YouTube Music 著作権管理認定資格 第28回 ChatGPTとのマンツーマンレッスン

YouTube Music 著作権管理認定資格 第28回 ChatGPTとのマンツーマンレッスン

記事
学び
*第27回からの続きです。

ポリシーを調整する

コンテンツに一致するユーザーアップロード動画の処理について、事前定義の一致ポリシーでは柔軟性が足りないと感じる場合は、ポリシーをカスタマイズして細かく管理できます。カスタマイズすることで、動画の申し立てを行いますコンテンツIDや適用するポリシーについて、条件を設定できます。

カスタムポリシーを作成するには、まず「次の条件に一致する場合はブロックする」といったルールを選択します。その後、次のオプションから1つまたは複数の条件を追加します。ポリシーは、状況が特定のルールに一致した場合に適用されます(次の条件のほとんどが参照に適用されますが、関連特に性が高いのは映像と音声のコンテンツを全て行う音楽パートナーです)。

A、このレッスンでは、事前定義済みポリシーだけでは対応できない場合に使用する「カスタムポリシー」について説明しています。

カスタムポリシーとは

これまで学んだ

・収益化
・トラッカー
・ブロック

は、あらかじめ用意された事前定義済みポリシーでした。

しかし実際のビジネスでは、

・国によって対応を変えたい
・動画の長さによって対応を変えたい
・一部だけ使用された動画は許可したい

など、もっと細かな設定が必要になることがあります。

そのために用意されているのがカスタムポリシーです。

・カスタムポリシーの考え方

レッスンでは、

「次の条件に一致する場合はブロックする」

というルールを最初に決めると説明しています。

つまり、

「○○だったら△△する」

という条件分岐を作るイメージです。

例えば、

・日本では収益化
・アメリカではブロック
・30秒未満の利用はトラッカー
・30秒以上なら収益化

といったように、条件ごとに処理を変えられます。

・条件は複数設定できる

・文章中にある

・1つまたは複数の条件を追加

というのも重要です。

例えば、

・地域
・動画の長さ
・一致率
・コンテンツの種類

などを組み合わせて、

「すべての条件を満たした場合だけ適用する」

という高度な設定も可能です。

・音楽パートナーとの関係

最後の文章には、

映像と音声のコンテンツを扱う音楽パートナーでは特に重要

とあります。

これは、

音楽業界では

MV
アートトラック
ライブ映像
楽曲

など、多くのコンテンツを世界中で管理するため、

カスタムポリシーを利用する機会が非常に多いという意味です。

試験で覚えるポイント

このレッスンでは、次の3点を押さえれば十分です。

・事前定義済みポリシーでは対応できない場合は、カスタムポリシーを作成できる。

・カスタムポリシーは、「○○なら△△する」という条件付きルールを設定する仕組みである。

・地域・一致条件・コンテンツの種類など、複数の条件を組み合わせて細かく制御できる。

認定試験では、「事前定義済みポリシーとカスタムポリシーの違い」が問われることがあります。事前定義済みポリシーはシンプルな3種類の選択肢ですが、カスタムポリシーはビジネスニーズに応じて柔軟に条件を設定できる点が最大の特徴です。


Q、視聴者の読書

視聴者が特定の地域にいるかどうか。

注:視聴者の閲覧に一致するポリシーは、アセット所有権とは異なります。また、パートナーがアップロードした動画に対する申し立てについてカスタマイズできる条件は、視聴者の閲覧のみです。

一致タイプ
                                                 参照ファイルと一致するコンテンツは、音声(サウンドレコーディング)、映像(動画のみ)、または映像と音声(ミュージックビデオなど)のどれか。 

注: これをのみ映像に設定すると、映像と音声の申し立ては行われなくなります。 同様に、ミュージック ビデオの吹き替え版の申し立てを行う場合には、この設定を使用します。

ユーザーがアップロードした動画の一致量

ユーザーがアップロードした動画が、自身の参照コンテンツとどれくらい一致するか。これは、時間の長さ(分)か割合(パーセント)のいずれかで指定します。

注:この条件をどのような場合に時間の長さで指定するか、動画の割合で指定する考慮してください。     

参照コンテンツの一致量

自分の参照コンテンツが、ユーザーがアップロードした動画などほぼ一致するか。これは、時間の長さ(分)か割合(パーセント)のいずれかで指定します。

注: この条件をどのような場合に時間の長さで指定するか、割合で指定するかを考慮してください。

A、このレッスンでは、カスタムポリシーで指定できる主な条件について学びます。試験でも比較的出題されやすい内容なので、それぞれの意味を整理しておきましょう。

① 視聴者の地域(Viewer Location)

これは、

動画を見ている視聴者がどの国・地域にいるか

によってポリシーを変更する条件です。

例えば、

・日本では収益化
・アメリカではブロック
・ヨーロッパではトラッカー

という設定ができます。

重要な注釈

視聴者の地域とアセット所有権は別です。

これは試験でも間違えやすいポイントです。

アセット所有権=どの国で誰が権利を持っているか
視聴者の地域=実際に動画を見ている人がどこにいるか

この2つは全く別の概念です。

また、

パートナーがアップロードした動画でカスタマイズできる条件は、視聴者の地域だけという点も覚えておくとよいでしょう。

② 一致タイプ(Match Type)

これは、

何が一致したら申し立てを行うかを指定します。

選択肢は3種類です。

音声のみ(サウンドレコーディング)
映像のみ
映像+音声(ミュージックビデオなど)

例えば、

・楽曲だけを管理したい
・映像だけを管理したい
・MV全体を管理したい

という使い分けができます。

注釈

映像のみを選択すると、

映像と音声の両方が一致している動画には申し立てを行わなくなります。

つまり、

一致タイプは慎重に設定する必要があります。

また、

外国語吹替版のMVなど、

音声だけが変わるケースでは、この条件が役立ちます。

③ ユーザー動画の一致量

これは、

アップロードされた動画のうち、どれだけ自分のコンテンツが含まれているか

を条件にします。

指定方法は

時間(○分以上)
割合(○%以上)

です。

例えば、

30秒以上一致
50%以上一致

などの設定ができます。

④ 参照コンテンツの一致量

こちらは逆です。

自分の参照ファイルのうち、どれだけ使用されたか

を条件にします。

例えば、

自分のMVが5分だった場合、

1分使われた
80%使われた

などを条件にできます。

③と④の違い

ここが最も試験に出やすいポイントです。

条件              基準

ユーザー動画の一致量   アップロード動画側を基準にする

参照コンテンツの一致量  参照ファイル側を基準にする

例えば、

ユーザー動画:20分
自分のMV:4分
MVを4分すべて使用

なら、

ユーザー動画の一致量=20%
参照コンテンツの一致量=100%

となります。

この違いを理解しておくことが重要です。

時間と割合はどう使い分ける?

Googleが

時間で指定するか割合で指定するかを考慮してください。

と書いているのは、

コンテンツによって適切な基準が異なるためです。

例えば、

短い効果音(数秒)
「割合」の方が管理しやすい。

長い映画やライブ映像
「時間」で指定した方が実用的。

状況に応じて使い分けることが推奨されています。

試験で覚えるポイント

このレッスンでは、次の4つの条件を区別できることが重要です。

視聴者の地域:視聴者がいる国・地域によってポリシーを変えられる。

一致タイプ:音声・映像・映像+音声のどれを一致対象とするかを指定する。

ユーザー動画の一致量:アップロードされた動画の中で、自分のコンテンツがどれだけ使われているかを基準にする。

参照コンテンツの一致量:自分の参照コンテンツのうち、どれだけ利用されているかを基準にする。

特に最後の2つは名前が似ていて混同しやすいため、「どちらを基準に割合や時間を計算するのか」を意識して覚えると理解しやすくなります。


Q、ユーザーがアップロードした動画の一致量と参照コンテンツの一致量との違いに注意してください。

・「ユーザーがアップロードした動画の一致量を90%以上」としたポリシーを設定すると、ミュージックビデオのクリップを使用している動画で追加のオリジナルコンテンツが10%に満たない場合に申請立ての対象となります。 

・「参照コンテンツの一致量を90%以上」としたポリシーを設定すると、追加のコンテンツがあるかのように、参照コンテンツの大部分を使用している動画(ミュージックビデオほぼ全体の再アップロードなど)がContent IDによる申請立ての対象となります。 

カスタムポリシーについては、コンテンツIDのガイドラインやビジネスニーズに基づいて、ユーザーがアップロードした動画の申請立が正しく行われるかどうかを観察することをおすすめします。

A、この部分は、認定試験でも特に混同しやすいポイントです。

「ユーザーがアップロードした動画の一致量」と「参照コンテンツの一致量」の違いを、具体例で理解しましょう。

① ユーザーがアップロードした動画の一致量(User Upload Match)

これは、

ユーザーがアップロードした動画の中で、自分のコンテンツがどれだけを占めるか

を見ます。

例えば、

ユーザー動画:10分
あなたのMV:9分
オリジナル部分:1分

すると、

9分 ÷ 10分 = 90%

になります。

そのため、

「ユーザー動画の一致量90%以上」

という条件なら、

✅ この動画は申し立ての対象になります。

Googleが書いている

追加のオリジナルコンテンツが10%未満

とは、このケースのことです。

② 参照コンテンツの一致量(Reference Match)

こちらは、

自分の参照コンテンツがどれだけ使用されたか

を見ます。

例えば、

あなたのMVが5分あり、

その5分すべてが使われていたら、

5分 ÷ 5分 = 100%

になります。

動画全体が

5分
30分
2時間

のどれであっても、

**自分のMVが全部使われていれば100%**です。

そのため、

Googleの例にある

ミュージックビデオほぼ全体の再アップロード

は、

こちらの条件で検出できます。

一番分かりやすい比較

例1
ユーザー動画:10分
MV:9分

条件             値

ユーザー動画の一致量    90%

参照コンテンツの一致量   100%

例2
ユーザー動画:30分
MV:5分(全部使用)

条件            値

ユーザー動画の一致量   約17%

参照コンテンツの一致量  100%

この動画は

ユーザー動画一致90%

では対象外ですが、

参照コンテンツ一致90%

なら対象になります。

Googleが最後に伝えたいこと

ビジネスニーズに合わせて観察しながら調整してください。

つまり、

正解は一つではありません。

例えば、

レコード会社なら
MV丸ごとの転載だけ止めたい

→参照コンテンツ一致量を重視

著作権管理団体なら
動画のほとんどが自社音源なら申し立てたい

→ユーザー動画一致量を重視

試験で覚えるポイント

この2つは、何を分母にして割合を計算するかが最大の違いです。

条件                     分母(100%の基準)               何を測るか

ユーザーがアップロードした動画の一致量   ユーザー動画全体          ユーザー動画のどれだけが自分のコンテンツか

参照コンテンツの一致量  自分の参照コンテンツ全体
          自分のコンテンツがどれだけ使われたか

この違いを理解しておけば、試験で「90%以上」という条件が出てきても、どちらを基準に割合を計算しているのかを正しく判断できます。これはContent IDのカスタムポリシーの中でも特に重要なポイントです。   


Q、ヒント

・ユーザーが原則以外のポリシーを合理的に適用していない場合、YouTube は勝手にポリシーを適用します。 

・カスタムポリシーの名前は、例えば「収益化はフランスのみ、その他の地域ではトラッキング」など、他のポリシーと明確に区​​別できるものにしてください。 

・すべての条件を設定したら、カスタムポリシーを保存する前にプレビューできます。

A、この「ヒント」は、カスタムポリシーを運用する際の実務上の注意点をまとめたものです。試験に出る可能性はそれほど高くありませんが、Content IDの運用を理解するうえで重要な内容です。

① ポリシーが適用されない場合は、YouTubeが既定のポリシーを適用する

ユーザーが原則以外のポリシーを合理的に適用していない場合、YouTube は勝手にポリシーを適用します。

日本語訳がやや不自然ですが、意味としては、

カスタムポリシーの条件に一致しない場合は、YouTubeが既定(デフォルト)のポリシーを適用する

ということです。

つまり、

カスタムポリシーA
カスタムポリシーB

のどちらにも当てはまらない動画があっても、何も処理されないわけではなく、あらかじめ設定されている既定のポリシー(デフォルトポリシー)が適用されます。

② 分かりやすい名前を付ける

Googleは、

「収益化はフランスのみ、その他の地域ではトラッキング」

のような名前を例として挙げています。

これは、

後から見ても内容がすぐ分かる名前にする

という意味です。

例えば、

❌ 分かりにくい例

Policy1
Test
New

✅ 分かりやすい例

・日本のみ収益化
・フランス収益化・その他トラッキング
・MV90%以上ブロック
・音声一致のみ収益化

このように命名すると、管理しやすくなります。

③ 保存前にプレビューできる

最後のヒントは、

保存する前に内容を確認できる

ということです。

つまり、

・条件の確認
・適用されるポリシー
・設定ミス

などを事前にチェックしてから保存できます。

これは設定ミスを防ぐための便利な機能です。

このレッスン全体のまとめ

カスタムポリシーでは、

・視聴者の地域
・一致タイプ
・ユーザー動画の一致量
・参照コンテンツの一致量

などの条件を組み合わせて、細かな運用ができます。

さらに運用上のポイントとして、

・条件に一致しない場合は既定のポリシーが適用される。
・管理しやすいように、内容が分かる名前を付ける。
・保存前にプレビューで設定内容を確認できる。

という3点を覚えておくとよいでしょう。

試験対策として

このレッスンで特に重要なのは、カスタムポリシーの条件そのもの(視聴者の地域、一致タイプ、一致量など)の理解です。一方で、この「ヒント」に書かれている内容は、実務上のベストプラクティスや操作上の注意点にあたります。

認定試験では、**「カスタムポリシーは条件を組み合わせて柔軟に設定でき、保存前に内容を確認(プレビュー)できる」**という点を押さえておくと十分でしょう。


*第29回に続く。









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