「どうしても欲しい」と「選んでもらえる」は別の話
ドラフトを見て、副業の商品づくりで大事なことを考えた
「どうしても欲しい」と思うことと、
相手に「選んでもらえる」ことは別。
昨日のドラフト会議を見ていて、
そんなことを考えました。
米国挑戦を表明していた横浜高の織田翔希投手を、
巨人が1位指名しました。
一方で、織田投手は指名後も、
「アメリカに挑戦する気持ちは崩れません」
という趣旨の言葉を話しています。
もちろん、巨人には巨人の評価があります。
将来性を見込んだ判断もある。
どうしても欲しいという思いもあったのだと思います。
一方で、織田投手には織田投手が描いている未来があります。
どちらが正しい、という話ではありません。
僕が考えさせられたのは、
こちらが欲しいと思うことと、
相手もそれを望んでいることは別なんだ
ということです。
これは、副業で商品を作ったり、
サービスを届けたりするときにも、
かなり大事な視点だと思っています。
「こんなにいいサービスなのに」と思いたくなる
副業で商品を作るとき、僕たちはどうしても自分側の理由から考えます。
時間をかけて商品を作った。
資格も取った。
何年も勉強してきた。
サポート内容も充実させた。
自分なりに経験も積んできた。
だから、
こんなにいいサービスなんだから、必要としてもらえるはず
と思いたくなる。
これは自然なことだと思います。
自分が真剣に作ったものほど、そう思いたくなります。
僕もそうでした。
学んできたことがある。
経験してきたことがある。
相手の役に立てるはずだと思う。
だから、商品として形にすれば、
誰かに必要としてもらえるはず。
そう考えたくなる。
でも、ここで一度立ち止まりたいんです。
自分が売りたい理由と、
相手が買いたい理由は同じとは限りません。
こちらが届けたいものと、相手が欲しいものはズレることがある
たとえば、こちらは、
「6か月あれば、しっかり変われます」
と思っている。
だから、6か月の継続サポートを作りたくなる。
でも相手は、まだそこまで望んでいないかもしれません。
まず一回相談して、自分の問題を整理したい。
今の自分がどこで止まっているのか知りたい。
本当に相談する価値があるのか、軽く試してみたい。
そう思っているかもしれない。
こちらは、
「あなたの経験を商品にしましょう」
と言いたくなる。
でも相手はまだ、
そもそも自分なんかに売れる経験があるの?
というところで止まっているかもしれません。
こちらは、
「この方法なら副業を進められます」
と思っている。
でも相手が本当に気にしているのは、
本業や家族に負担をかけずに続けられるの?
かもしれません。
こちらは商品の良さを伝えているつもりでも、
相手が今一番知りたいことに答えていないことがあります。
すると、どれだけ商品の魅力を足しても、ズレたままになります。
商品の魅力を増やす前に、相手の望みを知る
商品が売れないとき、つい中身を増やしたくなります。
特典を増やす。
期間を伸ばす。
サポート回数を増やす。
資料を増やす。
動画を追加する。
価格を下げる。
もちろん、それが必要な場合もあります。
でも、本当に必要なのは、魅力を増やすことではなく、
相手が何を望んでいるのかを知ること
かもしれません。
何に困っているのか。
どうなったら助かるのか。
今まで何を試したのか。
何が不安で動けないのか。
何なら試してみたいと思えるのか。
直接聞いてみる。
すると、自分が提供したかったものと、
相手が本当に欲しかったものの間に、
ズレが見つかることがあります。
このズレに気づかないまま商品を作り込むと、
こちらの熱量は高いのに、相手には届かない。
逆に、相手の望みが見えると、商品は少しずつ現実に近づきます。
商品づくりは、一方的に形にすることではない
僕は、商品づくりとは、
自分の得意なことを一方的に形にすることではないと思っています。
もちろん、自分ができることは大事です。
経験も大事です。
スキルも大事です。
でも、それだけでは商品にはなりません。
大事なのは、
自分ができること
と
相手が望んでいること
この接点を探すことです。
自分ができることだけで作ると、
独りよがりになることがあります。
相手が望んでいることだけに合わせると、
自分が無理をすることがあります。
だから、その間を探す。
自分には何ができるのか。
相手は何に困っているのか。
その困りごとに対して、
自分の経験はどこで役立つのか。
ここを見ていく。
商品づくりは、机の上で完璧に考えるものではなく、
相手との接点を探しながら形にしていくものだと思っています。
「こんなにいい商品なのに売れない」と思ったときほど
「こんなにいい商品なのに売れない」
そう思ったときほど、商品を作り直す前に、
一度だけ確認したいことがあります。
これ、本当に相手が欲しいものになっている?
自分が売りたい理由を10個考えるより、
相手が何を望んでいるのかを1つ聞く。
その方が、次に直す場所がずっと見えやすくなります。
たとえば、
「このサービス、どこが分かりにくいですか?」
「今のあなたなら、何に一番困っていますか?」
「もし相談するとしたら、どんな形なら受けやすいですか?」
「6か月より、まず1回の相談の方が受けやすいですか?」
「何が分かれば、申し込むかどうか判断しやすいですか?」
こういう質問をしてみる。
売る前に聞く。
作り込む前に聞く。
自分の中だけで決める前に、相手の言葉を聞く。
それだけで、商品は相手に近づいていきます。
会社では頼られているのに、外で何を提供すればいいか分からない人へ
ここまで読んで、
「相手の望みを知るのが大事なのは分かった」
でも、
「そもそも自分の経験を、誰のどんな困りごとに使えばいいか分からない」
と思った方もいるかもしれません。
会社では頼られている。
後輩に教えることもある。
トラブル対応もしてきた。
改善もしてきた。
人から相談されることもある。
でも、会社の外に出た瞬間、
「自分は何を提供できるんだろう」
と分からなくなる。
これは、とても自然なことだと思います。
会社の中では、当たり前にやっていることほど、
価値として見えにくいからです。
後輩に教える。
状況を整理する。
関係者を調整する。
ミスを減らす。
分かりやすく説明する。
仕事の中では普通でも、
会社の外では誰かの困りごとに役立つ可能性があります。
ただ、そのままだと見えにくい。
だから、まず整理する必要があります。
これまでの仕事。
学んできたこと。
人から頼られてきたこと。
失敗しながら身につけてきたこと。
それらを見直して、
自分の経験なら、誰のどんな困りごとに役立てられるか
を考えていく。
そこから、第二の仕事の最初の1案が見えてくることがあります。
会社員のためのダブルキャリア実装 無料動画
もし今、
「そもそも自分の経験を、誰のどんな困りごとに使えばいいか分からない」
「会社では頼られているのに、会社の外で何を提供すればいいか決められない」
「今の仕事も家族との時間も大切にしながら、会社の外でも自分の経験を誰かの役に立ててみたい」
そんな状態なら、
を活用ください。
これまでの仕事、学び、人から頼られてきたこと、
失敗しながら身につけてきたことを整理して、
自分の経験なら、誰のどんな困りごとに役立てられるか
を考え、第二の仕事の最初の1案につなげるための内容をお伝えしています。
会社を辞めることを前提にはしていません。
今の仕事も、家族との時間も大切にしながら、
会社の外でも自分の経験を誰かの役に立ててみたい。
最後に
「どうしても欲しい」と思うことと、相手に「選んでもらえる」ことは別です。
これはドラフトの話だけではなく、商品づくりでも同じだと思っています。
自分が売りたいもの。
自分が届けたいもの。
自分が良いと思っているもの。
それは大切です。
でも、それだけでは届かないことがあります。
相手は何を望んでいるのか。
何に困っているのか。
どんな形なら受け取りやすいのか。
そこを知ることから、商品づくりは始まります。
売りたいものを決める前に、まず相手が何を望んでいるのかを知る。
第二の仕事も、そこから始まると思っています。