宵灯を一つ。
本日も守護者〈アスル〉とのお話をお届けしていきます。
「沈まない太陽はない。だからこそ、訪れた夜をどう過ごすのかが問われる」
少し壮大な言葉にも聞こえます。
けれど〈アスル〉は、もっと身近な話なのだと言います。
確かに一見壮大かもしれない。
だが、たとえであるからもっと具体的なことがある。
日常の生活で言うのなら、
仕事が順調に進み、家でのことも問題がなく順風満帆に過ごせている時期がある。
一方で、何をしても空回りをして
もうすべてが上手くいかないのではと思うほど、
行き詰ることもある。
順調に進んでいる時は、
上手くいっていることを続けていけば、
さらに良い風を呼び込むことが出来るだろう。
だが、問題になってくるのはその逆である。
無風の状態だ。
たとえるのなら、帆船だ。
風がないので人力で漕ぐような状態だ。
漕げなくもないだろうが、それにはとても大きな力が必要になってくる。
「沈まない太陽はない。だからこそ、訪れた夜をどう過ごすのかが問われる」
というのは、この立往生をしている時に、
何をするかで未来が変わってくる、と言いたかったのだ。
止まっているのだから仕方がないと諦めることもできる。
だが、こう考えることもできる。
日々船を動かすために頑張っているのだから、
束の間の休息を意識的に取る。
航路の確認をして、次に風が来た時に
さらに効率よく進める方法がないかを考える。
あるいは船の点検をして、
安全に航海できる準備を整える。
考えれば、できることはたくさんある。
だが、もしそこに諦めが入ってしまうと、
見えるものも見えなくなる。
これは日常の生活でも同じだ。
仕事が上手くいかないのなら、
自分の心身の状態が良くないのかもしれない。
あるいは、手順に無駄なものがあるのかもしれない。
人との関係が上手くいかないのなら、
相手に何か都合があるのかもしれないと考え、
そのうえで自分に何かできることはないかと思考する。
相手を変えることはとても難しいことだから、
まずは自分が変化してみることも大事なことになってくる。
自分だけ変わることに抵抗があるかもしれないが、
まず少しだけやってみると、
今まで見えていなかった人の行動の理由が見えてくることもある。
そして淡々と風のない時期を過ごしているある日、
ふと大きな風が吹くだろう。
その時、大きく進めるか。
今まで通りのペースで進むのか。
その分かれ道になる。
もちろん、
どちらを選んでも同じ目的地にはたどり着く。
ただ、もしあなたが早く目的地へ行きたいのなら、
風のない時期の過ごし方が問われ、
その結果が表れるだろう。
その時に見る朝日は、
一等美しいものだと私は思う。
船の航海をたとえにした、とても具体的なお話でしたね。
夜の時間と風のない時期は、どこか似ているのかもしれません。
苦しくて。
つらくて。
周りのせいにしたくなることもある。
けれど、そこで視線を外へ向け続けるのではなく、
まずは「自分」に焦点を当ててみる。
休むことも。
整えることも。
見直すことも。
前へ進むための大切な準備です。
風が吹かない時期は、決して無意味な時間ではありません。
次に追い風が吹いた時、
その風をどう受け取れるか。
そのための時間なのかもしれませんね。
いつも、
魂の案内人〈シリス〉と
守護者〈アスル〉と共に、お待ちしております。
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