“忙しいときは平気なのに、暇になると不安になる”あなたへ。心理学が教える“余白が怖い心”との付き合い方

“忙しいときは平気なのに、暇になると不安になる”あなたへ。心理学が教える“余白が怖い心”との付き合い方

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コラム

何もすることがないと、落ち着かなくなる

仕事が忙しい平日は、余計なことを考える暇もない。
ようやく迎えた休日。
今日は何もしなくていいと思っていたのに、昼過ぎになると妙に落ち着かなくなる。
スマホを見たり、部屋を片づけたり、何かすることを探してしまう。
そして、ふと手が止まると、仕事の心配や人間関係の悩みが頭に浮かんでくる。
忙しいときには気にならなかったことが、暇になった途端に気になり始める。
せっかく休めるのに、どうして落ち着かないのでしょう。

忙しさが、気持ちから距離を取らせていることもある

私たちは何かに集中しているとき、自分の気持ちにあまり注意を向けていないことがあります。
仕事をしている間は、目の前のことを考えている。
ところが、することがなくなると、それまで意識していなかった気持ちに気づくことがあります。
臨床心理学では、つらい感情に触れないようにすることが、一時的に心を守る働きを持つ場合もあると考えます。
ただ、忙しくしていれば悩みがなくなるわけではありません。
静かになって初めて聞こえてくる、自分の気持ちもあるのです。

不安を消すために、予定を増やさなくてもいい

暇になると不安だからといって、無理に予定を詰め込む必要はありません。
まずは、「何もしないと、私は何が気になるんだろう」と考えてみてください。
仕事の失敗が心配なのか。
誰かとの関係が気になっているのか。
それとも、何もしていない自分に焦りを感じるのか。
すぐに答えが出なくても構いません。
散歩をしたり、お茶を飲んだりしながら、浮かんできた気持ちを少し眺めてみる。
不安をなくそうと急ぐより、何が気になっているのかを知ることが大切です。

何もしていない時間に、見えてくるもの

忙しい間は平気だったのに、休みになると気持ちが沈む。
そんなことを誰かに話すと、「疲れているだけじゃない?」と言われるかもしれません。
もちろん、疲労が関係していることもあります。
でも、そこに別の気持ちが隠れている場合もあります。
「暇になると不安になるんです」と、そのまま誰かに話してみてもよいでしょう。
話しているうちに、ずっと考えないようにしていたことに気づくかもしれません。
何もしない時間は、必ずしも心地よいものとは限りません。
それでも、ときには自分の心が何を抱えているのか、教えてくれる時間になるのだと思います。

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