本棚から、心に残った一冊 第8話『成瀬は信じた道をいく』

本棚から、心に残った一冊 第8話『成瀬は信じた道をいく』

記事
コラム
第8話は、
宮島未奈さんの『成瀬は信じた道をいく』を選びました。

前作の『成瀬は天下を取りにいく』では、
かなりの個性的な成瀬の行動そのものが中心に描かれていましたが、
今回の続編の『成瀬は信じた道をいく』では、
成瀬本人の行動だけではなく、成瀬と関わる人たちの心の動きが、
より印象に描かれていたように感じました。


主人公の成瀬は、
誰かに何かを教えようとしているわけではありません。

背中を押そうとしているわけでもありません。

ただ、自分の信じた道を、
いつものように進んでいるだけ。

でもその姿を近くで見ている人たちが、
少しずつ変わっていきます。

本当はやってみたかったこと。

ずっと心の中にあった迷い。

自分でも気づいていなかった願い。

そういうものが、
成瀬と関わることで、
少しずつ動き出していく。

そこが、
この続編のとても好きなところでした。

人は、
誰かに強く言われたから変わるとは限りません。

「こうした方がいいよ」
と言われても、
心が動かないこともあります。

でも、
目の前に自分の道を楽しそうに歩いている人がいると、
ふと自分のことを考えることがあります。

私も、本当はどうしたいんだろう。

このままでいいのかな。

少しだけ動いてみてもいいのかな。

そんなふうに、
誰かの生き方が、
自然に自分の背中を押してくれることがあります。

『成瀬は信じた道をいく』は、
成瀬らしさはそのままに、
まわりの人たちの人生にも光が当たる物語でした。

成瀬が大きく変わるというより、
成瀬のそばにいる人たちが、
それぞれの場所で少しずつ前に進んでいく。

その感じが、
とてもあたたかく心に残りました。

読み終わったあと、
「そのうちやれたらいいなー」って思っていたことを、
「早速やってみよー!」って思わせてくれる物語でした。


恋のこと。
人間関係のこと。
家族のこと。
自分でもうまく言葉にできない気持ち。

ひとりで抱えきれなくなった時は、
ココナラ電話相談でお話をお聴きしています。

今のあなたのままで、
そっと話しに来てくださいね。

心葉(ここは)♡

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