第3話 店を開けた日に、最初に来たのは詐欺だった

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マネー・副業
8月12日。朝、出品の画面を開いて、値段の欄を見た。選べるいちばん低い金額が4,000円だった。
4,000円で売れたとして、手数料を引かれて手元に残るのは3,120円になる。
昼過ぎに1本目を公開した。パワーポイントの資料を整えるものだ。夜の20時29分に2本目を公開した。エクセルの表を整えて、集計もするものだ。
その6分後、メッセージが届いた。今回の挑戦を始めてから、初めての反応だった。
資料にまとめたので見てほしい、と書いてあった。添付は開かず、文字だけを取り出して調べた。案内されていた先は、ココナラではないサイトだった。
20時50分に、違反報告を送った。相手はその後、使えなくなっていた。
21時を過ぎてから、どれくらい仕事があるのかを数えた。新しく出ていた依頼は193件。そのうち資料の仕事は0.5%、エクセルは1.0%だった。動画は24.9%だった。
新しく出ていた依頼のなかに、僕がやることはほとんど無かった。
その日、店を開けて最初に来たのは、客ではなく、フィッシング詐欺だった。
2日目(8月12日)
出品 2本 / 受注 0件 / 売上 0円
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