呪いの正体 エピソード4
~神職が放った式神との死闘~からの続き
神社での思いがけない出会い
突然の出来事だった。いつもの帰り道、駅までの道すがら、
それは襲いかかってきた。
想像を絶する強さのサイキック攻撃。
即座に展開した防御シールドは、まるで紙のように脆くも崩れ去っていく
よろめく足で必死に前に進もうとした時、目に飛び込んできたのは一つの神社だった。
「ここなら...!」
最後の望みを託すように境内へと逃げ込む。
そこで私を待っていたのは、ご神木ではない、
ただの大きな木だった。しかし、この木は違った。
予想もしない強大なエネルギーが流れ込んでくる。その力で、どうにか攻撃を跳ね返すことができた。
木に深々と頭を下げ、感謝を捧げる。
この時はまだ知らなかった。
これが長い戦いの始まりに過ぎないことを。
続く戦い
翌日から、まるで追跡者のように、同じ攻撃が繰り返された。
一撃を防ぐと次が来る。それを跳ね返すと、また新たな波が押し寄せる。
この戦いは毎回4時間。まるで永遠とも思える消耗戦が、
足かけ1週間も続いた。
疲労は日に日に蓄積されていく。それでも、何とか持ちこたえていた。
しかし、ついに運命の夜が訪れた。
絶体絶命
会社に一人残っていた夜。いつもとは明らかに質の違う、凶悪な攻撃を受けた。
「こ、これは...ヤバい!」
初めて感じた、本物の恐怖。
防御が全く効かない。
残された選択肢は反撃しかない。
幼き日々、
兜甲児師匠から学んだ必殺技を繰り出す。
「ロケットパンチ!」
「ドリルミサイル!」
「光子力ビーム!」
「ルスト...ハ...リ...」
必死の抵抗も空しく、エネルギーは尽き果てていく。
胸が締め付けられるような苦しさと共に、机に突っ伏す。
開いているはずの目の前が、真っ暗に染まっていく。
意識が遠のいていく中で、
不思議なほど冷静な思考が頭をよぎる。
(ああ、剣鉄也師匠の技をもっと真面目に習得しておけば...)
そして、最後の悟りが訪れる。
(これが、霊能者たちの突然死の正体なのか...)
意識が完全に闇に飲み込まれる直前、私は確信していた。
これが、私の最期なのだと——。
(最終回 エピソード6に続く)