タロットカードを一枚引いて、それについて記事を書こうと思い立ちました。
最初のカード、何が出るだろ、ワクワク。
カードを切ってたら、ぼとっとカードの束を落としてしまいした。
拾い上げて見えたのが「死」のカード。
今日はこれについて書いてみます。
このカードは見た目がおどろおどろしいし、「DEATH (死)」って書いてあるので誰かが死ぬんだろうかと怖くなってしまいがちですが、人が死ぬとかではありません。
ある状況が「終わる」ことを表すカードです。
今まで持っていた信念が「終わる」局面を迎え意味がなくなること、こだわりが消滅することなども意味します。
まさにこのカードが表していることがテーマになっている映画があります。
黒澤明監督の「生きる」(1952年)です。
余命いくばくもない(終わる)と分かった時に、葛藤し試行錯誤しつつも自分で答えを見つけて、本当の意味で「生きる」ことができたというお話です。
映画の中ではエアコンやパソコンがまだない暑苦しい雑然としたお役所の風景や、まだ日本が貧しくでもこれから高度経済期を迎えようとする雰囲気が伝わってきて、それを見ていてもとても面白いです。
今ハロウィン前でご近所さんの庭先には「死」のカードを彷彿させるような演出をちらほら見かけます。
ハロウィンで楽しかった思い出が二つあるので聞いてください。
一つ目はサンフランシスコのLGBTQの街カストロ地区の大人のハロウィン祭に行った時のこと。
煌びやかでゴージャスなドラッグクーンの方たちがたくさんいて、眩しかった!
他にもどんだけクリエイティブなのってぐらい面白い仮装をした人たちも!
使用済み巨大生理用ナプキン(なんでそれにしたの)に扮してる男性は、通りすがりの人たちに顔をしかめられ。
乳がん検査器に扮した人は検査だと言って女性の胸を触り、「エラーが出ました、再検査です」と言ってまた触ろうとしたり。(誰も怒る人はおらず笑ってた)
私が一番すごいなと思ったのは「酔っ払い」に扮した人。
人混みの中、意識もうろう千鳥足で歩いてて、周りの人は「泥酔しちゃってるよ、この人は」って呆れてたけど、私は騙されなかった。
よろよろしてるのに、ぎりぎりのところで絶対に転ばないからこの人は正気だって思った。
「違うよ、この人は正気だよ!そういう仮装をしてるんだよ!」と一緒にいた人に言いながらその「酔っ払い」をじぃぃぃぃーっと見てたら、こっち見てニヤッと笑って去っていったのでした。
二つ目は息子を連れてハロウィンの夜祭りに行った時のこと。
おっきな子どもたちが、はしゃいでちょっと笑えないイタズラしてたり。
息子はお菓子やら小さいおもちゃをいっぱいもらって、袋に入り切らないのは私のトートバッグに入れてました。
家に帰って中身を出して見てたら、おもちゃの中にものすごくよくできたトカゲがあって、それはまるで生きてるかのようにゆっくり絶妙な動きをする。
すごいな、これと思って手に乗せてつんつんしながらよーく見てたら、これおもちゃじゃなくて本物だ、ヒィィィィィー。
放り投げたかったのですが、子どもが見てるので、小さい生き物を邪険にしてはいけないと頑張って静かにテーブルに置きました。
多分イタズラでバッグに入れられたんですね。(トカゲだと思ったけどサンショウウオでした)
自分の思い出語りを始めると楽しくなっちゃって、「死」のカードから全然関係ないこと書いてしまいました。
ハロウィンはおどろおどろしいけど楽しいお祭りです。
「死」のカードも恐ろしいものではないです。
何かが終わったり、手放さなくてはならなくなった時は不安かもしれませんが、それをどう捉えてどう生きますか?って尋ねているカードです。
写真を撮ろうとしたら、風で魔女がこっちを向いてびびりました。