“自分が怒られたわけじゃないのに、怖くなる”あなたへ。心理学が教える“人の怒りにおびえる心”の守り方

“自分が怒られたわけじゃないのに、怖くなる”あなたへ。心理学が教える“人の怒りにおびえる心”の守り方

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コラム

怒られているのは自分じゃないのに

職場で、上司が同僚を強い口調で叱っている。
自分には関係のない話なのに、急に胸がドキドキしてくる。
何となく手が止まり、仕事に集中できなくなる。
「次は自分が怒られるかもしれない」と考えることもあります。
ようやく叱責が終わっても、しばらく緊張が抜けない。
周りの人は何事もなかったように仕事を再開しているのに、自分だけが疲れ切っている。
そんな経験はないでしょうか。
自分が怒られたわけではないのに、どうしてこんなに怖くなるのでしょう。

心は、自分に向けられていない怒りにも反応する

私たちは、誰かの怒鳴り声や険しい表情を見聞きすると、自然と緊張することがあります。
危険を感じたときに、身を守ろうとする反応の一つです。
特に、過去に強く叱られたり、誰かの顔色をうかがって過ごしたりした経験があると、似た場面で緊張が高まることもあります。
ただし、そうした経験が必ず原因になっているわけではありません。
大切なのは、怖くなった自分を「気が弱い」と決めつけないことです。
心だけでなく、体もその場の緊張に反応しているのかもしれません。

「今、私は怖かったんだ」と気づいてみる

誰かが怒られている場面で緊張したら、まず自分の体に目を向けてみてください。
肩に力が入っていないか。
呼吸が浅くなっていないか。
必要なら、その場を少し離れても構いません。
落ち着いてから、「あの声を聞いて怖くなったんだな」と確かめてみる。
無理に平気なふりをする必要はありません。
ただし、日常的に怒鳴り声が飛び交うような環境なら、問題は自分の感じ方だけではありません。
安心して過ごせる環境かどうかも、大切なことです。

自分が怖かったことも、話していい

こういう悩みは、「怒られた本人のほうがつらいんだから」と、自分の中にしまいがちです。
確かに、叱られた人の苦しさは大切です。
でも、それを見て怖くなった自分の気持ちまで、なかったことにする必要はありません。
「人が怒られているのを見ると、すごく緊張するんです」と誰かに話してみてもよいでしょう。
話しているうちに、何が怖かったのか、どんな場面で緊張するのかが少しずつ見えてくることがあります。
誰かの怒りに身構えてきた自分のことも、少し気にかけてあげたいものです。

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