マックとウィンドウズ

マックとウィンドウズ

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コラム
昨日、以前の上司に会社を辞めることにしたことをLINEした。
すぐ電話がかかってきた。(笑)
「ってかさ、まだ辞めてなかったんだ?」
爆笑した。
離婚の準備中に、友人のコネで近所のスーパーに勤めて、そのまま社員になった。
新事業の店舗のオープニングスタッフになって、その時から約4年、上司と部下の関係だったけど、その後私が退職してからもずっと親しくしている。
私より年下だし、今はただの友人関係なのに、私は未だにその時の役職で彼を呼んでいる。
会社勤めをほとんどしたことがなかった私にとっては、彼に組織で働くことの基本を教わった。
4年目で、彼と私は会社のよくわからない派閥争いに巻き込まれて、私が異動になった。
新たな職場では男性社員達や新たな上司にコテンパンにやっつけられた。
新たな職場では事務員以外の女性社員は私だけだった。
パワハラにもなんとか1年耐えて、事件が起きた。
自分の職場で勤務中にパートさんが亡くなった。
ご家族に「あんたのせいでお母さんは死んだんだ。」と怒鳴られた。
くも膜下出血だったので、誤解だったのだけど、売上のためにそのパートさんに厳しく叱責してた。
1ヶ月後、退職した。
彼と仕事していた頃がずっと懐かしかったし、今もまた一緒に仕事ができればいいと思ってる。
でも、辞めてからの時間で、私たちはお互いにいろんなことを話してきたので、このまま友達で居た方がいいんだと思う。
今回も、遠慮無しにあれこれ言ってくれた。
「虫けら以下だな。もう縁切った方がいいよ、このまま。」
会話が成立しないと話した。
「あのさ、そういう人っているんだよ。大前提はひとつしかないはずなのに、そういう人はそこが元々違ってるんだよ。だからどんなに話してもかみ合わないでしょ?」
「そうなの。話しても、いつもそうじゃなくて!ってなるんだけど、そこがかみ合わないからいつも平行線。最後に話したときに、ああ、この人、根本的に違うんだ?ってなった。」
「あんただからこの表現で理解できると思うから言うけどさ。
マックとウインドウズなんだよ。同じパソコンだけど、OSが違うってやつ。」
ものすごい勢いで腑に落ちた。ストンと。
彼はいつもこういうアドバイスをくれる。
もやもや持ってる違和感を、明確な言葉にして伝えてくれる。
上司だった頃もそうだった。
一緒に進めている感覚が常にあったし、それが当たり前だと思ってた。
社長に持ってた違和感の正体がわかった気がした。
言語が違う、といつも言ってきた。
以前の後輩のAとBのどっちがおかしいかの話しにも、「あんたや社長に辞めるみたいですよ、って言ってる子の方が絶対おかしいいっしょ。何そこ、気持ち悪い会社。」とゲラゲラ笑われた。
「自分がおかしいのか?ってなってた。」
「そうそう、なるんだよ。良かったねー辞めること決めて。」
今日も朝から、今日入れてたアポのことで、どうでもいい指摘をしてきてた。
「でもさ、私の辞めさせ方をこうやって汚くしてたら、自分にとってマイナス要素にしかならないじゃん?それは考えないのかね?」
「あ、ないよ。こういう人って、起きてからどうするか?って考えるから、先のことは考えてない。」
これも激しく納得できた。
だから会社をどうしようか?今年1年はどう進めようか?の会話は全く成立しなかったし、毛嫌いするところがあった。
こっちはウインドウズならこうするでしょ、普通。と思っても、マックだから、それ普通じゃないから、とやられてきたってことだ。
「私は当然の有休を消化するって言ってるだけで、攻撃してるわけじゃないし、だからお互いに納得できて、譲って欲しいところを言って欲しいから相談したいって言ってるのに、反撃してるみたいにされてるんだよね。そもそも戦ってない。」
でもいつの間にか戦ってるみたいになってきてる。
社長とはいつもこうなる。
「一番怖かったのはね、このまま仕事してて、万が一大損害出た、誰かが怪我した、死んだってなったときに、あんたは何してたの?ってやられるのがわかってるからなんだよ。」
「なるね、確実に。辞めた方がいいよ、早く。」
彼が上司だった時、「責任者出てこい!」ってなると、事務所から「はい、私が責任者でございます。」とバーンと出てきてくれてた。
私たちは彼の後ろに隠れて、「ざまーみろ~。」とやれていた。
「だって殺されるわけじゃないからね。謝るのただだし。」
それは今も自分の中にあって、頑張らなきゃ行けない状況になったとき、思い出して開き直れた。
そういう上司の下で仕事がしたいと思った。
この人のために頑張ろうと思わせてくれるような上司。
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