🍵 昼は蕎麦屋、夜は日本語教師。私が「ココナラ」にたどり着くまで

🍵 昼は蕎麦屋、夜は日本語教師。私が「ココナラ」にたどり着くまで

記事
コラム

1.昼の顔:蕎麦屋の湯気とともに生きてきた


ここで初めてお話ししますが、
私は昼間、蕎麦屋で働いています。

もう何年になるでしょうか。
いつの間にか、お蕎麦とともに生きてきた人生になっていました。

カウンターに立ち、湯気の向こうでお客様の笑顔を見る。
おそばを茹でる音、出汁の香り、湯気の中に立ちのぼる湯の白さ。
そのすべてが、私にとっては生活の一部であり、
どこか懐かしい「日常のリズム」なのです。

若いころは「もっと別の仕事をしたい」と思ったこともありました。
けれど、気づけば私はおそばが好きで、
その香りに包まれて働くことが、苦にならないどころか
心を落ち着かせる時間になっていました。

お店の中で体を動かし、声を出す。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」
その一言一言に、人と人をつなぐ力があることを感じます。

昼間のこの時間が、私にとっての「リセット」なのです。
体を動かすことで、頭の中のもやもやがすっと晴れていく。
声を出すことは、私にとってストレス発散であり、
心の筋肉を整える時間でもあります。

2.夜の顔:オンライン日本語教師として


そして夜になると、私はもうひとつの顔に戻ります。
——オンライン日本語講師としての、るるかスタジオの私です。

夜の部屋でパソコンを開き、
画面の向こうの生徒さんとつながる瞬間。
それは、昼の喧騒とはまったく違う静かな時間です。

韓国、台湾、香港、、中国、アメリカ……
国を越えて、いろんな人たちが日本語を学びにやってきます。

「先生、今日もよろしくお願いします!」
その一言で、疲れた身体がふっと軽くなる。

私は生徒さんたちと話しながら、
日本語だけでなく、「ことばを使って生きる喜び」を一緒に感じています。

あるとき、生徒のひとりが言いました。
「日本語を話せるようになって、自分の世界が広がりました。」

——その瞬間、私は改めて思いました。
“言葉を教える”ということは、
“誰かの人生の扉をひらくお手伝い”なのだと。

3.課題:時間に限りがあるという現実


けれど、私にはもう一つの現実もあります。

昼間は蕎麦屋で働いているため、
一日中パソコンの前にいることはできません。
つまり、新しい生徒とのマッチングは、ほとんどありません。

予約を入れられるのは夜のみ。
それも、母の見守りや家の用事を済ませた後です。

「せっかく日本語を教える力があるのに、
どうしてもっと多くの人に届かないんだろう?」

そんなもどかしさを感じる日々が続いていました。

画面越しの授業は大好きなのに、
その「出会いのチャンス」が極端に少ない。

オンライン教師にとって、これは大きな課題です。
24時間パソコンの前にいることはできない私には、
“待っているだけでは届かない”現実がありました。

4.転機:ココナラという扉を開く


そんなときに出会ったのが、
スキルマーケット「ココナラ」でした。

最初は半信半疑でした。
「本当にここで、日本語のレッスンが成り立つの?」と。

でも調べてみると、
すでに多くの先生たちが、自分のスタイルで教えている。
動画編集やデザインのような分野だけでなく、
“ことば”や“心”を扱うサービスがちゃんと評価されている。

「ここなら、私にもできるかもしれない」
そんな小さな希望が、夜のパソコンの光の中に芽生えました。

5.自分らしい教え方を形にする


ココナラでは「ビデオチャットサービス」という形で、
自分の時間に合わせてレッスンを行えます。

しかも、
授業内容も、価格も、紹介文も、
すべて自分で決めることができる。

私はまず、体験レッスンのページをつくりました。
タイトルは「やさしく・ていねいに学ぶ日本語レッスン」。

昼の仕事をしている私にとって、
「夜だけ開く教室」でも十分に意味がある。
むしろ、夜の静かな時間に集中できるレッスンだからこそ、
生徒さんと心から向き合えると思いました。

Canvaでサムネイルをデザインし、
ChatGPTで説明文を磨き、
英語も少し添えて、国際的な印象に仕上げました。

最初の登録ボタンを押すときは、
指が少し震えました。

けれど、その緊張感は「新しい一歩」を踏み出す証拠。
私は再び、自分のことばで世界に挑戦することにしたのです。

6.ことばを通じて伝えたいこと


私のレッスンでいちばん大切にしているのは、
「文法よりも、心が伝わる日本語」です。

もちろんJLPTの文法も大事。
でも、それ以上に、
「相手にどう伝えるか」「どう受け取るか」を考える力が、
日本語学習の本当の楽しさだと思っています。

たとえば、
「おつかれさま」という言葉の中には、
相手を思う優しさと、自分へのねぎらいが共にあります。
そんな一つひとつの言葉を、生徒さんと感じながら進める時間。
それが、私のレッスンの特徴です。

また、Canvaで作る教材や、オリジナルプリントも取り入れています。
学びが目に見える形になると、
「今日も少し進めた」という実感を得られる。

この小さな積み重ねが、生徒さんの自信につながっていくのです。

7.昼と夜、どちらも私の人生


蕎麦屋の湯気と、夜のモニターの光。
一見、まったく違う世界のようですが、
私にとってはどちらも「人と向き合う場所」です。

昼は、注文の声とお客さんの笑顔に支えられ、
夜は、生徒さんの「わかった!」という笑顔に支えられる。

体を使って働き、
ことばで心を届ける——
どちらも、私が私でいられる大切な時間です。

昼間の蕎麦屋での活気が、
夜のレッスンでの柔らかい声に変わっていく。
そんな日々を、私は気に入っています。

8.これから、ココナラで目指したいこと


今、私はココナラでの活動を通して、
「日本語を教えること」と「ことばで心をつなぐこと」の
新しい形を模索しています。

教えるだけではなく、
その人の「背景」や「想い」に寄り添う。
ときには励まし、ときには一緒に悩む。

学習という枠を超えて、
その人の“人生の一部”に関われるようなレッスンを目指しています。

私にとって「日本語を教える」という仕事は、
職業というよりも、
「生き方」そのものになってきました。

昼の蕎麦屋の湯気が、
夜の教室のあたたかい灯りへとつながっていくように、
私はこれからも、
人と人をつなぐ“ことば”を大切にしていきたいと思います。

9.おわりに:小さな挑戦の積み重ねが、未来を変える


振り返れば、
ココナラを始めるという決断も、
小さな勇気からでした。

昼間は立ち仕事、
夜は授業準備や教材づくり。
忙しいけれど、心は不思議と満たされています。

「もう若くないし、今からじゃ遅い」
そう思っていた時期もありました。

けれど今は、
「どんな年齢でも、学びと挑戦は続けられる」
と心から言えます。

ココナラのページを開くたびに、
あの日押した“出品ボタン”の感覚を思い出します。
あの瞬間が、
私の人生の新しいページを開いたのです。

昼は蕎麦屋の湯気の中で、
夜は画面の向こうの生徒と笑いながら——
私は、今日も「ことば」で誰かとつながっています。

それが、私の生き方であり、
オンライン日本語講師るるかの原点です。
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