CROSS OVER VOL.44 台湾(台中)終了

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デザイン・イラスト

自身にとって初の海外展示

30を過ぎてから(本格的に?)絵を表に出し始めて12年。
(スタートが遅かったのだから現実化が遅いのは当然かもしれないですが…)
念願だった【海外での展示】が叶いました。
12/1~12/14 台湾の台中市にある辛藝術Hsin Art GalleryにてPEDDY POT様主催のグループ展に参加させて頂きました。
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決めてからも揺らぐビビり屋

出展を決めてからは、どの作品を出すか?新しく描くか?で迷う日々でした。
こういう時に自己評価や自己肯定感、自己受容感のない人間はぐるぐる終わることのない堂々巡りの思考を締め切りギリギリまでしてしまうんです。
『どんな作風のが受け入れられるのか?』『私の絵は台湾の方々に受け入れられるのか?』『新しく描くとしたら似通ったテーマで統一感を持たせた方がいいのか』などなど…
未経験ゆえに迷いに迷って結局、新しい作品は描けなくて2023年に描き上げた比較的新しい作品↓こちらの2点を送ることに決めたんです。
左:ひまわり屋根の家  右:ひまわり傘の猫
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2つの”ひまわり猫”

どちらも雪国秋田の肌寒い春にうまれた作品です。
早く暖かくなるといいなと思って地上の太陽である向日葵を描きました。
【ひまわり屋根の家】
庭に咲く向日葵をぎゅうぎゅうに屋根に敷き詰めている家主(黒猫)と
そこに訪ねてきたご近所さん(白猫)
真夏の太陽の下の向日葵とはまた一味違うほのぼのなひまわり作品。
【ひまわり傘の猫】
ひまわりを雨傘のようにさす猫
地上の太陽の名にふさわしいギラギラ太陽が雨雲をふきとばしてくれそうな作品
2点とも国内で2か所で展示して頂いたけれど残念ながらお迎えがなかったコたちです。
自分自身は氣に入っていても(他者に)選ばれなかったコ達を送り込むのは勇気がいることでしたが、『場所が変われば受け取り方が変わるかもしれない』『引き合う人がいるかもしれない』という出会いへの期待に賭けました。

展示風景

他の方々の作品が素晴らしく、絵の教育を受けていない私の作品は幼稚なように思えて居たたまれない気持ちでいっぱいで…
実はSNSでの告知は申し訳程度にしかしてませんでした。
でも展示の様子を拝見しておりましたらば…

何人かの方が足を止めて下さっていたようです。
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不思議だなぁ…と思ってたのですが、どうやら”シール”が貼られていたようなのです。
こういう展示の経験が少なすぎて気付くのが遅れたのですが”青いシール”は売約済みの印とのこと。
日本では見向きもされなかった作品たちでしたが、見て頂ける機会を頂けて本当に良かったです。

最後に

経験不足&自信のなさ故、おっかなびっくり参加させて頂いた展示でした。
でも台湾のどこかで私の作品が家族の一員として迎えられたかもしれない、という事実は、確かな自信に繋がりました。
誰にも絵を見てもらえない期間が長かったけど、絵をやめないでいて本当に良かったと思います。
これからも”行動”を増やし”経験”を積んでいくことで、悪しき自己イメージを上書していこうと思います。

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