新人です!」と言っていましたが、ありゃウソです。

NovelAIのV3かな、当時触っていたのは。

今からすると、まったく低いクオリティですが、当時はかなり驚かされたものでした。こりゃあ、すごいものが世の中に出てきたぞ、と。

だけど、イラストレーターさんの苦悩や警鐘、学習用のデータセットの問題(Danbooru)等のことを知るにつれて、これは軽はずみに触ってはいけないものだと感じ、自主的に封印したのです。

けれどもーー2025年4月、僕は解禁しました。

すべてを失い、追い詰められた僕には、もう残された道はただ一つ、AIに頼るしかなかったのです。

葛藤はありました。正直、生成AI反対派の人達の気持ちは痛いほどよくわかります。それは、仕事を奪われるとかそんな問題ではなく、自分達の商品であり資産が勝手に学習される、ということは、心理的に許容しがたいことでしょう。その悔しさ、悲しさを思うと、僕自身クリエイターとして胸が張り裂けそうです。

でも、それをわかった上で、僕は泥臭く生きることを決意しました。

何よりも僕には守らなければいけない家族がある。どうしても、稼いでいかなければいけない。そのためには手段なんて選んでられない。もちろん違法なことは出来ないけど、法的に許容されているツールであれば積極的に使っていこうじゃないか。そう、考えたわけです。

そして現在ーAI武装モードー

いまの僕は、以下のような形で武装しております。まだ、全部を有効活用できていないけれど、一つ一つを組み合わせて、僕一人でも良い作品を作ろうと日々模索しています。

それは、僕が心から渇望して、結局仲間に入れてもらえなかった、商業小説の世界へのリベンジなのかもしれません。僕の目には、あちらは巨大な組織体であり、抗いようのない強大な存在です。そこに対して、「個人でもここまで戦えるんだぞバカヤロウ!」と叩きつけたい、というのが、いまの創作モチベーションとなっています。

色々と上手くいった暁には、K社の前にある高そうな鰻屋さんで昼間からビールを飲みながら「見たか!ははは!」と大笑いしたいところです(笑)。

で、そんな僕のいまの頼れるAI達はこちらになっています。

【イラスト、画像、動画生成】
・PixAI(「プラス」年間契約)……アニメイラストは基本ここで生成
・SeaArt(「スタンダード」年間契約)……PixAIの補助
・NovelAI(「Opus」月間契約)……PixAIで生成した素材を編集
・Higgsfield(「creator Plan」月間契約)……主に動画作り

【音楽生成】
・Suno(「Pro Plan」月間契約)……プロモビデオの音楽作り

【チャットAI】
・ChatGPT(「Plus」月間契約)……オールラウンドな相談
・Grok(「Xのプレミアム+」月間契約)……情報収集用
・Gemini(「Pro」月間契約)……Gemで専門家作り相談
・Claude(「Pro」月間契約)……小説作りのサポート

まだまだ、色んなことを試していきたいのですが、まずは小説作りに力を注ぎ、皆さんに楽しんでもらえるような面白い作品を次々と生み出していきたいな、と思います!

ちょっと失敗したこと

2025年4月に、結城らいとしての活動を開始したとき、最初にやったことは、ChatGPTへの相談でした。

まずこれが間違いでした……。

今だったら、大事な判断は僕自身で行うようにしているんですけど、あの当時はとにかく道に迷っている状態だったので、何か道しるべが必要だったのです。

その結果出来上がったのが、『バニーガール戦士カレン』シリーズでした。R18のイラスト集。正直、低クオリティな生成AIイラストの詰め合わせで、こんなの売り物にはならないよ、というものだったけど、ChatGPTは強きに800円で売りましょうと提案してきて。

その続編に至っては、1500円という値段。

生成AIのCG集は高くても300円くらいが当たり前の世界で、チャットAIのアドバイスを鵜呑みにして動いた自分がバカでした。

その後、自分で生成AIマンガ『レッド・エルディア』や、本文は自作で挿絵だけAIの小説『バニー・フォース』を出して、これらは3桁くらいはなんとか売れました。まあ、ライバル達と比べたら、全然売れてない方ですが……。

で、だいぶ時間を空けて、R18ファンタジー小説や、R18イラスト集を出したものの、これらに至っては2桁にようやく到達するくらいの販売数。

約10ヶ月活動して、売上は数万円規模。これは、根本的に戦い方を見直した方がいいと考え直しました。

原点にかえる

そこで考えたのは「差別化」。

誰かと同じことをやっても、どっちが優れているのか勝負になるし、そうなると実績やノウハウが積み重なっていて、人気も高い方にどんどん人は流れていく。

じゃあ、僕にしか出来ないことをするしかない。

となると……

やるしかないか、もう一度、自分の小説作りを、ということになったわけです。

ただし、今度は独りぼっちではない。生身の人間ではないけれど、今の僕にはAIという強い味方がいる。この強力な相棒達と二人三脚で戦っていけば、必ずやまた浮上できる、と信じています。

これから応援よろしくお願いします

というわけで、長くなりましたが、以上が結城らいについての自己紹介です。

引き続き、応援いただけると、とても力になります。

もし、僕のこの泥臭いリベンジの物語に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこのnoteをフォローしてください。ここでは、元プロ作家としての視点と、毎月数万円のAIツールを使い倒す実践者の視点を掛け合わせた、「ここでしか読めない、創作と生存のためのリアルな記録」を発信していきます。

Xの方でも、日々の試行錯誤や、noteには書けないようなリアルタイムの叫びを呟いています。フォロワー数もまだまだこれからなので、ぜひフォローして、僕の戦友になっていただけると嬉しいです!

それでは、これからも結城らいを、どうぞよろしくお願いいたします。

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