自動化ツールを作っています。Kaiです。
普段は業務の自動化をしていますが、先日
Minecraft統合版(Bedrock)のアドオン制作をお請けしました。
内容は「ゲームの中に電気の仕組みを作る」というものです。
守秘のため依頼内容そのものは書きませんが、
どう進めたかは自動化の仕事とまったく同じだったので、その部分を書きます。
何を作ったか
ご要望は、ざっくり言えば
「標準のレッドストーンより汎用的で、見た目も配線らしい電気系統がほしい」というものでした。
作ったのは、ブロックとアイテムの組み合わせです。
ブロック側
・発電機(電源の心臓部。壊れると全体が停電する)
・配電盤(エリアごとの分岐点。中に部品が入っている間だけ通電する)
・電線(壁や天井に這わせられる。色ごとに独立していて混線しない)
・出力端子、電灯、非常用発電機
アイテム側
・配電盤を動かす部品、発電機を復旧させる部品
・電線を切る道具、壊れた機器を直すキット
電線を壁に這わせられるのがポイントで、
標準の仕組みだと床にしか置けず、場所を取ってしまうという課題がありました。
停電が起きたときの連動
面白かったのがここです。
発電機が壊れると、つながっている設備が一斉に反応します。
・照明 — 通常の明かりが消え、代わりに赤い非常灯が点く
・ドア — 設定によって「開きっぱなし」か「閉鎖」のどちらかに固定される
・非常用発電機 — 停電から一定時間後、重要な設備だけが復旧する
「電源が落ちる」を、ゲーム内の複数の設備がそれぞれの形で受け取る。
このつながりを作るのが、この仕事の中心でした。
やったことは、自動化の仕事と同じだった
ジャンルはまったく違いますが、進め方は普段とほぼ同じでした。
### 1. 仕様を先に文書にした
ご依頼には資料が添えられていましたが、
読んでいくと決まっていない点がいくつも出てきました。
・この部品は、何から作れるようにするか
・「壊れる」の判定は、どの範囲まで含めるか
・修理は何段階にするか
・一定時間後に復旧する設備は、どれを対象にするか
こういう点を6つの質問にまとめてお返しして、
回答をいただいてから着手しました。
決めずに作ると、完成後に「思っていたのと違う」が出ます。
ゲームでも業務ツールでも、ここは変わりません。
### 2. できないことは、代替案とセットで伝えた
「これはできません」だけで終わらせると、依頼した側は次の手を打てません。
今回も、対応範囲に含めないものが5つほどありました。
そのそれぞれに「代わりにこうできます」を添えてお伝えしています。
### 3. 動作確認を自動化した
ここが一番、普段の仕事が効いた部分です。
ゲームのアドオンは、本来なら毎回ゲームを起動して、
ブロックを置いて、壊して、動くか目で見て確認します。
直すたびにこれをやると、時間がいくらあっても足りません。
そこで、確認そのものを自動で回す形にしました。
・内部の整合性チェック 28項目
・ゲーム内での実動テスト 7項目
修正するたびにこれが自動で走るので、
「直したつもりが別の場所を壊していた」に気づけます。
やっていることは、業務システムのテストとまったく同じです。
納品したもの
・アドオン本体
・すぐ試せる見本ワールド(機器が設置済みの状態)
・導入手順書
・動作確認チェックリスト 30項目
・仕様書
・ソース一式
チェックリストを付けているのは、
こちらの「動きました」だけで終わらせないためです。
受け取った側が自分の手で確認できる状態にしてお渡しします。
こういう仕事もお請けしています
自動化ツールが本業ですが、
「決まっていないものを、決めてから作る」という進め方は同じなので、
ゲームのアドオンのようなご依頼もお請けできます。
やることは変わりません。
1. やりたいことを伺う
2. 決まっていない点を洗い出して質問する
3. 作るもの・納期・金額を文書でお出しする
4. ご合意後に着手し、動作確認まで含めてお渡しする
「これ作れますか」というご質問だけでも歓迎です。
できない場合は、その理由と代替案をお伝えします。