「自分の強みを探せ」が、職場で動けない人を増やしている?強み診断では見つからないWillの話

「自分の強みを探せ」が、職場で動けない人を増やしている?強み診断では見つからないWillの話

記事
コラム
キャリア系のセミナーや本で、必ずと言っていいほど出てくるアドバイスがあります。

・「ストレングスファインダーやって自分の強みを知ろう」
・「MBTIで自己理解を深めよう」

やってみると、結果を見て「まあ、そうかな」で終わります。

新しい発見はほぼない。知っていることが、それらしい言葉で出てくるだけ。

そして診断結果をみた翌日、職場での動き方は何も変わっていない。本コラムではその理由と対策についてお話ししていきたいと思います。

自己診断ツールでは「気づかなかった自分」には出会えない

ストレングスファインダーやMBTIが出してくれるのは、自分の特性の分類です。

本当に価値ある自己理解は、「まあそうだよね」の再確認ではありません。

「自分にこういう側面があったのか」という、自分でも認識していなかった発見。

これこそが、本当に行動を変える自己理解だと思っています。

そして、この発見はツールから出てくることは少ない。

経験を積むか、他者から指摘されるか。どちらかです。

実際に職場で強みを発揮できている人に話を聞くと、たいてい「誰かに言われて初めてわかった」という体験があります。

自分には当たり前すぎて気にも留めていなかったことが、他者の言葉によって初めて強みだと認識できた。

ツールは、自分の傾向を整理する助けになります。

ただ、「今の職場でどう活かすか」や「自分でも気づいていない熱量の源泉」を見つけるには、経験や対話が必要になることが多いと感じています。

そもそも、Willとは何か

私が考えるWillは、「将来やりたい職業」でも「好きなこと」でもありません。
「どんな状態のときに、自然と熱量が湧くか」です。

・仕事の中で、意識せず前のめりになっている場面
・頼まれていないのに時間をかけてしまう場面
・うまくいかなくても、また試したくなる場面

そういう「状態」のことです。

これはキャリアビジョンとも違います。

「5年後に何をしたいか」ではなく、

「今この瞬間、何をしているときに熱量が出るか」

という話です。

Willがわかると、職場の景色が変わる

「人に説明しているとき、自然と熱量が湧く」というWillを持つ営業担当の方がいました。

その方は、「営業に教える場面なんてない」と思い込み、そのWillを職場の外に切り離していました。

しかし商談の中身を細かく聞いていくと、お客様に製品の使い方を説明している場面だけ、明らかに熱量が違っていたのです。

受注できなかった日でも、

「あの説明はうまくできた」

と思える日は、翌日の仕事への入り方が変わる。

本人は気づいていませんでした。

でも客観的に見ると、そこに一番熱量が向いていた。

Willは、職場の外にあるのではなく、すでに今の仕事の中に存在していたのです。

そこに気づいてから、少しずつ仕事の設計が変わりました。

・提案資料に使い方の解説を丁寧に入れる
・商談後のフォローで使い方の補足を送る

半年後には、社内で

「あの人の提案はわかりやすい」

という評判が定着していました。

何かを大きく変えたわけではありません。

自分のWillに沿った場面を意識し、少し動き方を変えた結果が積み上がっただけです。

AIが広がる時代、「指示待ち」の仕事は消えていく


AIが得意なのは、指示されたことを正確にこなすことです。
疲れない。速い。正確。文句を言わない

「言われたことをやる」「求められることを頑張る」だけの働き方は、構造的にAIの動き方と同じです。

実際に職場では、すでに変化が始まっています。
定型作業、決まった手順の処理。マニュアル通りの対応。

これらはAIの方が速く、正確にできる。

Must(やるべきこと)だけで動いている人の仕事から、順番に代替されていきます。

これは予測ではなく、すでに進行中の変化です。

これからの時代に価値が上がる人の条件

逆に、価値が上がっていくのはどういう人か。

「自分が熱量を出せる状態」を把握し、職場が何を求めているかを観察し、その重なりを自分で見つけて動き続けられる人です。

「やれと言われたから」ではなく、

「自分が熱量を出せるし、職場にも必要だから」

という判断で動ける人。

AIは「何をやるか」を自分では決められません。

人間が方向を決めて、AIを動かす。

自分の軸がある人ほど、AIを道具として使いこなせます。

これはモチベーション管理の話ではなく、
これからの時代に生き残るために必要な話だと考えています。

熱量の出どころがわかると、職場での動き方が変わる

・強みを探すな、ではない。
強みより先に、Willがある。
Willが職場の場面と結びついたとき、強みは初めて機能する。

ツールで強みを探しても動けなかった人の多くは、能力が足りなかったわけではありません。順番が逆だっただけです。

「自分が熱量を出せる状態」が言語化されると、何が変わるか。
「なんとなく頑張る」から、「熱量が出る場面を増やす設計」に変わります。

上司に言われたことをこなすだけの毎日が、

「自分が熱量を出せる場面で、どう貢献するか」

を考える毎日に変わる。

熱量に沿った仕事の割合が増えるほど、同じ時間でも成果の質は変わっていく。

これは「好きなことで仕事をしよう」という話ではありません。

今の職場の中に、自分が熱量を出せる場面を見つけ、そこを起点に動き方を設計するという話です。

Willを起点に、今週の動き方を設計します

もしあなたが、

・自己分析をしても仕事の動き方が変わらない
・自分の強みをどう活かせばいいかわからない
・今の職場で、自分らしい活躍の仕方を見つけたい

と感じているなら、このセッションは必ずお役に立てる思います。

私が提供している90分のお試しセッションでは、以下を一緒に整理します。

【セッションでやること】
・ キャリア自走力5軸の現在地を一緒に確認・深掘り
・ 対話を通じて強みTOP3を引き出す
・ 今の職場での「勝ち筋」を設計する
・ 今週動けるアクションを1つ確定する

セッション後には「作戦書 (PDF)」をお渡しします。強み・課題・今週のアクション・実行時の不安と対策がまとまった、翌日からすぐ使えるドキュメントです。
傾聴・共感で終わらず、「今週何をするか」まで決めることにこだわっています。

事業責任者、現職BtoBマーケ戦略、マーケ講師として数百名以上を指導してきた実務経験をベースにした、現場目線のセッションです。
まずはメッセージだけでも、お気軽にご相談ください!

最後まで読んでくださってありがとうございます。
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