流れに乗ったまま、結婚してしまった

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25歳で、最初の結婚をしました。

今の感覚で振り返ると、ずいぶん若かったなと思います。

もちろん、25歳で結婚すること自体が早いという話ではありません。

僕自身が、結婚についてあまり深く考えていなかったということです。

付き合っている。

好きだった。

だったら結婚する。

僕の中では、そのくらい自然な流れだったのかもしれません。

「この人と、これから何十年も一緒に暮らしていく」

そんなことを真剣に考えた記憶が、あまりないんです。

結婚したら、どういう夫婦になりたいのか。

お互いに何を大切にしたいのか。

嫌なことがあったとき、どう話し合うのか。

そんなことも考えていなかった。

そもそも僕は、結婚する前にそういう話をする必要があることすら、わかっていなかったんだと思います。

結婚すれば、夫婦になる。

夫婦になれば、一緒に暮らしていく。

それで何とかなる。

そんな感じだったのかもしれません。

今になって昔の自分を振り返ると、

「お前、もう少し考えろよ」

と思います。

でも、当時はそれが普通だった。

少なくとも僕にとっては。

だから、

「流されて結婚した」

と言ってしまうのも少し違う気がします。

誰かに無理やり結婚させられたわけではありません。

僕が自分で結婚を決めたんです。

そこは、自分の選択です。

ただ、自分で選んだことと、ちゃんと考えて選んだことは、同じではないんですよね。

僕は結婚を選んだ。

でも、その先にある生活について、どこまで考えていたのか。

今振り返ると、ほとんど何も考えていなかったんじゃないかな。

結婚すると、恋人だった相手が毎日家にいるようになります。

生活が始まります。

ご飯を食べる。

お金を使う。

仕事に行く。

家事をする。

疲れて帰ってくる。

機嫌が悪い日もある。

考え方が合わないこともある。

恋人だったときには見えなかったことも、当然出てきます。

でも当時の僕には、

「違う人間と一緒に生活する」

という感覚が足りなかったんでしょうね。

焼き鳥のことも、そうだったのかもしれません。

僕は食べたいから買って帰る。

でも妻は、食事を用意して待っている。

たったそれだけのことでも、二人の考えていることは違う。

その違いを話すこともせず、

「なんでわからないんだ」

みたいなことを、お互いに思っていたのかもしれません。

いや、妻がどう思っていたのかは、本当のところはわかりません。

少なくとも僕は、相手の気持ちを考えるのが得意ではありませんでした。

結婚したことを、全部後悔しているわけではありません。

結婚したから経験したこともある。

楽しかったことだって、あったはずです。

ただ、その結婚が終わって何十年も経った今になって思うんです。

あの頃の僕は、

結婚したかったのか。

それとも、

結婚する流れになったから結婚したのか。

たぶん、きれいにどちらかではなかったんでしょうね。

僕は自分で結婚を決めた。

でも、結婚するということがどういうことなのかは、よくわかっていなかった。

25歳の僕は、そのまま結婚生活に入っていきました。
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