こんにちは。作曲・編曲・MIXをしているaluraです。
前回は、「まずは白鍵の7つの音で曲を作ってみよう」というお話をしました。
今回はその続きとして、コードとメロディの関係について。
今日は、普段のレッスンでお話ししている内容を、少しだけご紹介します。
■ メロディは「声」、コードは「表情」
曲作りでは、メロディとコードは切っても切れない関係にあります。
僕はレッスンで、この関係をアニメにたとえて説明しています。
メロディは、声優さんの声。
コードは、その登場人物の表情や動きです。
たとえば、「殴ったな! 親父にもぶたれたことないのに!」というセリフ。
怒った顔で言うのと、なぜか笑顔で言うのとでは、受け取る意味が変わりますよね。
同じように、メロディも、組み合わせるコードによって聴こえ方が変わります。
もちろん、曲の印象にはリズムや音色なども関わりますが、まずは「コードはメロディに表情をつけるもの」と想像してみてください。
■ 僕は、表情やストーリーから考えます
セリフから場面を考えるように、メロディを先に作る方法もあります。
ただ、僕は先に表情やストーリーを考えておく方が、メロディも作りやすいと感じています。
その土台になるのが「コード進行」です。
コードをどんな順番で並べるかによって、曲の表情が移り変わっていく。
その流れに合わせてメロディを考える、というのが僕の作り方です。
■ そもそも、コードって何?
コードとは、和音のことです。
まずは前回と同じく、白鍵の「ドレミファソラシ」で考えてみましょう。
ドを押して、一つ飛ばしてミ。
さらに一つ飛ばしてソ。
この「ド・ミ・ソ」を重ねると、「C」というコードになります。
同じように、レからなら「レ・ファ・ラ」、ミからなら「ミ・ソ・シ」。
上のドやレも使いながら、白鍵を一つおきに3音ずつ重ねていきます。
すると、次の7つの基本のコードができます。
・C:ド・ミ・ソ
・Dm:レ・ファ・ラ
・Em:ミ・ソ・シ
・F:ファ・ラ・ド
・G:ソ・シ・レ
・Am:ラ・ド・ミ
・Bdim:シ・レ・ファ
コードにはほかにも種類がありますが、今回はこの7つから始めてみましょう。
白鍵の7つの音でメロディを考え、この7つのコードを並べて伴奏を作る。
これで、曲作りの材料がそろいます。
■ どんなコード進行を使えばいい?
では、どんな順番でコードを並べれば、どんな表情になるのでしょうか。
そこでお勧めしたいのが、自分の好きな曲を調べてみることです。
U-FRETなどでコード譜を探したり、DAWの解析機能を使ったりする方法があります。Logic Proにも、音源からコードを解析する機能があります。
そして、前回お話ししたように、メジャーキーの曲なら、まずはキーCにそろえて見てみます。
ただし、Cに移しても黒鍵を使う曲はあります。
最初は、白鍵の音でできた基本のコードが中心の曲や、短い一部分から取り組むと、整理しやすいと思います。
■ 「なぜグッとくるのか」を、自分の言葉にする
好きな曲のサビを聴いて、
「ここで、なぜこんなにグッとくるんだろう?」
と感じたら、その部分のコード進行を見てみてください。
もちろん、メロディやリズム、それまでの展開も関わっています。
その中で、コードの流れがどんな役割を果たしているのか、耳を向けてみます。
そして、そのとき感じたことを、自分の言葉にしてみてほしいんです。
「少し切ないけれど、前に進んでいく感じ」
「ここで急に視界が開ける感じ」
「帰ってきたような安心感」
これは、説明の例です。正解の言葉を探す必要はありません。
大切なのは、自分にはどう聴こえたか。
その感覚を、コード進行と結びつけて覚えていくことです。
■ 名前だけでなく、その中身を感じてみる
コード進行には、「カノン進行」や「4536」のように、名前や数字で呼ばれる定番の形があります。
整理して覚えるには便利ですが、名前を覚えたところで終わらずに、
「自分は、この流れの何が好きなんだろう?」
というところまで感じてみてください。
同じコード進行でも、人によって感じ方や、惹かれる部分は違います。
その「自分はこう感じる」という感覚が、曲作りのオリジナリティを育てる一つの土台になると、僕は思っています。
まずは、好きな曲の好きな部分を一つ。
コードを鳴らしながら、その表情を自分の言葉で捉えてみてください。
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好きな曲のコード進行を調べたり、そこから感じたことをご自身の曲作りにつなげたり。一人ひとりの理解に合わせて、一緒に取り組んでいきます。
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