“好きなものを笑われてから、人に話せなくなった”あなたへ。心理学が教える“好きな気持ち”の守り方

“好きなものを笑われてから、人に話せなくなった”あなたへ。心理学が教える“好きな気持ち”の守り方

記事
コラム

好きだったものを、隠すようになった

好きな音楽の話をしたら、「え、そんなの聴くの?」と笑われた。
相手は軽い冗談のつもりだったのかもしれません。
でも、その日から人前でその曲を流さなくなった。
映画でも、服でも、食べ物でも、似たような経験があります。
好きだったはずなのに、誰かの反応が頭をよぎる。
「変だと思われるかな」と考えて、聞かれても無難な答えを選んでしまう。
自分の好みを話すだけなのに、なぜか勇気が必要になるのです。

好みを笑われると、自分まで恥ずかしくなる

好きなものには、思い出や憧れ、その人なりの楽しみ方が結びついています。
だから、それを笑われると、単に好みを否定された以上の痛みを感じることがあります。
臨床心理学では、出来事そのものと、その人がどんな意味を感じ取ったかの両方を大切にします。
「その音楽は苦手」という意見と、「それを好きなあなたはおかしい」という評価は別です。
けれど、傷ついたときには、その二つが重なって聞こえることもあります。
そのため、好きなものを隠すことで、もう傷つかないようにしているのかもしれません。

好きな理由を、うまく説明できなくてもいい

そんなとき、無理に堂々と「好き」を主張する必要はありません。
誰にも見せずに、その曲を聴いてみる。
気に入っていた服を、まずは自分のために着てみる。
「どこがいいの?」と聞かれても、立派な理由を用意しなくて構いません。
「なんとなく好きなんだ」で、十分なこともあります。
もちろん、相手と好みが違ってもいい。
大切なのは、誰かの反応を気にするあまり、自分が何を好きだったのかまで忘れないことです。

笑われたあの日の話も、してみていい

人に話せなくなった好きなものがあるなら、そのことを誰かに話してみてもよいでしょう。
「昔、好きだと言ったら笑われて、それから言えなくなったんです」と。
話しているうちに、好きなものそのものより、笑われたときの恥ずかしさや寂しさが残っていたと気づく場合があります。
話を聞く人が、同じものを好きである必要はありません。
「そんなことがあったんだね」と受け止めてもらえるだけでも、少し違って感じられることがあります。
好きなものを人に認めてもらえなくても、自分の中で大切にしてよいのだと思います。

1026.png

サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す