完成品の美しさを捨てて、落書きの魅力を売る

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こんにちは!本田教之です。

二十年もシステム開発の世界で、一ミリの狂いもない設計図と向き合い続けてきました。バグがあれば修正し、不純物があれば取り除く。それがプロの仕事だと信じて疑いませんでした。しかし、最近の私はあえて「未完成の美学」という少し変わった視点でお客様の課題と向き合うようにしています。それは、完璧に整えられた高級なフルコースの料理ではなく、目の前で豪快に調理される屋台の活気のようなものを、デジタルなシステムの中に持ち込むという試みです。

ココナラという場所で多くのご相談をいただく中で、皆さんが共通して抱えている不安があります。それは、自分のアイデアがまだ形になっていない、あるいは完成図がぼんやりとしているという恐怖です。しかし、実はその「ぼんやりとした状態」こそが、最も価値のある原石であることを忘れてはいけません。完成されたシステムは、それ以上形を変えることができない硬い石のようなものですが、未完成のアイデアは、どんな形にもなれる粘土のような柔軟性を持っています。私は、その粘土を一緒にこねる時間を何よりも大切にしたいのです。

かつて私が関わったプロジェクトで、あえてマニュアルを作らず、ユーザーが自分で使い勝手を書き込める余白を残したシステムがありました。当初は不便だという声もありましたが、半年後にはそのシステムは、私が設計した当初の形を遥かに超えて、現場の人間にとって最も使いやすい独自の道具へと進化していました。これは、効率だけを追い求めていたら決して辿り着けなかった景色です。プロに頼むということは、答えを買い取ることではありません。答えを一緒に探し出すための、最高に贅沢な対話の時間を手に入れることなのです。

私はエンジニアとして、あなたの頭の中にある落書きを、そのまま形にすることに喜びを感じます。洗練された言葉に変える必要はありません。どこが悪いのか分からないけれど、なんとなく使いにくい。そんな抽象的な違和感こそが、既存の仕組みを突破する最大のヒントになります。綺麗な完成品を提示して終わりにするのではなく、あなたが明日からそのシステムを使って、どんなふうに遊び、どんなふうに仕事を楽しく変えていけるか。その物語を一緒に描いていきたいのです。

デジタルな冷たい画面の向こう側に、あなたの体温を感じるような仕組みを構築すること。それが、二十年の経験を経て私がたどり着いた、新しい支援の形です。完璧を求めて立ち止まってしまう前に、まずはその未完成な想いを私にぶつけてみてください。一見バラバラに見えるパズルのピースを、私と一緒に並べ替えてみませんか。そこには、想像もしていなかった新しい未来の形が、きっと浮かび上がってくるはずです。
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