愛が冷めたんじゃなくて、奥が乾いて痛いだけかもしれない

愛が冷めたんじゃなくて、奥が乾いて痛いだけかもしれない

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コラム
愛が冷めたんじゃなくて、奥が乾いて痛いだけかもしれない

若い頃は何ともなかったのに、ある時期から性交時に奥が痛くなる。

入口は平気なのに、奥に当たるとズンと痛い。
ローションを使っても、なぜか解決しない。

そんな経験をしている女性は、実は少なくないのではないかと思います。

更年期に近づくと、女性の体は少しずつ変わっていきます。

気持ちは昔と変わっていなくても、粘膜のうるおいや弾力が落ちて、性交時に痛みを感じやすくなることがあります。

でも、それをうまく言葉にできない女性も多い。

「痛い」と言えば相手を傷つけるかもしれない。
「したくない」と言えば、愛情が冷めたと思われるかもしれない。

けれど本当は、愛情の問題ではなく、体の準備が追いついていないだけかもしれません。


「濡れていない=気持ちがない」ではない

性交痛の話で誤解されやすいのが、
「濡れていないなら、その気がないのでは?」
という考え方です。

でも実際には、気持ちとは別に、年齢やホルモンバランスの変化によって、膣のうるおいが少なくなったり、粘膜が傷つきやすくなったりすることがあります。

つまり、気持ちはあるのに体がついてこない。

そんなこともあるのです。


奥の痛みは、入口のローションだけでは足りないこともある

入口の摩擦による痛みなら、ローションで楽になることがあります。

けれど、奥のほうが痛い場合は、入口だけでなく膣内の保湿が足りていない可能性もあります。

私自身も、入口の痛みではなく「奥が痛い」という感覚に悩んだことがあります。

最初は原因がわからなかったのですが、膣内の保湿ケアを意識したことで、痛みがかなり変わりました。

もちろん、痛みの原因は人それぞれです。

子宮や卵巣、炎症、筋腫、内膜症などが関係している場合もあるので、強い痛みや出血、おりものの異常がある場合は婦人科で相談することも大切です。


拒否しているのではなく、痛いから怖いだけかもしれない

夫婦関係の中でセックスを避けるようになると、相手は「拒否された」と感じてしまうことがあります。

でも女性側からすると、嫌いになったわけではなく、

「また痛かったらどうしよう」
「終わったあとにヒリヒリしたら嫌だ」
「うまく説明できない」

という不安から避けているだけの場合もあります。

痛みがあると、心も体も身構えます。
そしてその緊張が、さらに痛みにつながることもあります。


大人の体には、大人のやり方が必要

若い頃と同じやり方で、いつまでも同じようにできるとは限りません。

体が変われば、必要なケアも変わります。

ローションを使うこと。
膣内保湿剤を使うこと。
痛い時は無理をしないこと。
いきなり挿入しないこと。
パートナーと、体の変化について話すこと。

どれも恥ずかしいことではありません。

むしろ、自分の体と相手との関係を大事にするための工夫だと思います。


愛情の問題にしないでほしい

性交痛は、我慢するものではありません。

そして、パートナーを拒否しているサインとも限りません。

「したくない」の奥に、

「痛い」
「怖い」
「どう言えばいいかわからない」

が隠れていることもあります。

愛が冷めたのではなく、体が変わっただけかもしれない。

だからこそ、責めるのではなく、話し合う。
我慢するのではなく、ケアをする。
恥ずかしがるのではなく、必要なら婦人科に相談する。

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