ゲームの中に「電気」を作りました — Minecraft統合版アドオン制作の記録

ゲームの中に「電気」を作りました — Minecraft統合版アドオン制作の記録

記事
IT・テクノロジー
自動化ツールを作っています。Kaiです。

普段は業務の自動化をしていますが、先日
Minecraft統合版(Bedrock)のアドオン制作をお請けしました。

内容は「ゲームの中に電気の仕組みを作る」というものです。
守秘のため依頼内容そのものは書きませんが、
どう進めたかは自動化の仕事とまったく同じだったので、その部分を書きます。


何を作ったか


15_fig1_built.png

ご要望は、ざっくり言えば
「標準のレッドストーンより汎用的で、見た目も配線らしい電気系統がほしい」というものでした。

作ったのは、ブロックとアイテムの組み合わせです。

ブロック側
・発電機(電源の心臓部。壊れると全体が停電する)
・配電盤(エリアごとの分岐点。中に部品が入っている間だけ通電する)
・電線(壁や天井に這わせられる。色ごとに独立していて混線しない)
・出力端子、電灯、非常用発電機

アイテム側
・配電盤を動かす部品、発電機を復旧させる部品
・電線を切る道具、壊れた機器を直すキット

電線を壁に這わせられるのがポイントで、
標準の仕組みだと床にしか置けず、場所を取ってしまうという課題がありました。


停電が起きたときの連動


15_fig2_blackout.png

面白かったのがここです。

発電機が壊れると、つながっている設備が一斉に反応します。

・照明 — 通常の明かりが消え、代わりに赤い非常灯が点く
・ドア — 設定によって「開きっぱなし」か「閉鎖」のどちらかに固定される
・非常用発電機 — 停電から一定時間後、重要な設備だけが復旧する

「電源が落ちる」を、ゲーム内の複数の設備がそれぞれの形で受け取る。
このつながりを作るのが、この仕事の中心でした。


やったことは、自動化の仕事と同じだった


ジャンルはまったく違いますが、進め方は普段とほぼ同じでした。

### 1. 仕様を先に文書にした

15_fig3_spec.png

ご依頼には資料が添えられていましたが、
読んでいくと決まっていない点がいくつも出てきました。

・この部品は、何から作れるようにするか
・「壊れる」の判定は、どの範囲まで含めるか
・修理は何段階にするか
・一定時間後に復旧する設備は、どれを対象にするか

こういう点を6つの質問にまとめてお返しして、
回答をいただいてから着手しました。

決めずに作ると、完成後に「思っていたのと違う」が出ます。
ゲームでも業務ツールでも、ここは変わりません。

### 2. できないことは、代替案とセットで伝えた

「これはできません」だけで終わらせると、依頼した側は次の手を打てません。

今回も、対応範囲に含めないものが5つほどありました。
そのそれぞれに「代わりにこうできます」を添えてお伝えしています。

### 3. 動作確認を自動化した

15_fig4_test.png

ここが一番、普段の仕事が効いた部分です。

ゲームのアドオンは、本来なら毎回ゲームを起動して、
ブロックを置いて、壊して、動くか目で見て確認します。
直すたびにこれをやると、時間がいくらあっても足りません。

そこで、確認そのものを自動で回す形にしました。

・内部の整合性チェック 28項目
・ゲーム内での実動テスト 7項目

修正するたびにこれが自動で走るので、
「直したつもりが別の場所を壊していた」に気づけます。

やっていることは、業務システムのテストとまったく同じです。


納品したもの


15_fig5_deliver.png

・アドオン本体
・すぐ試せる見本ワールド(機器が設置済みの状態)
・導入手順書
・動作確認チェックリスト 30項目
・仕様書
・ソース一式

チェックリストを付けているのは、
こちらの「動きました」だけで終わらせないためです。
受け取った側が自分の手で確認できる状態にしてお渡しします。


こういう仕事もお請けしています


自動化ツールが本業ですが、
「決まっていないものを、決めてから作る」という進め方は同じなので、
ゲームのアドオンのようなご依頼もお請けできます。

やることは変わりません。

1. やりたいことを伺う
2. 決まっていない点を洗い出して質問する
3. 作るもの・納期・金額を文書でお出しする
4. ご合意後に着手し、動作確認まで含めてお渡しする

「これ作れますか」というご質問だけでも歓迎です。
できない場合は、その理由と代替案をお伝えします。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す