ヒートマップとは?LP改善で見るべき3つのポイント

ヒートマップとは?LP改善で見るべき3つのポイント

記事
ビジネス・マーケティング
「アクセスはあるのに、予約が増えない」

そんなお悩みを抱えていませんか?

インスタも更新している。広告も少し出している。LPだって一生懸命つくった。 なのに、問い合わせが来ない。予約が入らない。

こういうとき、多くの方が「やっぱりLPを作り直すしかないのかな…」と思ってしまいます。

でも、ちょっと待ってください。

問題はLPのデザインではなく、「どこで読者が離脱しているか」がわかっていないことかもしれません。

それを教えてくれるのが「ヒートマップ」というツールです。

この記事では、ヒートマップとは何か・何がわかるのか・LP改善にどう活かすのかを、専門用語なしでわかりやすくお伝えします。正しく使えば、LPを作り直さなくても予約率を改善できる可能性があります。

ヒートマップとは?LP訪問者の行動を"見える化"するツール

ヒートマップとは、LPを訪れた人がどこを見て、どこをクリックして、どこで離脱したかを、色の濃淡で地図のように表示してくれるツールのことです。

よく見かけるのが「赤・オレンジ・黄・青」のグラデーション表示。

赤やオレンジのところ → よく見られている・クリックされている
青や薄い色のところ → あまり見られていない

これを使うと、「お客さまがLPのどこに注目して、どこで興味を失っているか」が一目でわかります。

アクセス解析ツール(Googleアナリティクスなど)では「何人が来たか」「直帰率は何%か」といった数字はわかりますが、「なぜ離脱したか」はわかりません。

ヒートマップはその「なぜ」を視覚的に教えてくれるツールです。

「ヒートマップって意味ない」は本当?

ヒートマップを検索すると「意味ない」というワードが出てくることがあります。実際にそう感じている方もいるようです。

でも、意味がないのではなく、使い方がわからないまま眺めているだけになっているケースがほとんどです。

意味ないと感じてしまう原因は、大きく2つあります。

① 何を見ればいいかわからないまま、なんとなく眺めている

ヒートマップを導入したはいいけれど、「赤いところを見ればいいの?」「青いところが悪いの?」と、見方がわからないまま終わってしまうパターンです。

② データを見るだけで、改善につなげていない

ヒートマップはあくまで「現状を教えてくれるツール」です。見て終わりにするのではなく、「だからここをこう変えよう」というアクションがセットで必要です。

ヒートマップは、問題を発見するための道具です。 正しい見方と使い方さえ知っていれば、LPを作り直さなくても改善できる箇所が必ず見つかります。

ヒートマップでわかる3つのこと

在宅で働くママの (2).png

ヒートマップには主に3種類あり、それぞれ教えてくれることが違います。
① クリックヒートマップ|どこが押されているか
LPのどこがクリック(タップ)されているかを表示します。

「予約ボタンがちゃんと押されているか」「クリックされてほしくない場所が押されていないか」を確認できます。

② スクロールヒートマップ|どこまで読まれているか
訪問者がページのどこまでスクロールしたかを表示します。

「料金を見せる前に離脱している」「申込みフォームまで辿り着いていない」といったことがわかります。

③ アテンションエリアヒートマップ|どこで離脱しているか
訪問者がよく見た場所を表示します。

「このあたりがよく見られている」という箇所が視覚的にわかるため、改善の優先順位をつけやすくなります。

ヒートマップを使ったLP改善の進め方

実際にどう使えばいいか、流れをお伝えします。

ステップ1:ヒートマップツールをLPに設置する
タグ(コード1行)をLPに貼りつけるだけで設置できます。難しい作業はありません。WordPressの場合はプラグインでも使用できます。

ステップ2:2週間ほどデータを貯める
最低でも500人分のデータが集まると、傾向が見えてきます。

ステップ3:「クリック・スクロール・離脱」の3点を確認する
この3つを見るだけでOKです。全部を細かく分析しようとしなくて大丈夫です。

ステップ4:改善箇所を1つだけ絞って修正する
気になるところがいくつあっても、一度に全部変えてはいけません。「どの修正が効いたか」がわからなくなるからです。

ステップ5:また2週間データを貯めて、前と比較する
修正前と修正後を比べることで、「この変更が正解だったかどうか」が確認できます。

この繰り返しが、LP改善の基本です。


ヒートマップ分析とは?見るだけで終わらせない考え方

ヒートマップを「見た」だけで終わっている方は意外と多いです。でも、それだけでは予約は増えません。

ヒートマップ分析とは、データを見て→仮説を立てて→改善して→結果を比較する、この一連の流れのことです。

① ヒートマップを見る
クリック・スクロール・離脱の3点を確認します。「赤いところが多い=良い場所」「青いところが多い=見られていない場所」という色の読み方が基本です。

② 仮説を立てる
データを見たら、「なぜそうなっているか」を考えます。たとえば「料金の手前で離脱が多い」なら、「価格への不安が解消されていないのかも」という仮説を立てます。

③ 改善する
仮説をもとに、修正箇所を1つだけ絞って変更します。複数同時に変えると「何が効いたか」がわからなくなるため、必ず1箇所ずつが鉄則です。

④ 結果を比較する
修正後に再びデータを貯めて、修正前と比べます。「クリック数が増えたか」「離脱が減ったか」を確認することで、改善の方向性が正しかったかどうかを判断できます。

この①〜④を繰り返すことが「ヒートマップ分析」の本質です。一度やって終わりではなく、小さな改善を積み重ねることで、LP全体のパフォーマンスが少しずつ上がっていきます。

実際にヒートマップで予約数が7倍になった事例

「理屈はわかったけど、本当に効果があるの?」と思う方もいるかもしれません。

実際に私がLP改善をお手伝いした美容院の事例をご紹介します。
そのお店は、InstagramのフォロワーもいてLPへのアクセスもそれなりにありました。しかし、月の予約数はわずか2件。
「アクセスはあるのに予約につながらない」という状態でした。
そこでヒートマップを使って分析してみると、意外な事実が見えてきました。
予約ボタン自体はクリックされていたのです。

つまり、「予約したい」と思った人は存在していました。

しかし問題はその先でした。
問い合わせ方法が空メールになっていたのです。

空メールは、
・送る手間がある
・返信がいつ来るかわからない
・本当に届いたかわからない
という心理的ハードルがあります。

その結果、せっかく「予約したい」と思った人が途中で離脱していました。
つまり、LPのデザインや文章に大きな問題があったわけではなく、
「予約したい人が予約完了まで進めない状態」になっていたのです。

そこで行った改善はシンプルでした。
問い合わせ先を空メールからWeb予約ページへ変更したのです。

すると、
アクセス数:532 → 556
CTAクリック数:44 → 80
予約数:2件 → 14件
という結果になりました。

広告費は増やしていないので
アクセス数はほぼ同じです。

LPを作り直してもいません。

ヒートマップで問題箇所を特定し、
問い合わせ導線を改善しただけです。

この事例からわかるのは、
「予約が来ない原因は、必ずしもデザインやアクセス数の不足ではない」
ということです。

まずはデータを見て、どこでユーザーが迷っているのかを知る。
それがLP改善の第一歩です。

詳しい改善プロセスはこちら

LP改善で見るべきヒートマップのポイント3つ

事例を見て「自分のLPも確認してみたい」と思った方に向けて、具体的な見方をお伝えします。

① クリックヒートマップ|予約ボタンは本当に押されている?

まず確認したいのが、「予約する」「お問い合わせ」などの
ボタンがクリックされているかどうかです。

クリックが少ない場合に考えられる原因:

・ボタンの色が背景と馴染みすぎていて目立っていない
・ボタンがページの一番下にしかなく、そこまで読まれていない
・ボタンの文言が「送信する」など、行動を促す言葉になっていない

改善のヒント: ボタンをページ上部にも追加する、色を目立つ色に変える、「今すぐ無料相談する」など具体的な文言に変えるだけで、クリック率が上がることがあります。

② スクロールヒートマップ|大事な情報まで読まれている?

次に確認したいのが、訪問者がどこまでページを読んでいるかです。

よくあるのが、「価格や申込みフォームはページの下にあるのに、
そこまで読まれていない」というパターンです。

ページの上半分で色が濃く、下半分が薄い → ほとんどの人が途中で帰っている
料金セクションより上で色が途切れている → 価格を見る前に離脱している

改善のヒント: ページの冒頭に「このサービスはこんな悩みを持つ方のためのものです」という絞り込みメッセージを入れると、「自分のことだ」と感じた人がスクロールを続けてくれやすくなります。


③ アテンションヒートマップ|どこがしっかり読まれている?

アテンションヒートマップでは、訪問者がページ内のどこに長く滞在したかを確認できます。

単純にスクロールされた場所ではなく、

「実際に読まれている場所」

がわかるのが特徴です。

たとえば、

* お客様の声はしっかり読まれている
* 料金表は見られているけれど滞在時間が短い
* 実績紹介はほとんど読まれていない

といった傾向を把握できます。

特にLPでは、

「作り手が見てほしい場所」と「実際に読まれている場所」が
ズレていることが少なくありません。

アテンションヒートマップを見ることで、

・本当に興味を持たれているコンテンツ
・飛ばされているコンテンツ
・読者が立ち止まっているポイント

を見つけることができます。

改善のヒント:
あまり読まれていない重要な情報は位置を見直したり、見出しを変更したりすることで改善できる場合があります。逆によく読まれている箇所には、CTA(予約ボタン)や問い合わせ導線を設置すると効果的です。

よくある改善パターン早見表

ヒートマップで気づいたことと試してみたい改善策
・予約ボタンのクリックが少ない
 →ページ上部にもボタンを設置/色や文言を変える

・料金より前に離脱している
 →冒頭に「こんなお悩みの方へ」のメッセージを追加する

・口コミ・実績のあたりで止まっている
 →写真や具体的な数字を加えてより信頼感を高める

・フォームを開いたまま戻っている
 →入力項目を減らす/LINEや電話など別の導線を追加する

LP改善に使えるヒートマップツール

Microsoft Clarity(クラリティ)|完全無料でここまでできる
ヒートマップツールをひとつ選ぶなら、
Microsoft Clarity(クラリティ) をおすすめします。

・完全無料(データ件数の上限なし)
・LPにタグ(コード1行)を貼るだけで設置できる
・クリック・スクロール・終了エリアの3種類すべて確認できる
・訪問者の動きを動画で録画して見返す機能もある
・WordPressのプラグインにも対応

個人事業主の方でも、有料ツールに引けを取らない機能が無料で使えます。

私自身も、クライアントのLPを分析するときはClarityを使っています。

「予約が来ないからデザインを変えよう」と感覚で動くのではなく、
まずClarityでデータを確認してから
「本当に問題がある場所」を特定する。

この順番で進めることで、
無駄な修正を大幅に減らせるのが
一番のメリットだと感じています。

実際にこの記事でご紹介した美容院の事例も、
Clarityのヒートマップ分析から改善ポイントを見つけ、
導線だけを修正することで予約数を7倍にすることができました。

まとめ|ヒートマップでLPの「なぜ」がわかる

この記事でお伝えしたことをまとめます。

・ヒートマップとは、訪問者の行動を色で見える化するツール
・「意味ない」と感じるのは、見方がわからないまま使っているから
・確認するのは「クリック・スクロール・離脱」の3点だけでOK
・LPを作り直さなくても、改善できる箇所が必ず見つかる
・無料ツール(Microsoft Clarity)から今すぐ始められる
アクセスはあるのに予約が増えないとき、
その原因はデザインではなく
どこかで読者が離脱していることがほとんどです。
ヒートマップは、その場所を教えてくれる地図です。

ヒートマップを見たけど、どこを直せばいいかわからない方へ

「Clarityを入れてみた。データも見てみた。
でも、何をどう直せばいいかわからない」

そう感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。

私がヒートマップのデータを一緒に読み解いて、
「ここを変えれば予約につながりそう」という
ポイントをお伝えします。
LPを全部作り直す必要はありません。
まず現状のLPの問題点を確認するところから始めましょう。





サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す