こんにちは。作曲・編曲・MIXをしているaluraです。
今回は、曲作りで出てくるこんな疑問についてお話しします。
「キーCでメロディを作ったら、ファ♯が入っていました。自分では自然に聴こえるのですが、スケール外の音なので直したほうがいいのでしょうか?」
■ 自分が自然に感じるなら、そのままで大丈夫です
結論から言うと、ご自身が自然に感じていて、その響きが好きなら、スケール外という理由だけで直す必要はありません。
音楽理論には、実際の音楽で使われてきた響きや流れを、後から整理し、説明するという側面があります。
「理論の決まりに合わせること」だけが、曲作りの目的ではありません。
特に僕は、ポップスを作るうえでは、「こういう響きも面白い」「この音だから好きだ」という感覚を大切にしてよいと考えています。
スケールから外れているかどうかだけで、その音の良し悪しが決まるわけではないんですね。
■ それでも不安なら、理論の力を借りてみる
とはいえ、
「自分では良いと思うけれど、ほかの人が聴いたら変なのでは?」
と不安になることもあると思います。
そんなときには、理論の力を借りてみましょう。
音楽理論は、先人たちが積み重ねてきた音楽の知恵でもあります。自分が自然に感じた響きを、どのように説明できるか考える手がかりになります。
例えば、キーCでファ♯が出てきたとしても、前後のコードやメロディによって、その音の役割は変わります。
■ ファ♯を含むコードとして考えてみる
キーCの基本的なコードには、Dmがあります。
Dmの構成音は「レ・ファ・ラ」ですが、ファをファ♯に変えると、Dメジャーの「レ・ファ♯・ラ」になります。
例えば、
Am → D → G → C
という流れです。
ここでは、Dのコードにファ♯が含まれています。スケール外の音ですが、その音を含むコードからGへ進む流れとして考えることができます。
ただし、伴奏でDmを鳴らしたままメロディにファ♯を置く場合と、伴奏もDにする場合では、響き方が変わります。メロディの一音だけでなく、そのときのコードも一緒に見てみることが大切です。
また、
F → F♯dim → G
のように、コードの間を半音でつなぐ形もあります。
この場合も、ファ♯だけを取り出して「スケール外だから間違い」と考えると、前後の流れを見落としてしまいます。
コード自体は変わらず、メロディが次の音へ向かう途中で、一時的にスケール外の音を通る場合もあります。
同じファ♯でも、使われ方は一つではないんですね。
■ 理論は、気に入った響きを理解するためにも使える
いつものコード進行から少し変えて、曲に違う風味を加えたい。
そんなとき、スケール外の音が、その曲らしい響きを作ってくれることもあります。
まずは、自分がその音をどう感じるかを大切にする。不安があれば、前後の流れやコードとの関係を、理論で整理してみる。
僕は、そんなふうに理論を使っていただければと思っています。
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「この音は自然に聴こえるけれど、なぜなのか知りたい」
「自分のメロディとコードが合っているか確認したい」
そうした疑問も、レッスンで実際の音を確認しながら、一緒に整理できます。
気になる箇所や具体的な質問を添えて、お気軽にお問い合わせください。