こんにちは、SATONBの佐藤です。法人営業を16年続けていて、今も自分で電話をかけています。
「テレアポを外に頼んでみたいけれど、お金を払ったあとに何が返ってくるのかが見えない」
「お試しで頼んでも、『架電20件、アポ0件』の一行で終わりそうで、踏み切れない」
営業の外注を考えている方から、こういう声をよく聞きます。
先日、ココナラで「20社のお試し架電」をお受けしました。この記事では、その20社で依頼主の方に何を、どの順でお返ししたかを書きます。依頼主の社名・業種・架電先・結果の数字は書きません。書くのは、「お試しの20件でも、ここまでは返す」という中身だけです。
なお、アポ率の見込みはこの記事では扱いません。商材とリストの条件で大きく変わるためです。
お試しでも、返すものは4つある
20社の架電で、依頼主の方の手元に残ったものは次の4つです。
・かける前の確認(3点)
・半分終わったところでの中間報告
・結果の一覧と、13ページの結果レポート
・次回のご提案と、引き継ぎ先の一覧
順番に書きます。その前に、この4つを返す理由を先にお伝えします。
アポの約束はできない。その代わりに約束できるもの
先に正直に書きます。20件の架電でアポイントを必ず取る、というお約束はできません。アポの出方は、商材とリストとタイミングで大きく変わります。これを「必ず取れます」と言う人がいたら、私は疑ってしまいます。
その代わりに約束できることが2つあります。
1つ目は、購入者の方の目線でかけること。商材が何を解決するものか、どんな会社のどんな担当者が聞きたい話なのかを先に理解してから、話す内容を組み立てます。読み上げるだけの架電では、受付の先に進みません。
2つ目は、結果を「数字」と「現場感」の両方で返すこと。
数字だけでは次の一手が決まらず、現場感だけでは判断の根拠にならない。だから両方をセットでお渡しします。
・数字の側:結果の内訳、担当者につながった割合、断られた理由の集計、再架電できる先の数
・現場感の側:受付でどう受け取られたか、担当者は何に反応したか、どこで話が止まったか、どう言い換えたら通ったか
この2つがそろうと、仮に20件でアポに至らなくても、購入者の方の手元には「次回からの対策」と「追客できる見込みのリスト」が残ります。それは次の架電にそのまま使える分析データとノウハウです。そして「この人に以降も任せるか」を、最初の20件で判断できます。
ここからは、その2つをどう形にしてお渡ししたかです。
かける前に、3つだけ確認する
依頼を受けると、すぐにかけたくなります。ただ、ご相談のときに伺った話と、受注後に届く資料は、細かいところが違っていることがよくあります。今回も、名乗り方、送付物の扱い、折り返し先の連絡先の3つが、事前の話と資料で少しずつ違っていました。
そのままかけると、受付で「どちらの佐藤様ですか」と聞かれた瞬間に止まります。
そこで、架電の前に「名乗り方・送付物にどう触れるか・相手から連絡したいと言われたときの連絡先」の3点を、1通にまとめて確認します。 1通にまとめるのは、依頼主の方の手間を増やさないためです。今回は、その日のうちに回答をいただけました。
半分終わったところで、中間報告を入れる
お試しの20件は、週の半ばには半分終わります。ここで一度、依頼主の方に状況をお伝えします。
書くのは4つです。進み具合、ここまでの手応え、受付での反応と切り出しをどう変えたか、残りの進め方。
中間報告には、数字より「受付でどう受け取られたか」と「次の10件で何を変えるか」を書きます。 数字だけの報告では、依頼主の方は「このまま任せてよいか」を途中で判断できないからです。
今回は、送付物を入口に切り出すと、新規の営業電話と受け取られる傾向がありました。そこで後半は、依頼主の方からいただいていた「会社ごとの確認事項」を使い、「〇〇の件で、1分ほどご状況を伺えれば」と用件を具体的に添える形に変えました。この変更も、中間報告でお伝えしています。
結果レポートの主役は「断られた理由」
20社を回り終えたら、いただいた一覧に結果を記入してお返しします。あわせて、結果レポートを別に作りました。構成は次のとおりです。
・サマリー(全体で何が分かったか)
・結果の内訳(連絡不要/関心なし/時期を改めて/再架電/担当者につながらず)
・断られた理由と、その具体的な声
・手応えがあったこと、難しかったこと
・途中でのトークの見直し(前半と後半で何を変えたか)
・振り返りと、次回までに解きたい課題
・次回のご提案
・引き継ぎ先の一覧(再架電の了承をいただいた先と、次の対応)
初回の架電は、アポイントの数だけで見ると厳しい結果になることが多いものです。現場で多く見てきました。でも初回は、「どの企業がつながるか」「なぜ断られるか」を集める回です。
結果欄には、断られた理由と、どこで止まったか(受付か、担当者か)を必ず書きます。 今回も、断りの理由は2つに集中していました。理由が分かれば、次のリストの選び方と、切り出しの一言が変わります。「アポ0件」の一行では、次に何を変えればよいかが残りません。
次回のご提案は、「誰に・何を・いつ」の3つに絞る
最後に、次回に向けたご提案です。20社かけてみて見えた課題は、3つに絞れました。
・誰にかけるか。募集を終えた企業や、既存の取引先と長く付き合っている企業が多いなら、リストの集め方を一緒に見直す
・何から切り出すか。すでに取引先がある相手には「替えませんか」ではなく、比較されたときに伝えられる「違い」を一言で用意する
・いつかけるか。担当の方が電話に出やすい時間を、企業ごとに記録して次に生かす
それから、もう1つ。再架電の了承をいただいた先を、誰が追うかです。
再架電先は、追う担当と記録の置き場所を1か所に決めてから、次の20社に進みます。 間が空くと、受付の方との関係が途切れてしまうからです。依頼主の方が直接追う場合と、こちらで追う場合の両方を、それぞれの利点とあわせてご提案に書きました。
まとめ
・アポの数は約束できない。約束できるのは、購入者の方の目線でかけることと、数字と現場感の両方で返すこと
・架電の前に、名乗り方・送付物・折り返し先の3点を1通で確認する
・半分終わったところで中間報告。数字より、受付の反応と次の10件で変えることを書く
・結果欄には、断られた理由と止まった場所を必ず書く
・次回のご提案は「誰に・何を・いつ」の3つに絞り、再架電先を誰が追うかを先に決める
お試しの20件でも、依頼主の方の手元にこれだけが残ります。アポが取れたかどうかにかかわらず、分析データとノウハウは残り、「以降も任せるか」を判断する材料になります。そして、ここで集めた理由と記録が、2回目の1件1件を支えます。
補足です。この20社は、アポイントの数だけで見れば、胸を張れる結果ではありませんでした。それでも納品後、依頼主の方から★5の評価をいただきました。評価で触れていただいたのは、各社の反応やお断りの理由、次の接点まで記録してお渡ししたこと、途中で切り出しを直しながら進めたことでした。アポの数ではなく、「次に進める材料が残ったか」で見ていただけたのだと受け止めています。
次回は、2回目の架電で、打ち合わせで決めた切り出しが受付でどう変わったかを書く予定です。
テレアポを外に頼むか迷っている方へ
ココナラで、20社のお試し架電をお受けしています。この記事に書いた確認・中間報告・結果レポート・次回のご提案は、お試しのご依頼でも同じようにお出ししています。
頼む前に相談したい、という方には、90分の相談もあります。
なお、アポ率などの数字は商材やリストの条件で大きく変わるため、お約束はしていません。条件を伺ったうえで、現実的な見込みをお伝えしています。